事件を引き付ける力と存在が無くなれば死神は何となるか
「じゃあすまないが少し肩に手を置かせてくれ。頼むよ、当麻君」
「あ、はい・・・」
しかしココはそんな異形の姿が見えているにも関わらず、笑顔と共に新一の肩に手を置くようにと当麻へ視線を向ける。
‘バチィッ!’
・・・そうして困惑する新一に近付いた当麻が両肩に手を置こうとして右手が異形に触れた瞬間、見える者になら聞こえたであろう破裂音が盛大に辺りに響き渡り、異形は一瞬にして霧散することになってしまった。
「じゃあ行くよ」
だがココも当麻も異形が消えたことなど見えなかったとばかりに特に何も言うことなく、ココは一言合図を送り新一の頭に手を乗せ・・・少ししてからココは笑みを深め、新一の肩から手をどける。
「はい、これで終了だよ」
「え・・・これで終わりなんですか?」
「あぁ。こんな簡単でいいのかだとか効果を実感出来ないという気持ちになるかもしれないが、それはこれからの生活で体感してほしいが・・・一応言っておく。おそらくなどという言葉を使うまでもなく、君達の周辺の環境は一変することになる。その上で言っておくと僕は長くて半年で短くて三月といったくらいでこの米花町を離れることにする。だから僕に何か聞きたいとか言いたいというなら三月の内に僕の所に来てくれ。それは先に言っておくよ。では行こうか、当麻君」
そうして終わりと言うココに新一もだが周りもキョトンといったような様子でいる中、注意といった声を向けた上で当麻と共にココは場を後にしていった。本当に大して時間を取っていないというよう数分程度の滞在で・・・
・・・そうしてココと当麻の二人はポアロを出た後、別の喫茶店に行って顔を突き合わせた。
「・・・本当にアッサリ終わりましたね」
「下手に信じてくれなんて押し問答した所で面倒になるのは目に見えていたからね。だから当麻君があの異形に触れる為にあぁいったように下手に出て、それくらいならいいだろうとなるようにした方が早いと思ったんだよ」
「本当にココさんには頭が下がります・・・」
・・・そこで互いにコーヒーのカップを持ちながら先程の新一達との話についてを振り返る中、当麻からの声にココが余裕を持って答える様子に複雑さを滲ませながら頭を横に振る。
「・・・でも案外というか本当にアッサリとその異形が消えたのは意外だったんですけど、あれって霊みたいな物だったら自分の身が危ないってなったら、もう仕方無いから工藤から別の人に取り憑こうって逃げるんじゃないんですか?俺の事を見てあいつすげぇ怯えてましたけど・・・」
「その辺りは逃げたい気持ちはあれども、もう工藤君から離れたいと思っても簡単に離れられなかったんだと思うよ。何せあの異形からしたら工藤君は警察も手を焼いていると言うか、解決出来ない事件の謎を然程時間もかけずに解ける希少な頭脳もだが、推理をしたいし謎を解きたいという意欲の持ち主だからね。そこで工藤君から離れたらどうなるかっていう気持ちは間違いなく芽生えてただろう・・・まぁだから下手に逃れられる前に勢いで君に触れてもらうようにもあぁしたんだけれどね」
「あぁ・・・そこもココさんは織り込み済みだったってことなんですね・・・」
ただそれでも当麻は異形がアッサリ片付いたことにしっくり来ていないといったように言うが、異形の思考も踏まえた上での判断だったと聞きつくづくすごいといったような声を漏らす。そこまで考えていたんだということに。
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「あ、はい・・・」
しかしココはそんな異形の姿が見えているにも関わらず、笑顔と共に新一の肩に手を置くようにと当麻へ視線を向ける。
‘バチィッ!’
・・・そうして困惑する新一に近付いた当麻が両肩に手を置こうとして右手が異形に触れた瞬間、見える者になら聞こえたであろう破裂音が盛大に辺りに響き渡り、異形は一瞬にして霧散することになってしまった。
「じゃあ行くよ」
だがココも当麻も異形が消えたことなど見えなかったとばかりに特に何も言うことなく、ココは一言合図を送り新一の頭に手を乗せ・・・少ししてからココは笑みを深め、新一の肩から手をどける。
「はい、これで終了だよ」
「え・・・これで終わりなんですか?」
「あぁ。こんな簡単でいいのかだとか効果を実感出来ないという気持ちになるかもしれないが、それはこれからの生活で体感してほしいが・・・一応言っておく。おそらくなどという言葉を使うまでもなく、君達の周辺の環境は一変することになる。その上で言っておくと僕は長くて半年で短くて三月といったくらいでこの米花町を離れることにする。だから僕に何か聞きたいとか言いたいというなら三月の内に僕の所に来てくれ。それは先に言っておくよ。では行こうか、当麻君」
そうして終わりと言うココに新一もだが周りもキョトンといったような様子でいる中、注意といった声を向けた上で当麻と共にココは場を後にしていった。本当に大して時間を取っていないというよう数分程度の滞在で・・・
・・・そうしてココと当麻の二人はポアロを出た後、別の喫茶店に行って顔を突き合わせた。
「・・・本当にアッサリ終わりましたね」
「下手に信じてくれなんて押し問答した所で面倒になるのは目に見えていたからね。だから当麻君があの異形に触れる為にあぁいったように下手に出て、それくらいならいいだろうとなるようにした方が早いと思ったんだよ」
「本当にココさんには頭が下がります・・・」
・・・そこで互いにコーヒーのカップを持ちながら先程の新一達との話についてを振り返る中、当麻からの声にココが余裕を持って答える様子に複雑さを滲ませながら頭を横に振る。
「・・・でも案外というか本当にアッサリとその異形が消えたのは意外だったんですけど、あれって霊みたいな物だったら自分の身が危ないってなったら、もう仕方無いから工藤から別の人に取り憑こうって逃げるんじゃないんですか?俺の事を見てあいつすげぇ怯えてましたけど・・・」
「その辺りは逃げたい気持ちはあれども、もう工藤君から離れたいと思っても簡単に離れられなかったんだと思うよ。何せあの異形からしたら工藤君は警察も手を焼いていると言うか、解決出来ない事件の謎を然程時間もかけずに解ける希少な頭脳もだが、推理をしたいし謎を解きたいという意欲の持ち主だからね。そこで工藤君から離れたらどうなるかっていう気持ちは間違いなく芽生えてただろう・・・まぁだから下手に逃れられる前に勢いで君に触れてもらうようにもあぁしたんだけれどね」
「あぁ・・・そこもココさんは織り込み済みだったってことなんですね・・・」
ただそれでも当麻は異形がアッサリ片付いたことにしっくり来ていないといったように言うが、異形の思考も踏まえた上での判断だったと聞きつくづくすごいといったような声を漏らす。そこまで考えていたんだということに。
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