独りよがりの愛は二度終わる
現に後に諦める事になったとは言え、マリーに探偵になって欲しいというような気持ちや考えを持っていた事だ・・・新一の思う探偵とは他の探偵とは違い事件に出会いそこで用いられるトリックを解明する物であり、場合によっては犯人やその一味と殺される可能性のある争いにもなり得るのだ。
こんな普通の人間なら難解であることもだが危険な職業に就くなんてことを望む筈ないだろうに、新一は自分の子どもなんだからとかそう出来る能力があるならというように考えていたのである。それもまだ一桁の子ども相手にである。
この事にある意味では男女関係なく物事を見ているというか、蘭を始めとして男より強い女という存在が少なからずいることもそうだが、蘭の口から世良という強くて探偵としての能力も新一に見劣りのするような物ではない女性の存在がいたことを聞いて、新一は女性探偵という在り方は別に有り得る物だというように考えるようになったのだと見たのである。マリーの見た限りでの新一の性格なら女が探偵をするのはちょっとと、女性蔑視をするわけではないにしても危険だから止めておくようにと言いかねないのを変えたのは世良という実例があったからだと。
しかし世良という実例に加えてマリーの能力があったという事実が加わったからと言っても、年端の行かない子どもを相手にして探偵になってほしいと願う・・・一応言われて諦めるくらいには割り切りがいいという部分を考慮したとしても、あまりにも自分の子どもなのだからこうなって欲しいという欲求が強いと感じてしまったのだ。優作の孫という立場で自分の子どもであるからこそ、マリーにも自分達のように推理や探偵に興味関心があってほしいという欲求が。
しかしそれが嫌なのはマリー自身の経験もあってハッキリと拒絶したのであるが、もし自分のような特殊な形で生まれた訳ではない子ども・・・それも男ではなく女の子が生まれたらどうかと考えてみると、とても良好な関係を築ける筈がないとマリーは感じたのである。新一としては普通の親子としての関係を築けているつもりかもしれないが、とてもそうではないというようにだ。
なら何故そうなるのか・・・それは今の自分でも相当に感じてきたことだが、探偵やら推理やらに興味のない子どもに対して新一としては危険にさせないためだとか、言葉では愛しているだなんて口達者に言いこそはするが・・・その実として探偵としてありたいという気持ちを阻まれたくないから、完全な休日であり蘭と向き合う時間に満足しなければ子どもと向き合う事など優先することなどないだろうと見たからだ。
この辺りは自分が親として子どもを愛している事には違いないし、自分の子どもならそれを分かるだろうというように言うだろうと予測がつくが・・・子どもとして本当に親が子どもを愛していると分かるのはいざという時の態度もそうだが、普段の態度からどれだけ子どもを気遣っているだとか愛しているのかを感じられる事をしてきてくれたのか・・・そこにあると前世の最期の時に感じた物であった。
その点で言ってしまうと新一の行動はただ気持ちはあるし言葉にしてほしいならいくらでも言えると言いつつも、普段の態度に全くそれらを見せないし改善してほしいと言っても分かるならいいだろうというように言うという、怠惰極まりない形で済ませるだろうとマリーは見たのだ。探偵としての依頼をされているんだからそれらを何よりも優先したいという気持ちから、愛していると言えばそれで済むし分かってくれるだろうからと。
しかしマリーも体が小さな頃に周りの子どもだけの環境に苦労しつつも子どもと関わってきたから分かるのだ・・・普通の子どもというのがそんな親が愛しているなんて言葉にせずとも分かるからこそ我慢するといった成熟した考えを持っているわけがないというか、そんなことが出来ないからこそ子どもという存在なのだということを。
だからこそもし新一が自分ではない普通の子どもを持ったならに、それが探偵や推理に興味のない子どもだったらの結果の予想が出来たわけである。まず間違いなく新一とその子どもの間でのコミュニケーションはろくに取れないといったような状態になり、いかに蘭が頑張ろうが子どもの気持ちに寄り添おうと依頼に向かうのを抑えるなどして子どもと向かい合う為の行動に移そうとしないだろうから、男の子でもそうだろうが女の子なら尚更に外面がいいだけのクソ親父だというように言っていて、新一もそうだが蘭とも関係性が悪くなると共に新一と蘭の関係も悪くなっていた可能性は高いだろうと・・・
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こんな普通の人間なら難解であることもだが危険な職業に就くなんてことを望む筈ないだろうに、新一は自分の子どもなんだからとかそう出来る能力があるならというように考えていたのである。それもまだ一桁の子ども相手にである。
この事にある意味では男女関係なく物事を見ているというか、蘭を始めとして男より強い女という存在が少なからずいることもそうだが、蘭の口から世良という強くて探偵としての能力も新一に見劣りのするような物ではない女性の存在がいたことを聞いて、新一は女性探偵という在り方は別に有り得る物だというように考えるようになったのだと見たのである。マリーの見た限りでの新一の性格なら女が探偵をするのはちょっとと、女性蔑視をするわけではないにしても危険だから止めておくようにと言いかねないのを変えたのは世良という実例があったからだと。
しかし世良という実例に加えてマリーの能力があったという事実が加わったからと言っても、年端の行かない子どもを相手にして探偵になってほしいと願う・・・一応言われて諦めるくらいには割り切りがいいという部分を考慮したとしても、あまりにも自分の子どもなのだからこうなって欲しいという欲求が強いと感じてしまったのだ。優作の孫という立場で自分の子どもであるからこそ、マリーにも自分達のように推理や探偵に興味関心があってほしいという欲求が。
しかしそれが嫌なのはマリー自身の経験もあってハッキリと拒絶したのであるが、もし自分のような特殊な形で生まれた訳ではない子ども・・・それも男ではなく女の子が生まれたらどうかと考えてみると、とても良好な関係を築ける筈がないとマリーは感じたのである。新一としては普通の親子としての関係を築けているつもりかもしれないが、とてもそうではないというようにだ。
なら何故そうなるのか・・・それは今の自分でも相当に感じてきたことだが、探偵やら推理やらに興味のない子どもに対して新一としては危険にさせないためだとか、言葉では愛しているだなんて口達者に言いこそはするが・・・その実として探偵としてありたいという気持ちを阻まれたくないから、完全な休日であり蘭と向き合う時間に満足しなければ子どもと向き合う事など優先することなどないだろうと見たからだ。
この辺りは自分が親として子どもを愛している事には違いないし、自分の子どもならそれを分かるだろうというように言うだろうと予測がつくが・・・子どもとして本当に親が子どもを愛していると分かるのはいざという時の態度もそうだが、普段の態度からどれだけ子どもを気遣っているだとか愛しているのかを感じられる事をしてきてくれたのか・・・そこにあると前世の最期の時に感じた物であった。
その点で言ってしまうと新一の行動はただ気持ちはあるし言葉にしてほしいならいくらでも言えると言いつつも、普段の態度に全くそれらを見せないし改善してほしいと言っても分かるならいいだろうというように言うという、怠惰極まりない形で済ませるだろうとマリーは見たのだ。探偵としての依頼をされているんだからそれらを何よりも優先したいという気持ちから、愛していると言えばそれで済むし分かってくれるだろうからと。
しかしマリーも体が小さな頃に周りの子どもだけの環境に苦労しつつも子どもと関わってきたから分かるのだ・・・普通の子どもというのがそんな親が愛しているなんて言葉にせずとも分かるからこそ我慢するといった成熟した考えを持っているわけがないというか、そんなことが出来ないからこそ子どもという存在なのだということを。
だからこそもし新一が自分ではない普通の子どもを持ったならに、それが探偵や推理に興味のない子どもだったらの結果の予想が出来たわけである。まず間違いなく新一とその子どもの間でのコミュニケーションはろくに取れないといったような状態になり、いかに蘭が頑張ろうが子どもの気持ちに寄り添おうと依頼に向かうのを抑えるなどして子どもと向かい合う為の行動に移そうとしないだろうから、男の子でもそうだろうが女の子なら尚更に外面がいいだけのクソ親父だというように言っていて、新一もそうだが蘭とも関係性が悪くなると共に新一と蘭の関係も悪くなっていた可能性は高いだろうと・・・
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