盲目な行動と愛がいつまでも通じるか

「・・・あぁ。そしてそういうように繰り返してきたからこそ新一からすれば自分のやることは間違っていないという自信に繋がると共に、蘭とは両思いになり結ばれたということからお前達も知っているようなことに繋がったのだろうと俺は見ているが・・・その結果が自分の探偵としての功績ということを盾にするというよりは、そうするのが当然という考えが大きく根付いて変えられないと見たんだ。それこそ自分が心底正しいからこそ引くという選択肢など全くないといったナルシズムがあるからこそとな」
「・・・自分が正しいから、か。確かに新一の行動は事件を解決して謎を解明したという事を考えれば、人の道に則った正しい物という事は否定はしないしむしろ褒められる事と思う者は多いだろう。だがユダの言ったことを踏まえて蘭とあれだけ喧嘩が多かったことを考えると、新一は自分の美学を譲るような気が全く無かったという物であり、蘭や俺達を含めた多数の者達に対して義に基づかない独善的な行動を取ってきたと言えるだろうな」
そんなマミヤには敢えて触れずに話を更に進めていかに新一がナルシズムに満ちた考え方になっていったかと話していき、レイもその中身にどうかといったような声を上げるしかなかった。義も何もない独り善がりの行動としか思えないと。
「そう納得してくれたのならいいと言いたいが、そこでややこしい話になるのが蘭が新一のそういった部分についてを良くないと思う反面、そういった部分があってこそというように肯定するといったような相反する気持ちを持ち合わせているからこそ、蘭が新一の事を見放すといったことが出来なかった理由だと俺は見ている。長所と短所は表裏一体という事を本能で理解しているといったよう、そんな新一の事を多少変えるのはともかく、見放すだとか見捨てると決める事が出来ないというようにな」
「・・・多少という言葉がつく辺りに新一の事を本当に好きだから完全に変えるのはというのが根底にある上で、だからこそ無理にそれを変えるより蘭の考え方や視線を働く事に誘導しようとユダは考えたということか」
「そういうことだが・・・あくまで俺が感じたことだというのを考慮して今から言う事を聞いてくれ。少し、いやかなりマミヤにとって衝撃的だろう事を言うからな」
「えっ・・・?」
それで蘭がそんな新一を好きだという気持ちが根底に強くあるからこそ、新一を突き放すだとか様々に出来なかった・・・といった事を聞いてレイは再び納得するが、続いた重大な事を言うといったようなユダの前置きにマミヤもだがレイも戸惑いを浮かべる。



「これは今さっき言った新一がナルシストということに繋がる事なのだが・・・俺の目から見たら新一は蘭程に蘭に対する気持ちは無いように思えた。正確に言うなら蘭への気持ちは全く無いとは言わんが、蘭に対して一途である自分に酔っているというようにな」



「「っ!?」」
・・・しかしユダが続けた新一に対して感じたことについてに、マミヤもレイも驚愕に顔を歪めて制止してしまった。今まで新一が蘭に気持ちがあるというように二人も長年の間見てきたが、ユダはそうではないと感じたとの事に。









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