光が強まれば強まる程に影も濃さを増す

「まぁ高校まで一緒にいた奴らについちゃそんなもんだからまずバレることはねぇだろうが、ネット上の奴らは工藤が事件を解決するだとか出会ったって度に騒ぐ事になっていって、それで工藤やら毛利やらを始めとした奴らはその度に曇ることになるだろう・・・そしてそういった声に対して下手に釈明をすること自体が望まれないとなりゃ、もう工藤としちゃ今のままで進むしかねぇだろうが現状維持してりゃそれで済むほど甘くはねぇだろうよ」
「・・・もう前のように探偵という英雄だって風に疑いなく見られないなんて状態にならなくなったのに、そういった何も知らないといったような態度を続けていればいるほど口コミのサイトに掲示板に書き込んでいるような人達が増えていって、より工藤さんに対して良くない気持ちを持つ方が増えていくという光景が花宮さんには見えるというんですよね・・・」
「あぁ。それに今はまだそういったサイトだったりは表には出てはいねぇかもしれねぇが、それがいつまでも表に出て来ないとも限ったもんじゃねぇ・・・まぁ他にも工藤達にとって良くねぇ事態になる可能性はどこかしらに転がってるだろうが、それもこれも全部テメェという探偵が事件を解決した際に出る光で影なんか出るわけねぇというように思って来たことからだ。後はその影が想像してたより遥かにでかいことに気付いた時に工藤達がどうするかにどう出来るかだが・・・まぁどうなろうが巻き込まれたらろくな事にならねぇのは目に見えてるから、それを避けるには放置する以外の選択肢はねぇんだがな。フハッ」
「「・・・」」
そして花宮が以降に起き得る可能性についてを話していくのだが、当人は新一に待ち受ける困難を愉快だというように笑う中で黒子と高尾は微妙に表情を歪める以外になかった。花宮の性格が歪んでいることは知ってはいたが、言っていることは間違っていないと感じているためにどうしていいかというように・・・


















・・・そうしてその花宮達三人の話し合いは終わり、以降は新一との関係は新一が再び黒子達の所属する興信所に助けて欲しいというような依頼をされなかった為、繋がることはなかった。

ただそれが本当に新一からして大丈夫だった為か、ただの強がりから連絡をしないと思ったのか、はたまたもう誰かに連絡をする考えすら浮かばないくらいにてんやわんやといった状態なのか・・・その事に関しては花宮達は気にしないことにした。たまに見るメディアが発表した新一の顔は表向きは何も気にしていないといったようや、以前と変わらないというような様子だった為に。

ただその新一の内心はどうあれそういったような行動を取れば取るほどに影は強まっていく・・・探偵としての動きを変えられないからこそ、人々の新一の見る目が次第に変わっていくこと及びいずれ光を凌駕する勢いでそれらの声が広がる可能性は・・・









END










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