盲目な行動と愛がいつまでも通じるか

「まぁ喧嘩をしないこともそうだが蘭がイキイキしているのならそれでいいと思うが、考える時間が増えるからこそ喧嘩になるというのはどうかと思うな・・・」
「そこに関しては二人に話さないことを前提に言わせてもらうが、そもそもを言えばあの二人が結婚をするには色々な意味で幼い事が理由だからだ」
「・・・何?」
レイはその様子に元々の二人の状況についてを嘆くように漏らすのだが、ユダが返した二人の幼さについてが理由との事にマミヤも共に怪訝そうな目を向ける。
「マミヤから二人が幼稚園の頃からの付き合いで共に両想いといった状態が長く続き、ようやく高校の後半の程で付き合うようになったというようには聞いたが、一見するなら一途に好きあい付き合う事に何の問題があるというように思うことだろう・・・だがその昔から良く知っている幼馴染という関係がある程度歳を重ねてから出会う男と女とは違い、いい意味でも悪い意味でも気安い気持ちが残る物だ。昔から知っているのだからということで歳を重ねた男と女のように大人としてではなく、昔のままの態度や気持ちで接するというようにな」
「あぁ・・・確かにそう聞くとあの二人の関係というか接し方だったり態度は昔から変わってないわね。その事についてはあの二人らしいというように私は思っていたけれど、それがユダからしたら幼いというように見えた、と」
「そうだ。現に喧嘩をしているという理由とその解決の経緯に関してを俺が聞いた物を簡単に思い出しても、それらが揃って新一の探偵関連の事である事でしかなかったことに俺は昔から互いに進歩していないとしか思えなかった。もう知り合ってから十何年という時間も経って結婚にまで至った仲であるのに、それらを教訓にした様子もなく改善に改心の様子が無かったことからな」
「・・・本当ならそんなことないって新一や蘭ちゃんの為にも庇うところなんだけど、今思い出すとそれは否定出来ないわね・・・特に喧嘩が起きたと思ったら事件も大体その時に起こって、その事件があって仲直りしたって風に何度も聞いてきたけどそれって言ってみたら、ハプニングが起こったからこその棚ぼたであってその場で起きたことをその場で解決したというだけの、その場しのぎでしかなかったんじゃないかとユダの言葉から感じたわ・・・」
そこからユダが自分が聞いたことについてというように言った上でいかに新一達が幼く、変わってきていなかったのか・・・といった事を話していくと、マミヤも何とも言い難そうながらも否定出来ないと漏らしていく。今考えてみれば度々喧嘩しては仲直りしてきたことに関しては根本的な解決ではなく、場当たり的でいて一瞬の出来事でしかなかったのだろうと。
「・・・二人の事について根本的な解決が出来ていなかったというのは俺も分かったが、そもそもユダは二人の仲の改善に取り組むつもりはないのか?確かに今の蘭は働く時間が増えたことで以前よりは穏やかになったが、色々と働く前は考えていたという言葉から考えれば、蘭は新一との事を様々にどうにかしたいからこそそうなっていたと踏まえると、二人の仲についての根本的な解決に踏み切るべきではなかったのかと俺は思うが・・・」
「・・・そこに関してはレイは気に入らんだろうが、俺はあの二人な仲に関しての根本的な解決は無理だと判断した。その理由は様々にあるが簡単に今のレイの言葉から言わせてもらうと、根本的な解決は無理だと見たからだ」
「っ・・・お前がそこまで言ってしまうのか・・・」
だがそこでレイはどうして回りくどい事をせず根本的な解決の為の手段を取らなかったのかと問い掛けるが、ユダが目を閉じ眉間にシワを寄せながら眉間に指を当ててそれが無理だと漏らしたことに、レイだけでなくマミヤも静かに驚いたといった表情を浮かべた。頭を使うことに関しての自信にはいつも満ちている筈のユダが、そう出来ないというように言う姿に。









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