独りよがりの愛は二度終わる
「ねぇよな、そりゃ思い出なんてな。だってお前は今言ったように自主的にマリーの元になんざ来ることは無かったんだからな。その他の時は大抵仕事ばっかりだったってのもそうだが、仕事がねぇ時に蘭からマリーや俺に会いに行こうって言われても結構な割合で断る事もあって、誕生日やら運動会やらといったイベントなんかに顔を見せることなんざほぼほぼなかったことからよ」
「っ・・・!」
更にそこで小五郎が思い出があるわけがない理由についてをハッキリ口にすると、新一はただただ何かを言いたげに歯を食い縛る以外になかった。言われたことは事実以外に何も無かったことに。
・・・優作達は新一が高校の頃から新一を日本に一人置いて海外での暮らしを続けていて、今もそれは変わらないがそれでもマリーが生まれてからは比較的に日本に帰る頻度は増えることになった。以前だったら年末年始に日本で長期休暇といった期間の時でも帰ってこないことはザラだったのだが、用事がある時も含めて優作達はそういった時には必ず日本に帰るようにしていたのである。この辺りはやはり子どもではなく孫という存在に対しての気持ちが目覚めたからと言えよう。
特に有希子に関してはマリーが女の子というのもあって、帰って来る度に非常に可愛がると共に写真を共に撮る事を好んでイベントの度に写真に写っていった・・・それこそ新一が仕事が忙しいということもだが、忙しくなくても蘭からの誘いに乗らずにマリーの元に行かないなんてことを繰り返し、本来なら写真に写る数が多いのは新一になるのが普通なのにそれが逆転するくらいにだ。
この辺りで新一が仕事が忙しかった部分があったのは確かではあったが、それでも依頼のない休日と呼べる日は全くなかった訳ではなかったのだが・・・そこで蘭とマリー達の元に全て行くと言ったような事をしなかったのは、疲れていたこともないわけではなかったが一人の時間を取りたいからでもあった。蘭との時間を望んでこそいるがその一方で、一人でゆっくりしたいといった気持ちもあったが為に。
そういったように考えると蘭と二人でいたいという気持ちと一人で過ごしたいというのは矛盾しているのではないかと思われるかもしれないが、これは新一としては先に言ったような高校からの一人暮らしでの時間を過ごしていた経緯もあって、一人で過ごす時間というものを心地良いといった考えがあってである。何をするにも自由でいて誰にも邪魔されず、気を揉まずにいられる時間というものを。
だから新一としてはたまにの蘭がマリー達の元に行くからで自分の所から離れる事はスパイス的な考えもあったが、たまになら一人になれるから心地良いという考えもあったから全部断る事は流石に良くないと思いつつも、それでも一人でいれる時間が欲しいと思うことが多かったことからマリー達の元に行くのを断る事の方が多かったのである。
だがそうした結果としてただでさえ探偵としての仕事が不定休で忙しい事に加えて、たまにの完全な休日でも自分の気持ちを優先し過ぎた結果としてマリーの誕生日だとか運動会だとかのイベント事にも全く参加することはなく、結果として普段海外住まいの優作達にすら思い出作りにアルバムの写真の数で負けているという現実に繋がっていると言われ、新一は言葉を詰まらせるしかなかったのである。実際に新一からしてマリーとの思い出が沢山あるというように思えないと・・・
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「っ・・・!」
更にそこで小五郎が思い出があるわけがない理由についてをハッキリ口にすると、新一はただただ何かを言いたげに歯を食い縛る以外になかった。言われたことは事実以外に何も無かったことに。
・・・優作達は新一が高校の頃から新一を日本に一人置いて海外での暮らしを続けていて、今もそれは変わらないがそれでもマリーが生まれてからは比較的に日本に帰る頻度は増えることになった。以前だったら年末年始に日本で長期休暇といった期間の時でも帰ってこないことはザラだったのだが、用事がある時も含めて優作達はそういった時には必ず日本に帰るようにしていたのである。この辺りはやはり子どもではなく孫という存在に対しての気持ちが目覚めたからと言えよう。
特に有希子に関してはマリーが女の子というのもあって、帰って来る度に非常に可愛がると共に写真を共に撮る事を好んでイベントの度に写真に写っていった・・・それこそ新一が仕事が忙しいということもだが、忙しくなくても蘭からの誘いに乗らずにマリーの元に行かないなんてことを繰り返し、本来なら写真に写る数が多いのは新一になるのが普通なのにそれが逆転するくらいにだ。
この辺りで新一が仕事が忙しかった部分があったのは確かではあったが、それでも依頼のない休日と呼べる日は全くなかった訳ではなかったのだが・・・そこで蘭とマリー達の元に全て行くと言ったような事をしなかったのは、疲れていたこともないわけではなかったが一人の時間を取りたいからでもあった。蘭との時間を望んでこそいるがその一方で、一人でゆっくりしたいといった気持ちもあったが為に。
そういったように考えると蘭と二人でいたいという気持ちと一人で過ごしたいというのは矛盾しているのではないかと思われるかもしれないが、これは新一としては先に言ったような高校からの一人暮らしでの時間を過ごしていた経緯もあって、一人で過ごす時間というものを心地良いといった考えがあってである。何をするにも自由でいて誰にも邪魔されず、気を揉まずにいられる時間というものを。
だから新一としてはたまにの蘭がマリー達の元に行くからで自分の所から離れる事はスパイス的な考えもあったが、たまになら一人になれるから心地良いという考えもあったから全部断る事は流石に良くないと思いつつも、それでも一人でいれる時間が欲しいと思うことが多かったことからマリー達の元に行くのを断る事の方が多かったのである。
だがそうした結果としてただでさえ探偵としての仕事が不定休で忙しい事に加えて、たまにの完全な休日でも自分の気持ちを優先し過ぎた結果としてマリーの誕生日だとか運動会だとかのイベント事にも全く参加することはなく、結果として普段海外住まいの優作達にすら思い出作りにアルバムの写真の数で負けているという現実に繋がっていると言われ、新一は言葉を詰まらせるしかなかったのである。実際に新一からしてマリーとの思い出が沢山あるというように思えないと・・・
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