自ら選択した前と違う別れ

「その理由を話す前にそもそもの事を言わせてもらいますと、今回こうして話をすることにしたきっかけはカミーユと二人の関係について、自分が高校卒業すると共に離婚してもらった方がいいんじゃないかと話が出てきたことからになります」
「・・・そうなの、カミーユ?」
「はい・・・」
それでルルーシュが詳しく話をする・・・前にカミーユがきっかけだというように言うと、ヒルダが確認するような視線と声を向ける様子に重く頷き返す。
「・・・僕としては前は二人に仲良くなってほしいというように思っていました。けれど日本に来る前からもそうですが日本に来てからは住む場所を各々で借りる形でほとんど顔も合わせなくなり、そうなってほしいという気持ちはあってももう無理だというように考えていたんですが、だからこそ僕はもうそういうことならいっそ二人には高校卒業といった折に離婚してもらった方がいいんじゃないかと思ったんです。そこをきっかけにするべきじゃないかと」
「そして俺はそういったことを話されることになったんですが、そこで俺はフランクリンさんが写真に写った女性とそういった噂が流れ出しているといった事を、兄から本当かというように聞かれたんです」
「あ、兄・・・!?」
そこからカミーユがいかに自身が考えていったかを話していった上で自分も話を聞いたというルルーシュだが、そこで兄という単語にヒルダは若干戦慄したように声を漏らす・・・ルルーシュの兄という存在は異母兄弟という形で何人かいるが、誰かに限らずルルーシュも含めてその父がヒルダ達の企業の代表ということを考えれば、フランクリンの浮気の事がルルーシュ達の父に伝わっているのかというよう。
「まぁその時は俺はそういったことは聞いていないとは一応答えはしたんですが、そんな噂が流れているというくらいにはなっているとなると、俺も少し気になってどうなのかを調べようと時間を取ったんですが・・・その結果はそこに写っている通りになりますが、ここで問題になるのは今の時点でも噂が流れているのにそれらがハッキリと白日の元に晒されたらどうなるのか・・・です」
「っ・・・もしそうなったら、どうなると言うの・・・?」
「昔はあぁだったからとかそういったような事は誰もやってる事だから別にいいだろうと開き直るだとか、父のやってきた事はどうなのかみたいに盾にすることは出来ないでしょう。それらが表沙汰になるということは周りの人達もある程度は見て見ぬふりをするだとか、空気を読んで何も言わないようにとしていたかもしれませんけれど、フランクリンさんの人格に関してを失礼を承知で言わせてもらうと愛想よく人と接して味方が出来るような人ではないですからね」
「っ・・・そうなったらその時はあの人を追い落とすような体勢が整ってるだろうから、企業があの人を擁護するような事はしないのが目に見えるわね・・・」
その声に知らないと答えつつも調べた結果についてがそれだと言った上で事実が明らかになったらどうなるか・・・それらを話していくルルーシュに、ヒルダもたまらず否定出来ないというように表情を苦く歪めながら理解してしまった。フランクリンの性格もだが人との付き合い方はヒルダも昔から見ていて知っているが、上の人間はともかく同じくらいだったり下の立場の人間に対して威圧的でいて優しいといったような態度を取る事はまずなく、慕うだとか友好的にフランクリンを見てくれる人物がいるとは思えないからこそもしもの事・・・フランクリンの浮気が表沙汰になったなら誰も味方しないどころか、フランクリンを追い出す方に周りが揃って舵を取る可能性が高いと感じて。









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