帝丹小学校教師冴島大河

「・・・答えにくい事なのは分かっていますし、お子さんも望んで撃たれたわけでは無いのはこちらも分かっています。ですが今回忙しいと承知の上でお二人に来てもらいたいと願ったのは、私が毛利と先輩後輩の関係だからこそ毛利とも話し合ったことについてを言うためです・・・そちらが忙しいのは何度も聞きましたが、それでももうそちらにはお子さんを毛利の元から引き上げさせてほしいということについてを」
「えっ!?ど、どういうことおじさん!?」
だがそこで話を続けた冴島が小五郎と話をした結果についてを聞いて新一は何故と心底から驚きと疑問の声を向けるが、小五郎は眉間にシワを寄せながら頭をかく。
「・・・どうもこうもねーよ。お前のことだからあの時は単にキャンプに行っただけだから関係無いだとか言うだろうが、先輩から言われたこともあるが俺も俺でお前がウチに来てから事件にめちゃくちゃ巻き込まれる事に関して、前からどうかって思ってたんだよ」
「えっ・・・!?」
「そんな風に思ってたのかみたいなリアクションしてっが、今まで俺がお前が事件に出会すだとか現場で勝手な動きをしてる時、お前に良くやっただとかこれからもそのままで頼むみたいな事を一度でも言った事なんかあったか?」
「っ・・・そ、それは・・・」
「言いにくいみたいな空気出してるが、んなこと今までに一回も俺は言った事なんかねーだろ。何存在しねーもん捻り出そうとしてんだよ」
「っ・・・」
そこから小五郎が自身も新一に対してどうかという気持ちがあったと話すと、新一は驚愕するのだが続けられた小五郎からの言葉に口ごもった上で声を詰まらせるしか無かった。言われた通り小五郎が新一が事件に関わることやその行動を認めた時など、どう思い返そうがなかったことに。
「お前も思い出したようだから話を進めるが、今回こうして先輩からここで話をしたいって言われたのと同時に、もう俺のとこでお前を預かるのを止めるようにする気はないのかって言われたんだよ。お前からすりゃ俺やお前が望んで事件やら揉め事に出会ってる訳じゃないだとか、俺が探偵やってる時に限った訳じゃないからみたいに言い訳出来るかもしれないが、それでも探偵としての仕事をやってる時に厄介な事件に発展することなんか何度も何度も起きてきたんだ・・・だから先輩から言われたのもあってもうここでウチから出ろって言った方がいいと思ったんだよ。お前の気持ち云々で話をするんじゃなく本当に子どもの事を心配するなら、仕事が忙しかろうがもうコナンを自分達の元に戻すか最低でも俺のとこ以外で預かってくれる誰かを探す時間くらいは取るようにしたらどうかってな」
「っ・・・!」
その上で冴島と話をしたからこそ子どもの事を思うならばこその判断を願いたいというように小五郎が口にすると、新一は二人へと焦りつつも視線を向ける。ここで折れるなという強い気持ちを込めた視線を。
「・・・毛利さんや冴島先生の言われている事は分かります。ですが我々もコナンから連絡が来た時に同じような事を話したのですが、コナンは私達が忙しい事も分かっている上で事件だとか起きたのにそれを解決する為に頑張るのは当然だし、傷を負ったことも大丈夫だったからというように言っていましたし・・・何よりコナンのこの様子からこちらにいたいという気持ちは変わっていないと言うのは確かなようなので、私達としては今回の事に関してはご心配をおかけはしましたが今後もまた同じようにしていただきたいと思っています」
「うんっ・・・だからお願いおじさんに冴島先生も・・・!」
そんな視線に応えるよう変装した優作は柔和な様子でありながらコナンの気持ちはこうだからというように言うと、新一も勢い良く頷き自分はここにいたいと願うような顔を浮かべる。



・・・だがそこで二人が浮かべた表情は、揃って厳しく眉を寄せるという物だった。









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