事件を引き付ける力と存在が無くなれば死神は何となるか
「・・・お待たせ、当麻君。少し待たせたかな?」
「いえ、お客さんがいる状況なら仕方無いと思いますから」
「そう言ってくれると助かるよ」
・・・そうして嬉しそうにしていた女性が帰っていった後に現れたツンツン頭が特徴の少年がココの元に現れ、ココは微笑を浮かべつつ当麻と呼んだ少年に返す。
「取り敢えず座ってくれ。今日ここに来たのはそろそろ工藤君に関しての事を進めた方がいいと思っての事なんじゃないかい?」
「・・・やっぱりココさんには分かりますか?」
「僕も彼の周囲の事に関しては観察していたし、その予兆は既に見ていたからね。そしてこの前の事件を解決した際のマスコミに顔を出した工藤君の顔を見たから、君は僕の所に来たんだろう?」
「・・・そうです」
そうしてココは当麻に椅子に座るように勧めつつ話をしていくと、椅子に座った当麻は複雑さを隠せないというように力なく頷いた。ココの元に来た本題はそのことだと。
・・・ココと当麻。元々は接点がなかった二人がこうして仲良く話しているのは、話の中に出て来た工藤新一という存在にある。
そして二人の繋がりが出来たきっかけとしてココが米花町で占い師として活動している中、新一もココと出会うことがたまにあるような関係であったのだが・・・ココからしたらあまり会いたくない存在であり、基本的には距離を近付けないように当たり障りのない程度にしか会話をしなかった。
これは何故かと言えば新一自身の性格だったりもそうだが、それよりもココの占いがよく当たる理由の根幹でもあるココの目から見えたモノが原因であった・・・ココにしか見えない新一にまとわりつく異形の存在がいる事が。
ココの目が特殊な理由についてはココの身の上にも関わることだから語ると長くなるが、その目があったことからココは元々いた場所でも占い師として評判の人物というように見られていた。何せその目は近い未来での人の死・・・つまりは死相すら見る事が出来るくらいで、それが外れるような事も無かったのだ。
ただ実際にその死相が見えた二人の人物がいたが、結果として一人は他者からの助けがあって息を吹き返すことになって、もう一人は死の淵ギリギリから復活することで死ぬのを免れたことから、一応死相が出ても絶対に二度と蘇らないまでの事態になる訳では無い事はココ自身も承知している。
そしてそんなココの目だからこそ新一にまとわりつく存在が見えることになった・・・よくある探偵の服装として描かれるコートと帽子を身に着けている、巨大なチョウチンアンコウといったような存在が。
そんな存在が見えたことにココも驚愕せざるを得なかったのだが、そこに更に輪をかけるようにココを驚かせる事があった・・・それは元々は『江戸川コナン』という小学生低学年程度の子どもが身にまとわせていたのだが、少し経ってから『江戸川コナン』と入れ替わるように戻って来た『工藤新一』に引っ付いていたからだ。
この事にココは戸惑いを少しの間浮かべる事になるが、それでもすぐに『江戸川コナン』と『工藤新一』は同一人物・・・『江戸川コナン』は『工藤新一』の小さくなった姿で、その小さかった姿から元に戻ったのが『工藤新一』だという結論に至った。これは普通に考えれば有り得ない物だと思うだろうが、ココからしたらそういった事を可能にし得る物が探せば有り得る環境にいたこともそうであるが・・・その目から見た異形の存在が何よりであった。ココの経験からそんな異形が人から人にポンポンと取り憑く者を取っ替え引っ替え動くことはないと知っていることもだが、『江戸川コナン』や『工藤新一』に取り憑いている際の様子を見たことからだ。
ならばその取り憑いている時の様子とは何なのかと言うと、『江戸川コナン』の時でも『工藤新一』の時でも共通して事件に出会した際に・・・どちらの場合でも事件を解決する中で出て来た普通の空気とは違う、色のついた瘴気のような物をその異形が大きく口を開けて吸い込んでいったのである。
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「いえ、お客さんがいる状況なら仕方無いと思いますから」
「そう言ってくれると助かるよ」
・・・そうして嬉しそうにしていた女性が帰っていった後に現れたツンツン頭が特徴の少年がココの元に現れ、ココは微笑を浮かべつつ当麻と呼んだ少年に返す。
「取り敢えず座ってくれ。今日ここに来たのはそろそろ工藤君に関しての事を進めた方がいいと思っての事なんじゃないかい?」
「・・・やっぱりココさんには分かりますか?」
「僕も彼の周囲の事に関しては観察していたし、その予兆は既に見ていたからね。そしてこの前の事件を解決した際のマスコミに顔を出した工藤君の顔を見たから、君は僕の所に来たんだろう?」
「・・・そうです」
そうしてココは当麻に椅子に座るように勧めつつ話をしていくと、椅子に座った当麻は複雑さを隠せないというように力なく頷いた。ココの元に来た本題はそのことだと。
・・・ココと当麻。元々は接点がなかった二人がこうして仲良く話しているのは、話の中に出て来た工藤新一という存在にある。
そして二人の繋がりが出来たきっかけとしてココが米花町で占い師として活動している中、新一もココと出会うことがたまにあるような関係であったのだが・・・ココからしたらあまり会いたくない存在であり、基本的には距離を近付けないように当たり障りのない程度にしか会話をしなかった。
これは何故かと言えば新一自身の性格だったりもそうだが、それよりもココの占いがよく当たる理由の根幹でもあるココの目から見えたモノが原因であった・・・ココにしか見えない新一にまとわりつく異形の存在がいる事が。
ココの目が特殊な理由についてはココの身の上にも関わることだから語ると長くなるが、その目があったことからココは元々いた場所でも占い師として評判の人物というように見られていた。何せその目は近い未来での人の死・・・つまりは死相すら見る事が出来るくらいで、それが外れるような事も無かったのだ。
ただ実際にその死相が見えた二人の人物がいたが、結果として一人は他者からの助けがあって息を吹き返すことになって、もう一人は死の淵ギリギリから復活することで死ぬのを免れたことから、一応死相が出ても絶対に二度と蘇らないまでの事態になる訳では無い事はココ自身も承知している。
そしてそんなココの目だからこそ新一にまとわりつく存在が見えることになった・・・よくある探偵の服装として描かれるコートと帽子を身に着けている、巨大なチョウチンアンコウといったような存在が。
そんな存在が見えたことにココも驚愕せざるを得なかったのだが、そこに更に輪をかけるようにココを驚かせる事があった・・・それは元々は『江戸川コナン』という小学生低学年程度の子どもが身にまとわせていたのだが、少し経ってから『江戸川コナン』と入れ替わるように戻って来た『工藤新一』に引っ付いていたからだ。
この事にココは戸惑いを少しの間浮かべる事になるが、それでもすぐに『江戸川コナン』と『工藤新一』は同一人物・・・『江戸川コナン』は『工藤新一』の小さくなった姿で、その小さかった姿から元に戻ったのが『工藤新一』だという結論に至った。これは普通に考えれば有り得ない物だと思うだろうが、ココからしたらそういった事を可能にし得る物が探せば有り得る環境にいたこともそうであるが・・・その目から見た異形の存在が何よりであった。ココの経験からそんな異形が人から人にポンポンと取り憑く者を取っ替え引っ替え動くことはないと知っていることもだが、『江戸川コナン』や『工藤新一』に取り憑いている際の様子を見たことからだ。
ならばその取り憑いている時の様子とは何なのかと言うと、『江戸川コナン』の時でも『工藤新一』の時でも共通して事件に出会した際に・・・どちらの場合でも事件を解決する中で出て来た普通の空気とは違う、色のついた瘴気のような物をその異形が大きく口を開けて吸い込んでいったのである。
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