帝丹小学校教師冴島大河 詳細な後日談

「・・・ちょっと振りやな、灰原。今日連絡してきたのは・・・これからお前がどうするか決めたからか?」
『・・・はい、そうです』
・・・灰原から電話がかかってきた。それも明らかに何かただならぬ雰囲気をもった声で冴島に繋いで欲しいというように言ってくる形でだ。
そんな様子だった為に冴島は自身の携帯の番号を教えた上で空き教室に行ってから改めて携帯から電話をして、挨拶もそこそこにすぐに本題というように話を切り出すと灰原は重い声で肯定を返す。






・・・冴島が言ったちょっと振りという言葉は何なのかだが、これは新一が組織を壊滅させることになって元の体に戻る為の薬の作成が出来るようになったことから、灰原は表向きは体調不良ということで学校を少しの期間休んでいた。

最初は冴島は灰原が休む理由について本当に体調不良なのかと思っていたが、それは小五郎からの新一が元の体に戻ったという連絡を受けたことで、そういうことかと納得したのである。灰原は元に戻る薬を作るために学校を休んでいたのだと。

ただ一応何も知らないという体を取っている冴島はその事を追求することなく生活していたのだが、授業が終わった放課後というタイミングで灰原から電話がかかってきたのである。明らかに何か思う所があるというよう・・・






『・・・あまり時間をかけても良くないと思いますので本題を話させてもらいますが、私は少ししたら元の体に戻ると共に帝丹小から転校という形で米花町を去るようにすると決めたことを、先生に先に伝えようと思ったから電話させてもらいました』
「そうか・・・やっぱり元の体に戻りたいと思ってか?」
『そういう気持ちが全くなかったかと言われると嘘になりますけれど、一番の理由は・・・もう元の姿に戻ったから工藤君と呼びますけど、工藤君との距離を離そうと思ったからです』
それで灰原は早速と自分は近い内にこの辺りから離れると決めたとの声に、冴島は戻りたかったのかと聞くと新一と離れる事が一番だったと返す。
『先生達が工藤君をおじさんの家から追い出した後から、工藤君がこれで元の姿に戻れるようになると薬のデータを私の所に持ってくるまで、私は帝丹小で一生徒として生活していましたけど、その間では工藤君がいない状態では歩美ちゃん達の近くで事件が起きることなんてありませんでした。そしてその事についてを度々連絡があったかこちらから連絡した時に言ってきたんですけど、最初はそんな俺がいたからみたいなことはないだろって言っていましたが、次第にその話をされたくないというように言うようになっていきました。これはそんなこと一々俺に言うなよっていうような軽い気持ちで最初は言っていましたけど、後になると本当に事件は起きなくなったのかって信じられないというようになっていきました』
「江戸川からしたら事件は自分の周りだけやなく色んな所で普通に起きとるっちゅう認識やったからやろうが、江戸川が離れた時から帝丹小の周りでもそうやが毛利達に関しても、毛利が探偵を辞めるようにしたからっちゅう理由があると言っても一気に事件に出会わんようになったと言っとったからな」
『その辺りに関してはおじさん達とは変に接する事はしないようにってなってたので、話を聞くことはしていなかったんですけどやっぱりそういった感じだったんですね・・・ただそういったことも考えたからこそ、私はもう元の体に戻った上で米花町を離れようって考えたんです。そうしないと工藤君は以降も近くにいる私に接触してくるだろうこともですけど、そこで博士の家にこれからもまだ来るだろう歩美ちゃん達を事件に巻き込むのを避けるようにするためにもと・・・』
灰原はそこから元に戻るまでに起きたことについてを話す中で、冴島からの声も受けた上で自分が真剣にこう考えたと話していく。新一が事件に自分もだが、歩美達を巻き込みに来るだろうからと。









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