光が強まれば強まる程に影も濃さを増す

「工藤さんがそんな風に見られたくないという気持ちになられているのは分かります。ですが今言ったようなことを言ったとしても工藤さんの思ったように皆さんが考えてくれるとは限りませんし、現にこの興信所や他の興信所に探偵事務所に来る依頼者の方々の中には少なからず口コミのサイトでの工藤さんの事を出して、こっちに来るようにしたと言っていた人がいたとのことです」
「なっ・・・!?」
「これに関してはウチの興信所以外の所は高尾が話を聞いたとのことですが、工藤さんが依頼者の数が減り出したといった辺りからウチやそういった他の所に以前より人が来るようになったと、この数ヶ月の中で別の所の人と会ったり連絡する中でよく聞いたと言っていました。時期として見るとちょうど工藤さんの依頼が無くなりだした辺りですね」
「ど、どうしてそんなことになったんだよ・・・!?」
「その辺りに関しては依頼が無くなりだす少し前くらい辺りからなんですが、匿名掲示板で工藤さんの事に関して色々言われているのを確認しました。主に高校生の時からもそうだったけれど、ちゃんと探偵になってからは一層事件に出会い過ぎているんじゃないかといったことをです」
黒子は新一に分かると言いつつも声色を変えずに淡々とそこから新一の元に行かず他の所に人が流れてる事を話していき、驚きと共に何故と口にした事にタブレットをフリックして別の画面を見せる。
「ここに関しては全てを見てもらうには時間が足りないのでこういった物があるという紹介程度に留めますが、その中身というか態度はふざけるだとか悪ノリといったような言葉が主ですけど、それでもその掲示板は工藤さんが事件を解決する度に盛り上がっていたんです。それこそ今言ったように事件に出会い過ぎなんじゃないかというように」
「それは仕方無いだろ!事件が起きたから俺は解決してきただけだ!」
「落ち着いてください工藤さん。ここで僕に叫んでも意味はありませんし、そういったように言われるのは不本意だとか訴えるというように言おうとしても、この手の掲示板にコメントした人達もそうですが見ていただけの人も不特定多数になりますので、コメントした人ならまだしも見ていただけの人を特定なんて出来ないだろう上で・・・そんな事をすれば一層その掲示板の人達は盛り上がる事だろうと思われます。今その掲示板の事を知った上でそんな声を出した人達に声明を出すとか抗議をするといった事をしたら、そういった態度をからかうだとか面白がるような事を言う人達が現れかねません」
「っ!」
そして掲示板が映った所で操作を止めつついかにそこの者達が話していたのかを黒子が口にしていくと、新一はすぐに激昂して返すのだが分かってもらいたいと行動を起こしてもまず待ってるのは更に新一にとって不本意な事態・・・というように返され新一はたまらず声を詰まらせてしまった。
「そして仮にそれでもと自身に不本意な事を言った人達に開示請求だとか謝罪を求めるといったことをしても、そういった人達が素直にすみませんでしたと謝るといったことをするとは限りませんし、仮にそれでもそうさせると意気込んで動こうとしたならそれだけの労力にお金に時間といった物を注ぎ込まないといけません。そしてそういった対象が増えれば増えるほどそれらは増していく事になるでしょうが、数十人程度でも相当にキツイと思われますが百に千といった単位まで来れば仕事どころか、プライベートも大いに台無しになるくらいの物になるのは興信所の職員としての経験から容易に想像が出来ます」
「っ・・・!」
更に続けざまに興信所の職員としての経験からと話をする黒子の言葉に、新一はたまらず苦い顔を浮かばせるしかなかった。下手に行動した場合のまずさについてを聞いて。









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