端から見た者と当事者の感じ方のズレ

『・・・まぁあの二人がそうそう簡単に変われる筈はないと僕も思っている。新一に関してはより一層だ。これに関して園子、お前はそんなことはないと否定出来るか?』
『あ〜・・・正直否定出来ないわね。だってジューダスの言ったことを思い返すと探偵としての活動ってもう新一君からしたら、昔からなろうって思ってた探偵っていうヒーロー活動を自分の思うままにしてきてるし、それに一切不満を持ってないって言うんなら新一君がそれを変える事は嫌だっていうか、世の為人の為になってるんだからって風に色々言い訳するだろう姿は簡単に予想はつくもの』
『そっ、それ、は・・・・・・』
『新一・・・』
ただジューダスはそう簡単に二人は変われないと特に新一の事を挙げて言うと、どう思うのか投げ掛けられた園子も納得といった返しをする様子に新一は何か言いたげに声を漏らすが、言葉が続かなかった事に蘭の複雑そうな名前を呼ぶ声が漏れる。
『そう思うなら続けるが蘭に関しても程度の差はあれ似たような物だ。ただ今から変わるようにと言っても蘭からすればどう変わればいいかとなるだろうが、これに関しては僕が考えた取れるだろう行動は三つあるが、まずは一つ目の理由として言ったような振る舞いをするという物だ。これに関しては新一が変わらないのに離婚したいという気持ちや考えにならないなら、もう新一に対して仕事やら何やらで文句を言うことも何もせず新一のやりたいようにやらせてやれば、上手くは行くだろう。ただその内心だったり気持ちはどうなっているかに関しては・・・二の次としてな』
『『っ・・・』』
それで次は蘭に対しても変わることについての選択肢をジューダスは挙げるのだが、最後にあからさまな間を開けて二の次と口にした事に新一も蘭も苦そうに息を詰まらせた。ジューダス自身分かっていて言っているといったよう、蘭にジューダスの言ったような出来る女といったムーブはまず出来ないと思った上で、仮に出来たとしてもその内心はグチャグチャになっているのは目に見えているという考えが伝わって。
『まぁ残りの二つに関してはまとめて話すが、新一をどうにか説得する事が二つ目でそれが駄目ならの三つ目は、色々な意味で諦める事を含めた選択肢を考える事くらいだろうが・・・僕から言えるのはこのくらいだ。後は先に園子から話されているだろうが、この事について僕に何か言うようなことはするな。僕が言うべきことは言い終わった上で後は新一と蘭の二人がどう思い、どう相手と向かい合うかだ。これ以降はお前達自身でどうするかを考えろ。以上だ』
「・・・はい、これで終わりよ」
『『っ・・・』』
そして最後に二つの選択肢についてをまとめた上で話を終わらせるようにジューダスが言い、園子も終わりだと動画を止めると新一も蘭も複雑さを隠せない表情がパソコンの画面に映った。
「・・・色々とジューダスもだけど動画の中の私の声も聞いて複雑だっていうのは、どっちもの顔から分かるわ。でも私から言わせるとジューダスと話したからこう考えるようになったっていうのを前提にしても、ここで今見た動画から行動だったり気持ちを改めないとどっちかかどっちもかはともかく、もう後はズルズル行くだけにしかならないと思うわよ」
『っ・・・園子はそんな風に思ってるんだ・・・』
そうして間を置かずに園子が敢えて突っ込むようにここで動かないといけないといったように話していくと、蘭は辛いというようになりながらも納得といった声を漏らす。今のままではいけないというのは嫌でも感じていると。









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