事件を引き付ける力と存在が無くなれば死神は何となるか

「まぁそうして当麻君に来てもらった上で僕の見えたモノについてを対処した結果として、もう工藤君に憑いていたモノは無くなった訳なんだが・・・さっき一目見て良くないモノだと言ったから分かるだろうが、そういった良くないモノというのは良くないモノを引き付ける性質を持っている。それこそ普通なら信じられないだろうが、憑いた者だとかその周囲を良くない事に巻き込むような性質をだ」
「・・・では貴方が言うには今の新一君の状態というのは、その良くないモノを貴方が消した結果として周りの運の流れだとかといったモノが変わってしまったから、事件が起きなくなったということなんですか?」
「そういうことになるが、工藤君には元々から事件を引き付けやすいモノがあると僕は見ていた。だからこそ良くないモノについて対処をしたから事件を引き付けるといった物も無くなったと思うが・・・今度は僕からそちらに聞きたいんだが、いきなり今までのような事が起きなくなることに混乱する事自体は分からなくはない。でもいくらよくあったことだとは言え、事件が起きなくなるという事は本来なら望ましいことじゃないのかい?」
「「「「っ!」」」」
そうして当麻についてから話題を戻す形でココが結果は今回の事だと言った上で異形についてを言うと、安室がそれがいなくなった結果が今なのかと聞いてきた為にそうだというように答える中・・・投げかけた事件が起きない方がいいと思わないのかとの言葉に、安室だけでなく蘭達も一斉に息を詰まらせた。あまりにも普通に考えればド正論過ぎるココからの疑問だが、自分達が事件が起きない事がおかしいという考えになっていたのだとも突き付けられた感覚になった為に。
「・・・その辺りは工藤君もそうだが君達も工藤君の周りで事件が起こる事について慣れていたからこそだと思うが、だからこそ君達も事件の起きない日々について違和感を感じたのもあって僕に話をしに来たんだろう。だが僕としてはこの前の事件からこのまま何もしないのは良くないと思い、行動することにしたんだが・・・先に言ったが僕が工藤君にやったことは非科学的な事であって、尚且つお金も取らないで傍から見たら何の意味があるかも分からないような物だ。そしてそうした上での結果がこの一月の事になるんだが、僕がそうしたことは証拠がないとか信じられるかどうかということを度外視して考えたとして、悪いことだというように言えるかい?事件を引き付けていた可能性の高い良くないモノを消したことで、工藤君の周りで事件が起こらなくなった事については」
「「「「っ・・・!」」」」
更にそこでココが投げ掛けた言葉の数々と問いに、蘭達は揃って極めて苦そうに顔を歪めるしかなかった。事件なんてそもそもから起こらない方がいいのではないかという事を言われているのに、そうだと自信を持って返せないのは新一が今までと違う形で苦悩しているのを見て来ている為だ。何だかんだでこうしてココを呼んだのは新一の為にという気持ちからの事だった為に。
「・・・本当なら事件が起きなくなったからいいんじゃないかと思うようにしろと言って終わりにしてもいいかと思っていたが、今の君達の様子からもう少し言っておくことにするよ」
ココはそんな様子だからこそ敢えてまだ言う事を言うと告げる。このまま言わずに済ませるのは良くないと思ったからというよう。









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