自ら選択した前と違う別れ

そういうように言うようにしたのもだが直接会って話すような形にしたのは何故かと言えば、一度面と向かって顔を合わせる形を取っておいた方が断然にいいと見たのだが、それで二人が二人の思うように話をさせたらまた喧嘩になって離婚が遠のく可能性が一気に高まると見たからだ。

この顔を合わせるというのがいいという理由についてはそうせず離婚届だけを書かせるようなことをすると、以降に何かフランクリンが起きた場合に離婚したからなんだと言いかねない可能性があるからだ。なんだかんだで自分達は家族だったのだし紙切れ一つで切れる関係ではないだろうというようにだ。フランクリンならそうしかねない可能性は無いとは言い切れない。

ならそうさせないように完全に行動を制御出来る訳では無いが、格段にそう出来るようにするにはどうすればいいのかというのが直接顔を合わせての話し合いであり、先に出たようなその時に二人に申し訳無いという空気を滲ませるといった物であった。

これに関して話すと二人もすぐに納得するのだが、ルルーシュはそこで相手にも出来る限りはそういったような雰囲気にさせるようにするから、責めるような事は言わずに粛々と話を進めるようにして欲しいと言うのだが・・・ここでフランクリンには言わず、ヒルダにだけ言ったことがある。それはフランクリンの不倫や愛人の事は離婚の話し合いの際、絶対に口にしないようにしてほしいということだ。

これはフランクリンに不倫の事を認めてもらった上で有責の形で離婚するというようにするのが、どれだけ難しいというか確実に相当にゴネるどころか話し合いをすることすら拒否される可能性が非常に高いということからだとルルーシュは説明し、ヒルダも確かにそうなるだろうというように納得した。フランクリンなら開き直りから動きかねないと。

そうヒルダに納得してもらった所でフランクリンが有責の離婚にならないのを引き換えに、後の平穏を取るためにそこを追求しないでほしいのもだがもし以降にフランクリンが何か起こしたのなら、徹頭徹尾自分は何もそれらの事を知らないといった態度を貫けばまかり通って逃げられる可能性は高くなる・・・というようにルルーシュが言えば、ヒルダも納得したのである。下手に知っていたと言えば面倒になる可能性が高いということに。

だからそうしてヒルダに納得してもらった上でフランクリンにも話をしていったのだが、こちらは簡単に済んだ。ルルーシュが事実を知りながらもさもフランクリンにお労しいといったように伺いを立てる様子を見せつつ、自分も協力するからいい機会だから離婚するべきだと言えばすぐに飛び付いたのである。明らかに打算で動いていてカミーユやヒルダに対しての気持ちなど一切無い浅ましい様子を見せながらだ。

ただそんな姿を見てもルルーシュは何も言わずに話をしていくのだが、雰囲気を作るようにと言った後でヒルダにだけ言った事があるようフランクリンにだけ言った事がある。それは今の相手との関係についてを離婚してから少しの間でいいから抑えてほしいということだ。

これは今の時点でも写真を撮られるくらいになっているのだが、この事を表沙汰にする気は自分にはないけど周りがそれを沈黙している保証がないから、離婚の事が完全に済んで落ち着くまではそうしないと婚姻関係が続いている時からの不倫だというように突き付けられる可能性があるというように言った。そうなれば自分が庇う事なんて出来るわけがないし、ヒルダさんに何か追求されたら勝ち目は相当に薄いから少し大人しくしてほしいと。

そんな事を言われてフランクリンもすぐに神妙な表情を浮かべて納得して頷いて終わったのだが、勿論というかルルーシュはフランクリンの為を思ってそんなことを言ったわけではない。これはフランクリンの愛人だとかの問題が後に再燃するような事になり、カミーユに後にそれらが降りかかるような事態になるのを避ける為だ。

ヒルダには兄から噂を聞いた云々といったようなことを聞いたが、あれはあくまで方便でありカミーユがフランクリンなら愛人を作っている可能性は高いと見て調べたら、結果はそうだったという物だったからフランクリンの周りでどういうように見られているのかはハッキリは分からない・・・だがだからこそ以降に何が起きるか分からないという懸念があった。

故に様々な可能性を減らす為に愛人の事を少なくとも離婚の事が落ち着くまで慎重に行くように言えば、フランクリンも打算的な考えから慎重に行くだろうと見てルルーシュはそのように言ったのである。









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