端から見た者と当事者の感じ方のズレ
・・・新一にカッコつける癖があってカッコいい物が好きということに関しては自他ともに認める物であった。元々からして新一は両親、特に父親である優作の影響から人前でキメる時にはキメずにはいられないとなるくらいにだ。
だがその一方として誰の目にも見えない所というか、家に戻っての生活ではそうしたようにキメる必要が無いから一人で家で暮らしている時は、大抵は本に傾倒して時間を使い家事全般を最低限にしかしない事はよくあることだった。
そしてそんな新一の姿は付き合う前からよく見ていて表向きはプリプリと怒るようにしながら、すぐに仕方無いと新一の身の回りの世話をしていくのを蘭は繰り返していって、時間が経って結婚することになる訳だが・・・新一の理想としてはジューダスが言ったように家の事を全部蘭に任せ、外で自分が仕事をして帰って来たら蘭が至れり尽くせりといった状態にして出迎えてくれて、後は仕事だとか取り留めのない話だとかをしながら休むというのが良かったと思っていた事だろう。それが一番カッコつく物だというよう。
だが現実はそんなに甘い物ではないというか、蘭の事をあまりにも見ていない上に新一の言葉にされていない理想をあまりにも押し付けすぎている・・・新一がカッコいい妻に女性という物の虚像を求めているというのが、ジューダスの言葉であって考えなのである・・・
『うわぁ・・・本当なら新一君の事を擁護した方がいいのかもしれないけれど、ちょっとこれは無理としか言いようがないわ・・・』
『言っておくが僕はお前から言われたから二人の喧嘩の理由について、僕が思ったことを言ったまでだ。と言ってもあくまで今言ったことは先に言ったようまだ改善の可能性はもう一つの理由よりはあるというくらいの物だ』
『あぁ、話の中身的にもうお腹いっぱいになりかかってたけど、もう一つ理由があるって言っていたわね・・・』
『『っ・・・』』
しかしまだ終わりではない・・・園子のドン引いたといった様子の声にもう一つ理由があると返したジューダスに、また新一と蘭からもう聞きたくないとばかりの何かを我慢する音が聞こえてきた。
『・・・まぁもう今更聞かないってする訳にもいかないから聞くけど、もう一つの理由は何?』
『・・・その前にその理由を言う為の前置きの話をするが、僕は前に英雄という存在に憧れ英雄になりたいという奴の言葉を聞いたことがある。それでそいつの言葉を聞いた後で僕はこういったことを言った・・・英雄とはなりたいと思ってなれるものではないし、ましてやなろうと思ってなれるものではない・・・というような事をだ』
『・・・どうして英雄になれないって断言したの?』
『そいつが歳の割にはあまりにも子どもであり現実が見えていなかったのもあるが、英雄が英雄と呼ばれるのは過去の功績に対して公衆から与えられる称号であると共に、そんな風に呼ばれるだけの功績という物が何かと言えば・・・大抵が人が数多死ぬだとか犠牲になるといったような悲劇をどうにかしてのことだ』
『っ・・・確かにお話の中での英雄とかって戦争だとかで戦果を挙げたみたいな事ばかりだから、そんな事が起こってない所じゃ英雄なんかになれないし、そんな状態になるのを望んでるのかって事をジューダスは言ったのね・・・』
それでなら次にと園子が話を移行させようとする前に、ジューダスが英雄についてや知り合いについてを前置きとして話すといった中身に、確かにというように重い声を漏らした。英雄とは悲劇の犠牲の上に成り立つ存在だということに納得して。
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だがその一方として誰の目にも見えない所というか、家に戻っての生活ではそうしたようにキメる必要が無いから一人で家で暮らしている時は、大抵は本に傾倒して時間を使い家事全般を最低限にしかしない事はよくあることだった。
そしてそんな新一の姿は付き合う前からよく見ていて表向きはプリプリと怒るようにしながら、すぐに仕方無いと新一の身の回りの世話をしていくのを蘭は繰り返していって、時間が経って結婚することになる訳だが・・・新一の理想としてはジューダスが言ったように家の事を全部蘭に任せ、外で自分が仕事をして帰って来たら蘭が至れり尽くせりといった状態にして出迎えてくれて、後は仕事だとか取り留めのない話だとかをしながら休むというのが良かったと思っていた事だろう。それが一番カッコつく物だというよう。
だが現実はそんなに甘い物ではないというか、蘭の事をあまりにも見ていない上に新一の言葉にされていない理想をあまりにも押し付けすぎている・・・新一がカッコいい妻に女性という物の虚像を求めているというのが、ジューダスの言葉であって考えなのである・・・
『うわぁ・・・本当なら新一君の事を擁護した方がいいのかもしれないけれど、ちょっとこれは無理としか言いようがないわ・・・』
『言っておくが僕はお前から言われたから二人の喧嘩の理由について、僕が思ったことを言ったまでだ。と言ってもあくまで今言ったことは先に言ったようまだ改善の可能性はもう一つの理由よりはあるというくらいの物だ』
『あぁ、話の中身的にもうお腹いっぱいになりかかってたけど、もう一つ理由があるって言っていたわね・・・』
『『っ・・・』』
しかしまだ終わりではない・・・園子のドン引いたといった様子の声にもう一つ理由があると返したジューダスに、また新一と蘭からもう聞きたくないとばかりの何かを我慢する音が聞こえてきた。
『・・・まぁもう今更聞かないってする訳にもいかないから聞くけど、もう一つの理由は何?』
『・・・その前にその理由を言う為の前置きの話をするが、僕は前に英雄という存在に憧れ英雄になりたいという奴の言葉を聞いたことがある。それでそいつの言葉を聞いた後で僕はこういったことを言った・・・英雄とはなりたいと思ってなれるものではないし、ましてやなろうと思ってなれるものではない・・・というような事をだ』
『・・・どうして英雄になれないって断言したの?』
『そいつが歳の割にはあまりにも子どもであり現実が見えていなかったのもあるが、英雄が英雄と呼ばれるのは過去の功績に対して公衆から与えられる称号であると共に、そんな風に呼ばれるだけの功績という物が何かと言えば・・・大抵が人が数多死ぬだとか犠牲になるといったような悲劇をどうにかしてのことだ』
『っ・・・確かにお話の中での英雄とかって戦争だとかで戦果を挙げたみたいな事ばかりだから、そんな事が起こってない所じゃ英雄なんかになれないし、そんな状態になるのを望んでるのかって事をジューダスは言ったのね・・・』
それでなら次にと園子が話を移行させようとする前に、ジューダスが英雄についてや知り合いについてを前置きとして話すといった中身に、確かにというように重い声を漏らした。英雄とは悲劇の犠牲の上に成り立つ存在だということに納得して。
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