過去と分岐した道への想い 後編
「・・・今ルルーシュさんは失って初めて気付く物があるって言いましたけど、僕はそう聞いてシャアさんの事をもう戻れない人なんだなと感じました・・・僕も曲がりなりにも人の生死に関わる戦いに身を投じて、身近な人の死だったりとも向き合ってきました。だからあんなことなんかもう二度とあってほしくないとしか思いませんが、シャアさんはそんな人が人を殺すような戦いがない方が辛いというようになってしまったんだと・・・」
「っ・・・そうだな。PTSDに関しては僕も医者としての経験があるから分かるが、だからこそ平和な世界じゃなく戦いのある世界を望むことがどれだけ人として失ってはいけないものを失ってしまったのか・・・そう考えると本当の大尉については残念に思うしかないよ・・・」
そんな中でシンジがシャアが戻れないというように自分とを比較しながら複雑さを隠せない様子で話す姿に、カミーユもその中身に胸を撃たれたようになりながら悲痛な顔を浮かべるしか無かった。平和ではなく戦いを望むなんて人としてあってはならないと。
「・・・もう済んだことだ。あそこまで言ったからには尚シャアが我々に関わってはこないだろうし、関わってきたならきたで拒絶するだけだ。もう私もカミーユも奴と関わることなど望むはずも無い・・・戦争のない平和な時間をわざわざその時の事を持ち出され、グチャグチャにされるような事などな」
「・・・本当にもうシャアという人物にもそうですが、戦争という物に対しての気持ちは吹っ切れているんですね」
「シャアに関しては勿論だが、そもそもからして私は自分から望んでミネバ様の摂政になったわけではないからな。ただそれでも自画自賛の形になるが摂政としてやれるだけの事はやってきたが、結果として私は否定されたり裏切られたりの連続だったからな・・・その時の事を思い返すと確かに地位だったり金といった物に関しては今と比べるまでもない程に恵まれていたかもしれないが、心の内では誰にも気を許せず安心なんて状態にはなったことなどほとんどなかった。その時の事を思い返すと心の平穏というのは本当に大事だと思うのと共に、戦争というものがどれだけ人を狂わせる物なのかと今となっては感じるよ。そしてこの暮らしがどれだけ有り難いものなのかをな」
「・・・そこまで言われるのなら大丈夫そうですね」
ハマーンがそんな話にシャアに対して徹底的な拒絶を行う姿勢を辞さないと言い切る様子に、ルルーシュが戦争に対してもその気持ちがあるのかというように言葉にすると、前世の苦い思い出を話しつつも次第に微笑を浮かべていく様子に同じように微笑を浮かべて大丈夫だろうと口にする。
「・・・もうこの話に関してはここまでにしよう。僕もハマーンさんもあの人に会ってしまった上で話題に出してしまったからこうして話をしたけど、僕達としては終わった話だからこれ以上発展させたくないというか、発展させようとしてもあの人がいない場でどうするのかという話になるからな」
「それでいいって言いたいんですけど・・・最後に聞きたいことがあるので、それを聞いてからでいいですか?」
「あぁ、それでいいなら」
ただもうカミーユはこの話題を終わりにしようというか終わりにしたいといったように切り出すのだが、最後に聞きたい事があると口にしたシンジにそれならいいと返す。
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「っ・・・そうだな。PTSDに関しては僕も医者としての経験があるから分かるが、だからこそ平和な世界じゃなく戦いのある世界を望むことがどれだけ人として失ってはいけないものを失ってしまったのか・・・そう考えると本当の大尉については残念に思うしかないよ・・・」
そんな中でシンジがシャアが戻れないというように自分とを比較しながら複雑さを隠せない様子で話す姿に、カミーユもその中身に胸を撃たれたようになりながら悲痛な顔を浮かべるしか無かった。平和ではなく戦いを望むなんて人としてあってはならないと。
「・・・もう済んだことだ。あそこまで言ったからには尚シャアが我々に関わってはこないだろうし、関わってきたならきたで拒絶するだけだ。もう私もカミーユも奴と関わることなど望むはずも無い・・・戦争のない平和な時間をわざわざその時の事を持ち出され、グチャグチャにされるような事などな」
「・・・本当にもうシャアという人物にもそうですが、戦争という物に対しての気持ちは吹っ切れているんですね」
「シャアに関しては勿論だが、そもそもからして私は自分から望んでミネバ様の摂政になったわけではないからな。ただそれでも自画自賛の形になるが摂政としてやれるだけの事はやってきたが、結果として私は否定されたり裏切られたりの連続だったからな・・・その時の事を思い返すと確かに地位だったり金といった物に関しては今と比べるまでもない程に恵まれていたかもしれないが、心の内では誰にも気を許せず安心なんて状態にはなったことなどほとんどなかった。その時の事を思い返すと心の平穏というのは本当に大事だと思うのと共に、戦争というものがどれだけ人を狂わせる物なのかと今となっては感じるよ。そしてこの暮らしがどれだけ有り難いものなのかをな」
「・・・そこまで言われるのなら大丈夫そうですね」
ハマーンがそんな話にシャアに対して徹底的な拒絶を行う姿勢を辞さないと言い切る様子に、ルルーシュが戦争に対してもその気持ちがあるのかというように言葉にすると、前世の苦い思い出を話しつつも次第に微笑を浮かべていく様子に同じように微笑を浮かべて大丈夫だろうと口にする。
「・・・もうこの話に関してはここまでにしよう。僕もハマーンさんもあの人に会ってしまった上で話題に出してしまったからこうして話をしたけど、僕達としては終わった話だからこれ以上発展させたくないというか、発展させようとしてもあの人がいない場でどうするのかという話になるからな」
「それでいいって言いたいんですけど・・・最後に聞きたいことがあるので、それを聞いてからでいいですか?」
「あぁ、それでいいなら」
ただもうカミーユはこの話題を終わりにしようというか終わりにしたいといったように切り出すのだが、最後に聞きたい事があると口にしたシンジにそれならいいと返す。
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