端から見た者と当事者の感じ方のズレ

「そうか。そういったように言えるなら問題はないだろう・・・ただ一応確認の為に言葉として聞いておくが、もう僕と同じようにあの二人の揉め事には基本的に関わらないというように判断したということでいいんだな?」
「えぇ、それでいいわ。もうあの二人・・・特に新一君がどうにか変わることなんて有り得ないとしか思えないっていうのは高校卒業の頃には感じてたけど、ちゃんと職業としての探偵になってからは本当により一層なんてどころじゃなく、探偵としての活動をずっと続けてる様子についてを聞いて、探偵っていう英雄であることを少しでも止めるような事なんか絶対にしないのは目に見えてるから、二人の関係は絶対に変わる訳無いと思ったからね」
・・・そうして時間は戻り、ジューダスからの敢えての確認の声に対して園子は迷う理由はないと特に新一の事を挙げ、自分から二人の事には関わらないとハッキリ告げていく。






・・・園子が悩んでいたこと。それはこれを期に蘭と新一の関係について、もう明確に線引きするかどうかというものだった。一応というか園子からすれば昔からの友達でいて幼馴染という二人だったからこそ、厄介な事を何度も投げ掛けられてきてそれに付き合う回数自体は減らしたが、付き合う事自体を拒否まではしてはいなかった。

だが蘭から今までにない形で参っている姿からの相談を受けて、園子もそこが二人との関係の分岐点ではないかというように感じたのである。ここで二人に今もある情に流されてナアナアの関係で付き合うようにするのか、それともハッキリと言う事を言った上で二人との関係を明確に変えるのかを選ぶ分岐点ではと。

そういうように考えながら園子はどうしようかと思い、ジューダスへと話をしに行ったのだが・・・その中身を受けてジューダスは条件を出した。それは先に出た動画形式で二人に直接話をしないことや以降で自分に言及をさせないように約束させることもだが、そこに園子自身にも実は出していた条件があった。それは二人との話の中でどうするかを考えて結論を出して自分に明かしてみろというものだった。

そんな条件にどうしてというように園子は言ったのだが、ジューダスがここで園子に発破をかけてどうするかを決めさせないと情に流され、以降も死ぬまで同じようなことばかりが起こるだろうから、具体的にどうするのかの選択肢を提示した方がいいと考えたとの返しに、園子は衝撃を受けると同時に理解した。ジューダスは自分の迷いを感じた上で決着をちゃんとつけさせるためにもだが、ここで頷けないならそういったことを切り出さない方がいいと言っているのだと。

そしてそう理解したからこそ園子としてもどうにかしたいと思っていたのもあって、条件を守るから協力してほしいと切り出して動画を撮ることにしたのだが・・・動画を撮るとなった時にはどういったことを話すかの打ち合わせは今その事を話しているといった体にする為、不自然にならないようにある程度しかしていなかったから予想外の事を言われた時は本当に驚きはしたが、それ以外での話の時には基本的に驚くこともなく冷静にいられていたことを園子は感じていた。

その上で二人とパソコンの画面越しで話をしていくにつれて、園子の中でどうするかについての考えの気持ちはもう揺るぐことのない物であると感じて・・・ハッキリと二人に告げたのである。自分もジューダスと同じようにもう二人の間の事について巻き込むようなことはしないで欲しいと。

これに関しては二人がそういったことを目的にしてこないのであれば、時間や都合が合えば付き合うくらいの気持ちはある。そこまで園子は二人の事を拒否するつもりはないが・・・もう二人の仲の事に関してのどうこうに付き合う気にはなれないというように思うようになったのである。もう一人の幼馴染の冷静でいてしっかりとした理屈を受けて生活していた結果として、これ以上は付き合うつもりにはなれないと。









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