事件を引き付ける力と存在が無くなれば死神は何となるか

「・・・ココさん達が新一におまじないだとかお祓いみたいな事をした後のこの一月で、前とは違うことになってしまったんです。確かに宮野さんが重傷を負うような危険な事件は起こることはなくなったけれど、その代わりっていうか前だったら事件がある程度したら起きるようになっていたのが今では全く起きなくなっていったんです・・・」
「事件が起きなくなった・・・それのどこが悪いのかと普通なら言うところなんだろうけど、今ここに工藤君がいない事が今回僕に話をしに来た理由の核心なんじゃないのかい?大方、そういった事件が起きなくなった事に関して工藤君が調子を崩しているだとかといったような感じじゃないかな」
「っ・・・そうです・・・」
それで蘭は複雑さを隠せないままに周りで事件が起きなくなった事についてを話すのだが、ココが浮かない様子なのはこの場にいない新一だろうと問い掛けると、園子達も正解だというように苦い表情を浮かばせる。
「・・・ココさん達が離れてから二週間といった時間が経つ頃くらいまでは、別段新一も私達も特に気にするような事はなく過ごしていました。でも二週間を超えた辺りから新一が少しずつおかしくなるっていうか、事件が起こらない事に関して行動を起こすようになっていったんです。警察の知り合いの人に連絡したり何か自分っていう探偵が必要とされるようなことは無いのかって、周りにアピールしたりとかです」
「けど僕達も僕達でそういった事が周りで起きない時間が続いている事から、そういったことはないというように返したんだが・・・そこで新一君が何でというようにおかしいと納得出来ない様子に、事件が起きないことはいいことじゃないかというように言ったんだが、それは分かるとは言いつつも決して心から納得はしていないんだ。事件が一気に無くなるなんておかしいというよう」
「それで今も新一君はそれで事件を探すようなことをしてるんですけど、その中でココさんのやったことから事件が起こらないようになったんならいいじゃないって言ったんですけど、新一君って基本的に非科学的な事について信じるような人じゃないから、ココさんの行動からそうなってるだなんて認めなくて・・・」
「だからそんな工藤君はさておきと僕のやったことからこうなったというなら話を聞きたいと思い、僕に会いに来たというわけだね」
そこから蘭に安室に園子といった順番で新一の推移を話していき、こういったことから自分に会いに来たのだとココは頷く。
「・・・まぁその事について話す前に少し聞きたいんだが、君達の友達が重傷を負った事に関して君達としてもだが、工藤君はそういった事件が起きなければいいといったような考えは浮かばなかったのかい?友達の事を考えるなら事件自体が起きない方がいいといった考え方になるんじゃないかというように思うんだけど」
「・・・そこについては私達も宮野さんがあんなことになる前くらいは最近事件で危険な時が増えてるなって思ったくらいで、宮野さんの事があった時はもうこんな事が起きるくらいなら、事件なんて起きない方がいいんじゃないかって思ってたんですけど・・・新一にはそんな風な様子はありませんでした。事件が起こらなければいいのにといったような事を考えるんじゃなく、俺がちゃんとしてればとかこれからはもっと気を引き締めないといけないみたいな事を言って、やる気を出して・・・」
「成程・・・事件が起きなければいいといったような考え方には少しもなっていなかったということか」
ココはそんな蘭達に話をする前に聞きたいことがあるというよう志保の事からの事件の考え方についてどうかと問うと、蘭が自分達はともかく新一には事件が起きて欲しくないといった考え自体なかったと返しその言葉に納得する。









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