過去と分岐した道への想い 後編
「そういうことになると思いますが、ザビ家に対しての恨みの気持ちは確かにあると思いますが両親に関する気持ちに関してはどうなのかは分かりません。ハマーンさんもその辺りは分からないというように言ってましたから、俺に会ったこともない人の事はどうこうとは言えませんからね・・・ただ間違いなくザビ家に対する復讐をすると決めた大きなトリガーにはなったと思います。両親を殺した事を恨むのもそうですけど後のその生活が大変だったり、周りの目の厳しさもあってです」
「・・・確かスザクさんと最初はそれで仲が悪かったし、他の人達に至ってはブリタニアから渡された人質としてしか見られてないから、使っていなかった物置小屋のような場所で暮らしていたんでしたね・・・」
「あぁ・・・俺の場合はそういった感じだったが、シャアという人物の場合は周りに事情を知った者がいたかそうでないかは分からないが、どちらもどちらで苦労はあっただろうことは想像は容易に出来るよ。何せジオン=ズム=ダイクンの子どもという立場にあったんだ・・・周りに知られていたなら次は自分達の番ではないかと気が気でないだろうし、知られていなくてもそれが知られたらと思って気が気でないということでな」
「・・・どっちでも辛いですか。それだけジオン=ズム=ダイクンの子どもという立場が重くのしかかってくるんですね・・・」
「・・・そこは今の私だからこそ言えることになるが、ジオン=ズム=ダイクンという存在を暗殺してザビ家がその座についたことを踏まえれば、一見は盤石な体勢を敷いてはいてもジオン=ズム=ダイクンを殺したのはザビ家だろうというような嫌疑の目や声だったりはずっと残っていただろうが、そんな中でジオン=ズム=ダイクンの血を引く子どもがいるならザビ家からすれば厄介な対抗馬が現れる事になり、ダイクン派と言われるような者達からしたら是が非でもザビ家を打ち倒す為のシンボルにしたいとなるだろうが、ある意味では一番読めないのはその他の者達の行動だ・・・一見なら第三者がそこに何の関係があるのかというように思うかもしれんが、何らかの得を求めてシャア達兄妹をどちらかに売り渡すだとか矢面に立たせようとする者達が出て来るのは、どうしたところで否定出来なかっただろうからな」
「っ!・・・そういったようにいつ周りが変わるか分からなかったのもあって、シャアさんはずっと気の抜けない時間を過ごしていたんですね・・・」
ルルーシュはそんな会話から両親に対する気持ちはともかく復讐の大きなきっかけになった事は確かと言い、シンジの確認の声に自分の立場も踏まえた上でシャアの立場についてを話していくと、そこにハマーンも加わる形で周囲の誰もが迂闊に信じられないだろう旨の考えを口にしていき、シンジは衝撃を受けると共にその生活に畏怖してしまった。誰もが誰も信じられない状況がずっとシャアの立場からしたら続いていたということに。
「・・・確かに大尉の立場についてを考えると同情されるのは分かる気はする・・・けどそれで選んだ行動がアクシズ落としというもので、それを成功させておいてまだ戦うことや人殺しに未練が残っているかのような事を言うだなんて、絶対に許しちゃいけない物なんだ・・・!」
「カミーユ・・・」
だがそこでカミーユが怒りを必死に我慢するように漏らしていったシャアに対しての気持ちに、ルルーシュだけでなくハマーン達も苦い顔を浮かべるしか出来なかった。改めてシャアについてを思い返してもやはりカミーユからしてみれば、シャアのやったことを正当化なんてとても出来るはずがないと感じたことを吐露する様に。
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「・・・確かスザクさんと最初はそれで仲が悪かったし、他の人達に至ってはブリタニアから渡された人質としてしか見られてないから、使っていなかった物置小屋のような場所で暮らしていたんでしたね・・・」
「あぁ・・・俺の場合はそういった感じだったが、シャアという人物の場合は周りに事情を知った者がいたかそうでないかは分からないが、どちらもどちらで苦労はあっただろうことは想像は容易に出来るよ。何せジオン=ズム=ダイクンの子どもという立場にあったんだ・・・周りに知られていたなら次は自分達の番ではないかと気が気でないだろうし、知られていなくてもそれが知られたらと思って気が気でないということでな」
「・・・どっちでも辛いですか。それだけジオン=ズム=ダイクンの子どもという立場が重くのしかかってくるんですね・・・」
「・・・そこは今の私だからこそ言えることになるが、ジオン=ズム=ダイクンという存在を暗殺してザビ家がその座についたことを踏まえれば、一見は盤石な体勢を敷いてはいてもジオン=ズム=ダイクンを殺したのはザビ家だろうというような嫌疑の目や声だったりはずっと残っていただろうが、そんな中でジオン=ズム=ダイクンの血を引く子どもがいるならザビ家からすれば厄介な対抗馬が現れる事になり、ダイクン派と言われるような者達からしたら是が非でもザビ家を打ち倒す為のシンボルにしたいとなるだろうが、ある意味では一番読めないのはその他の者達の行動だ・・・一見なら第三者がそこに何の関係があるのかというように思うかもしれんが、何らかの得を求めてシャア達兄妹をどちらかに売り渡すだとか矢面に立たせようとする者達が出て来るのは、どうしたところで否定出来なかっただろうからな」
「っ!・・・そういったようにいつ周りが変わるか分からなかったのもあって、シャアさんはずっと気の抜けない時間を過ごしていたんですね・・・」
ルルーシュはそんな会話から両親に対する気持ちはともかく復讐の大きなきっかけになった事は確かと言い、シンジの確認の声に自分の立場も踏まえた上でシャアの立場についてを話していくと、そこにハマーンも加わる形で周囲の誰もが迂闊に信じられないだろう旨の考えを口にしていき、シンジは衝撃を受けると共にその生活に畏怖してしまった。誰もが誰も信じられない状況がずっとシャアの立場からしたら続いていたということに。
「・・・確かに大尉の立場についてを考えると同情されるのは分かる気はする・・・けどそれで選んだ行動がアクシズ落としというもので、それを成功させておいてまだ戦うことや人殺しに未練が残っているかのような事を言うだなんて、絶対に許しちゃいけない物なんだ・・・!」
「カミーユ・・・」
だがそこでカミーユが怒りを必死に我慢するように漏らしていったシャアに対しての気持ちに、ルルーシュだけでなくハマーン達も苦い顔を浮かべるしか出来なかった。改めてシャアについてを思い返してもやはりカミーユからしてみれば、シャアのやったことを正当化なんてとても出来るはずがないと感じたことを吐露する様に。
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