帝丹小学校教師冴島大河

「・・・お前、体調はもう大丈夫なんだよな?」
「えっ・・・う、うん・・・もう大丈夫だけど、どうしてそんなこと聞くのおじさん・・・?」
そこで確かめるような視線と声で体調についてを問い掛ける小五郎に、新一は意図が分からないというように問い返す。
「・・・冴島先輩から言われたんだよ。お前の体調が完全に戻ったって確認したらお前の両親に是が非でも連絡して、どっちか片方だけでもいいから面談したいというように伝えてくれって風にな」
「えっ・・・な、何でそんなことをおじさんに・・・!?」
だがそこで返された答えにどうしてと新一は驚きと共に返す。親の呼び出しなんてものを望まれたのもだが、何で冴島が自分に直接それを言わないのかと。
「これに関しちゃお前が体調が戻ったって俺が思ったらそう伝えて欲しいって頼まれたからだよ。俺が傍目から見ただけじゃ大丈夫かどうか判断出来ないから毛利に確認を取ってもらった上で、大丈夫だと言われたら両親に連絡してもらいたいというように伝えてもらいたいとな」
「そ、それは・・・で、でもなんで僕にそれを冴島先生は直接伝えてくれなかったの・・・?」
「・・・それに関しちゃお前の性格からお前だけに言ったらお父さん達は忙しいから無理だって言うだったり、おじさんに話せばいいって言うだけならまだしも俺にそういった話をされたことを言うことなく、勝手にもう自分の中で何も言わないで済ませて終わらせる可能性があるって思ったからだって先輩は言ってたよ。両親は忙しいんだから何も伝えないでいいし顔を出させる必要なんてないって思って、俺達にも何も言うことなく済ませようとした可能性は決して否定出来ねぇってな」
「っ(っ・・・否定出来ねぇどころか、絶対に俺はそうしてたとしか思えねぇ・・・父さん達に話を通す必要なんてねぇから適当に流そうとしようとしてただろうって風になってたって・・・)!?」
だがその理由を話していく小五郎がコナンに話をしても、それが両親どころか小五郎達にすら話を通そうともしなかった可能性を冴島が感じたとのことに、新一は絶句すると共に内心ではその読みが正しかったと考えていた。自分だけに言われていたなら確実に自分の内に収めて何もしなかっただろうと。
「・・・お前の反応から見て親にもそうだが俺達にも何も言わなかっただろうってのは確かだってのは、俺にもすぐに分かったよ。親に迷惑をかけたくねぇだとかみたいな考えからそうしようって風にしてただろうってな」
「そ、それは・・・だ、だってお父さん達は忙しいから・・・」
「親が忙しいから何も言わねぇで済ませてぇって風にしてぇって気持ちを持つこと自体はまぁ否定はしねぇよ。けど今まで何度も何度も少年探偵団っつって活動してきて事件に巻き込まれることになったことに関して、冴島先輩はその度に注意やら何やらしてきたけど今回は流石に親を呼ばないといけないと考えたから、こういうようにしないといけないって考えたって言ってたよ・・・流石に子どもさんが銃で腹を撃たれたのにそれを伝えもせんのは良うないやろう上で、両親がどういうように思うんかを話し合わなならんからどんなに忙しいゆうても、直に顔を合わせたいとな」
「そっ、そこまで冴島先生は言っているの・・・!?」
「あぁ。そして俺も先輩の言った事に納得したからこそこういった形で協力することにしたんだ。お前が撃たれたって聞いて病院に駆け付けた時は一大事だってことからろくに落ち着いて物事を考えられなかったが、先輩から話を聞いて一度ちゃんと話をしてもらった方がいいってな」
「お、おじさんもそう思ったっていうの・・・!?」
小五郎もそんな反応に当たりだというように見た上で話を進めていき、冴島がいかに考えたかもだがそれで自分も賛同出来たからこそとの事に新一は啞然とするのだが、小五郎はそんな様子に呆れを浮かばせた顔を見せる。









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