端から見た者と当事者の感じ方のズレ

・・・それで二人は話を終えて日常に戻ることになるのだが、積極的に蘭と交流を持とうとしないジューダスはともかく普段から同じクラスにいて、友達として接している園子は蘭とよく話していったのだが・・・表向きは蘭には見せないし口にもしないようにしていたが、蘭の新一に対しての気持ちやら行動やらを受けて前のように気楽に二人の事を思えなくなっていったのである。

これは蘭が新一に対する気持ちを持っていることもだが、新一が蘭の気持ちを引き留める為の行動についてを受けて新一への気持ちを復活させてきた姿から・・・前なららしいというように茶化していたのがジューダスの話を受けて改めて考えてみると、これからもこんな引っ付いては離れての繰り返しが続くのかと考えるようになったのだ。それまでは二人の関係を面白がっていたが、将来的にこんなことがずっと繰り返される事に付き合う気になれるのかと。

そしてそう考えていけばいく程に自分の立場的に鈴木財閥の次期当主夫婦とならなければならないから、今はまだ良くとも将来的に十全に付き合えないだろうと園子は考えるようになっていき・・・表向きは蘭にはそういったことを見せないだとか話さないように過ごしていたが、時間が経って新一が戻って来たことによりその判断が間違っていない事を実感する事になった。

・・・最初は新一が戻って来てからしばらくするまでは新一が蘭に告白をして、それを涙ながらに蘭が受けて晴れて恋人になったことから穏やかに過ごしていたが、しばらくといったようにまた喧嘩をしてはくっつくといった事を繰り返すようになった。

そしてそんな様子を見てきた園子はジューダスの言っていた事をまた強く実感していき、幼馴染に友達に対する気持ちこそはあるのだがそういったやり取りに今後も付き合いたくないという気持ちは強くなっていき、高校卒業まではともかく大学以降は距離を離すようにしようと決定させた。具体的には卒業後に行く大学に関して新一と蘭の二人とは違う大学に行き、財閥の仕事にも在学中から取り組んでいるというようにして時間が取りにくいという形にしてだ。

大学に関しては新一と蘭に事前に大学はどうするかと聞いた上で、母親からこの大学に行くように言われたから一緒に行けないというように後出しで言えばそれで誤魔化しは十分に出来た。園子の母親については二人も知っているから園子も逆らうことが出来ないしそんなことはまずしない事はよく理解しているから、それ以上は追及は二人もしない形でだ。

だから高校卒業後は別の大学に通い基本はそこまで会うこともなくメールや電話で連絡を取るくらいで済ませていたが、その時でも二人が同じようなことばかりが起きているということを受け、また一層ジューダスの言ったことが合っていたというようになりながら、時折蘭からの長電話だとか直に会っての愚痴に付き合う事をしてガス抜きに付き合っていった。そういったようにしないといずれ蘭が爆発して自分の都合やら何やらをすっ飛ばして、自分の元に突っ込んでくる可能性が極めて高くなるということから、そうなると面倒にしかならないと見てだ。

そういったように時折蘭の問題に付き合いつつ園子は大学を卒業することになってからは、鈴木財閥の仕事に取り掛かるようになった上で園子の親から認められた京極と結婚することになって、蘭も新一と結婚したから連絡をされる頻度が減ったこともだが仕事で忙しいという言い訳で済ませて逃げる回数も増えた訳だが・・・頻度が減っただけで根本的に二人の喧嘩が無くなった訳ではなく、更にはその理由も少し言い方だとかきっかけが変わったくらいで本質は変わっていなかったのである。

そういったことが続いていく内にとうとうというような形で、蘭から自分達の事についてをいい加減にどうにかしたいというように連絡が入った事で・・・園子は少し悩んだ上でジューダスに相談したのである。ただその悩みに関しては新一と蘭にジューダスと話したことだとか今まで自分が感じたことを話すかどうかもそうだが、別の事も含まれていた。それは・・・









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