独りよがりの愛は二度終わる

ただそこで新一は今回の喧嘩の原因についてを考えて、同じ轍を踏むような事はしないように無理矢理な事はしないようにしようと決めた。今の時点で蘭と酷い言い争いになった上でいい機会が得られたというのに、それでまた喧嘩だとか離れるといった事になるのは望む所ではないから、多少微妙な気持ちにはなるが蘭を自由にさせないとまたこうなりかねないからと。

だから少し時間を取った後で新一は蘭と話をして自分の非を認めつつ、仲直りの為にもだがマリーの為にもしばらく時間を二人で共に過ごした上で、ずっと共にいるというよう無理強いはしないといったように言って、蘭は自身も悪い部分はあるし話に納得出来たからしばらくはそうするというように返した。この辺りは普通の時の蘭だったら何かしら否定を返していただろうが、まだ動揺覚めやらぬといった状態だったことからそうするとだ。

そうして新一と蘭の二人での暮らしに活動を始めるのだが、そこからは最初はどういったようにするかの試行錯誤もあったことから喧嘩も多かったが、今度こそは失敗出来ないと思った新一はそういったことについてを改善をしていって、喧嘩は次第に減っていく事になっていって仲も安定するようになっていった。

まぁこれには蘭をある程度自由にさせると共に二人だけではなく、依頼がない時に限りではあるが小五郎の元に行ってマリーと会うようにしていったこともあった。最初は依頼がない時であっても蘭だけが小五郎達の元に行くことばかりであって、その行動に仕事があって疲れてるのは分かるけどマリーに会いたいだとか思わないのかということで、度々喧嘩をしてきたからだ。

この事に新一としてはマリーがしっかりしていることもだが今の小五郎は孫が相手だからということに加えて、自分という探偵の活躍を見聞きしていることから別に会って話したりしなくていいと思っていたのだが、蘭があまりにも会わなすぎる事についてを指摘されて喧嘩になったことから、喧嘩をしないようにと共に会いに行くようにしたら喧嘩をしなくなったのでこれで良かったのだと、仕事がなくて蘭に誘われた時に全部が全部というわけではないが会いに行くようにしたのである。

・・・それでそうした風に時折蘭が離れて行動したりマリー達に会いに行ったりする以外では、蘭と時間を共にしながら依頼をこなしたり日々を過ごしていって、こうしてマリーが就職という段になるまで新一は充実した気持ちを持ち続けていた。たまに二人ではなく一人で活動する時もたまにはのいいスパイスというように思えた上で、マリー達に会いに行くのも親として務めを果たしていることを実感しているというようになれたことでだ。

だから新一としては就職したマリーの事は祝う気持ちもあったし蘭が望めばたまには会いに行って、親子の時間を過ごすくらいして後は二人の時間を過ごすようにしようというよう漠然と程度に考えていたのだが、ここで小五郎から二人きりの場に連れられることになっているのである。とても友好的とは言えない様子で・・・









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