端から見た者と当事者の感じ方のズレ

「まぁそういうわけだ・・・散々話はしたが今更探偵を辞めるといったことをさせようとしたら却って面倒な事になりかねんだろう上で、あいつの事についてを言われたから僕はついででこの話をしただけだ。だから今言ったことについては二人に話すな。どうせ新一は探偵を辞めるなどという判断など自分からは出来んだろうし、仮に本当に事件やら厄介事が起こらなくなったら二人の仲が終わりかねん可能性を言っていて本当にそうなったのなら、面倒以外の何物にしかならんのは目に見えているからな」
「っ、分かったわ・・・私も別にそんな事になるなんて嫌だから、わざわざそう言うつもりはないわ・・・」
そうしてジューダスは今言ったことは二人に話さないようにと訳もつけて言うと、園子もすぐに嫌だというように顔を歪めながら頷いた。英雄としての探偵活動が無くなると却って面倒になるというように言われれば、もう二人の関係に深入りしないようにしようと決めた園子が話さないと決めるのは必然の形で・・・


















・・・そうして園子とジューダスの話し合いは終わり時間が経つことになるのだが、新一と蘭の関係については結果として言うならば地道に自分の中で変えられる物は変えていくという形になった。正確に言うならばそれ以外に出る結論がなかったという物だ。

これはジューダスと園子からの話を受けた上で自分達には頼るなというように言われ、新一も蘭も知り合いを頼る形でどうにかならないかというように言ってきたのだが・・・基本的に交友関係に関して幼稚園から大学までずっと一緒に進学してきた事から、共通の知り合いばかりしかいないことによって頼れる存在もまた基本的に共通していた。

だから結局はそういった人物に個別に話をしたつもりになっても二人から共に話を聞く事になり、最終的には頼れる者達が集まった上で二人同時に話をするという状況になるのだが・・・園子達の話を受けた上での新一と蘭は言われたことは分かるが、だからと変わることが簡単に出来る訳がないというようにその場でも二人の言い合いになったことから、場にいた面々が少しずつでも園子達の言ったことを元に各々で態度を改善していくようにするように出来ないなら、もう離婚を本気で考えるべきこともそうだが自分達も以降の二人のいざこざに関しての付き合いを避けることを考える・・・というように言ったことで、二人も衝撃を受けながらも離婚は嫌だということから少しずつでも自分の態度を改めるようにすると、二人共に極めて不本意そうな様子で頷くしか無かったというのが結末だったのである。

そうしてその話し合いは終わるのだが、その場にいた面々は多少申し訳無い気持ちを抱きはしたものの園子達と同じように、二人の件には出来る限りは関わらないようにしようと打ち合わせはしないものの、内心では揃って考えられていた。二人の性格を考えればとても簡単に考え方が変わるとは思えない上に、新一の元に舞い込む依頼や事件の数を考えればとても新一がそれらをどうにか折り合いをつけれるとは考えられなかったからだ。それこそジューダスの言ったよう・・・英雄としての探偵活動について何だかんだ言いつつも止められないというか、止めるのは嫌だから止めないとなるのは目に見えているからと。


















・・・それで新一と蘭の二人については一先ずは終わりとなった。もう後は二人の問題というように表向きは言われ、裏では関わっても解決出来るとは到底思えないということからだ。

だが本来園子を始めとした面々はそういった事を決められるような者達ではなかったのだが、それを決められたのは本来有り得ない筈のもう一人の幼馴染によりもたらされたのである。英雄という偶像の存在になれた者とそれに惹かれた者達に対して、冷静でいて考えることすら難しかったであろう事を容易に口に出来る存在に・・・









END









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