帝丹小学校教師冴島大河

・・・帝丹小学校に教師として赴任した冴島大河。そこで無骨ながらも子どもとちゃんと向かい合い接していく頼り甲斐のある男の姿に、生徒も親も教師達も信頼を向けていった。

そんな中で赴任三年目となった時に担任することになった一年のクラスに『江戸川コナン』という少年が転校してくる事になったのだが、そこから冴島は大きな面倒と関わる事になっていった・・・


















「・・・あっ、冴島先生!」
「元気か、江戸川?」
「ちょっと手術の影響から風邪を引きましたけど、経過は順調だって先生から言われました」
「そうか」
・・・時はとある事件で銃で撃たれたコナンだが、何とかその相手を捕まえることも出来た後に運び込まれた病院にて。
コナンと周りを囲む同級生達が和やかに会話をしている中、スーツ姿の冴島が近くに来た事に歩美が反応して冴島がコナンに話し掛けると、簡潔ながらも分かりやすく返した答えにそっと頷く。
「そういうことならあんまり無茶せず体調を整える事に集中するんやぞ。体の調子整えんまま無理して学校に来て、また体調崩すようなことをせんようにな」
「はい、分かりました」
「じゃあ俺は行くわ。本当はもう少し話をしようと思うとったが吉田達の邪魔をするのもようないと思ったからな」
「ありがとうございました、冴島先生」
そうして気遣いの声を残した後で一目見れただけで良しといったように冴島は言った上で背を向け、去っていく後ろ姿をコナンもだが歩美達も見送った。理由を口にされたのもあり特に引き止める要素も無かったために。


















・・・そうして少ししてからコナン、いやその正体である新一は退院すると共に自分の正体を隠すために一芝居を打つことにした。今現在正体を隠しながら居候として転がり込んでいる毛利家で、娘であり自身の想い人である蘭に正体がほとんどバレている事から、それを誤魔化すためにだ。

だからこそ同級生として同じように正体を隠していた灰原に提示された選択肢から蘭を誤魔化すことにして、元の蘭と同じ年頃の体に戻る為の試験薬を飲むことを選んだ。自分の正体を明かさないようにする為に。

それで新一はその薬を飲み元の体に戻り灰原には『江戸川コナン』のフリをしてもらい、蘭が新一とコナンが一緒にいる場を目撃させることで新一=コナンだと思わせないようにするようにする手筈だったが・・・それは結果的に言うなら蘭への誤魔化しは成功する事になった。だがそれはほんの一時の事でしかなかった・・・


















「・・・僕に話って何、おじさん?」
・・・時は進んで元の体に戻ったことからその勢いのまま蘭に告白しようとした新一だったが、事件が近くで起こったことに加えてその寸前で体が元に戻ったことで、また『江戸川コナン』としての生活に戻る事にせざるを得なくなったと灰原と交代してから二日後。
学校から帰って来た新一は小五郎から話があるから荷物を置いてからこっちに来いと言われ、上に荷物を置いて下の探偵事務所に行き机の椅子に座る小五郎へと用向きは何なのかと問い掛ける。









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