過去と分岐した道への想い 後編
「・・・かくいう俺もシンジからその世界の俺は本来俺が死ぬ筈だった計画について、死ぬ前に助けられた事によりそちらの俺は存命のまま生き続けて地球や宇宙の為にと戦っていったと聞きました。それに対して俺はそのまま死ぬことになりましたが・・・今こうして四人で集まっていることに関しても俺以外はどう思っているかは分かりませんが、少なくとも俺は喜ばしい事だと思いました。それくらいに俺はこうして他の人達とは話し合えない話を出来ている事もですが、何よりそれを否定されないということは・・・救われるんです。自分のやってきた事が正しかったなんて思うわけではありませんが、それでも自分を受け入れてくれる人がいるということは」
「・・・ルルーシュ・・・」
しかしここでルルーシュが穏やかでいて心底からホッとしたような微笑を浮かべる様子に、カミーユは複雑そうな表情を浮かべる。シンジはまだハマーンよりはルルーシュの事については知っている方だが、付き合いの長さもあってどういった風に前世を歩んできたかを事細かに聞いている経験から、ルルーシュが本当にそう感じている事を感じた為に。
「・・・だからこそというかシンジの方のシャア=アズナブルという人物についてはともかく、カミーユやハマーンさんの知るシャアがそうなったのはハマーンさんに撃墜されたという戦いの後、おそらく彼の率いるネオジオンの者に助けられたこととその後の戦いの顛末を見て話をしたことが、シャア=アズナブルのその後の行動に多大な影響を及ぼしたんだろうと思われます・・・カミーユの精神が崩壊した事にハマーンさんのネオジオンとグレミーという人物が同じザビ家のジオンを擁立する筈なのに、分裂するという状態になった上で話に聞けばエゥーゴは連邦に手柄を奪われ、ネオジオンの騒乱を収めたのは自分達だというように喧伝する・・・そんな状況を見たシャア=アズナブルに更にそのネオジオンの人達が自分達のトップになってほしいというように話をしたら・・・」
「成程・・・シャアもそれらの状況について思う所はあったのだろうが、そういった周囲の後押しであったり望みの影響を受けてネオジオンの総帥となると決断したというわけか。そしてそれがお前のいうような周囲の環境によるものだと・・・」
「えぇ、そうです。大方シャア=アズナブルを助けた者達はダイクン派と呼ばれる者だったのは、カミーユからどういった演説をしたのかについてを聞いたことから予想は容易に出来ますが、だからこそそんな者達は最初からシャア=アズナブルを擁立するつもりでいたのもまた予想が出来ました。シャアを助けた当初の目論見としてはいずれ貴女というかザビ家の統治するジオンなど認められないというよう、グレミーという人物のような形で立ち上がるようにね」
「・・・だろうな。それこそグレミーが出て来なかったらグレミーの代わりに私達の前に立ち塞がっていた可能性は大いに有り得ただろうが、その際にシャアにその者達の目論見が上手くいったかというと、エゥーゴというよりジュドー達がいたなら分からなかっただろう。まぁグレミーではなくシャアが出て来たなら当時の私の気持ちとして、自分が今度こそシャアを終わらせてやると息巻いていたのは目に見えているよ・・・今だからこそ言えることとして、内心は荒れに荒れているままにな・・・」
しかしすぐに表情を引き締めシャアとその周囲についての推測を存分に語っていくルルーシュに、ハマーンは疲れたように目を閉じながらもそれらを否定せずに肯定した。周りの環境から行動を起こした上でグレミーが行動していなかったならシャアが動いていて、当時の自分は決して穏やかにはいられなかっただろうと。
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「・・・ルルーシュ・・・」
しかしここでルルーシュが穏やかでいて心底からホッとしたような微笑を浮かべる様子に、カミーユは複雑そうな表情を浮かべる。シンジはまだハマーンよりはルルーシュの事については知っている方だが、付き合いの長さもあってどういった風に前世を歩んできたかを事細かに聞いている経験から、ルルーシュが本当にそう感じている事を感じた為に。
「・・・だからこそというかシンジの方のシャア=アズナブルという人物についてはともかく、カミーユやハマーンさんの知るシャアがそうなったのはハマーンさんに撃墜されたという戦いの後、おそらく彼の率いるネオジオンの者に助けられたこととその後の戦いの顛末を見て話をしたことが、シャア=アズナブルのその後の行動に多大な影響を及ぼしたんだろうと思われます・・・カミーユの精神が崩壊した事にハマーンさんのネオジオンとグレミーという人物が同じザビ家のジオンを擁立する筈なのに、分裂するという状態になった上で話に聞けばエゥーゴは連邦に手柄を奪われ、ネオジオンの騒乱を収めたのは自分達だというように喧伝する・・・そんな状況を見たシャア=アズナブルに更にそのネオジオンの人達が自分達のトップになってほしいというように話をしたら・・・」
「成程・・・シャアもそれらの状況について思う所はあったのだろうが、そういった周囲の後押しであったり望みの影響を受けてネオジオンの総帥となると決断したというわけか。そしてそれがお前のいうような周囲の環境によるものだと・・・」
「えぇ、そうです。大方シャア=アズナブルを助けた者達はダイクン派と呼ばれる者だったのは、カミーユからどういった演説をしたのかについてを聞いたことから予想は容易に出来ますが、だからこそそんな者達は最初からシャア=アズナブルを擁立するつもりでいたのもまた予想が出来ました。シャアを助けた当初の目論見としてはいずれ貴女というかザビ家の統治するジオンなど認められないというよう、グレミーという人物のような形で立ち上がるようにね」
「・・・だろうな。それこそグレミーが出て来なかったらグレミーの代わりに私達の前に立ち塞がっていた可能性は大いに有り得ただろうが、その際にシャアにその者達の目論見が上手くいったかというと、エゥーゴというよりジュドー達がいたなら分からなかっただろう。まぁグレミーではなくシャアが出て来たなら当時の私の気持ちとして、自分が今度こそシャアを終わらせてやると息巻いていたのは目に見えているよ・・・今だからこそ言えることとして、内心は荒れに荒れているままにな・・・」
しかしすぐに表情を引き締めシャアとその周囲についての推測を存分に語っていくルルーシュに、ハマーンは疲れたように目を閉じながらもそれらを否定せずに肯定した。周りの環境から行動を起こした上でグレミーが行動していなかったならシャアが動いていて、当時の自分は決して穏やかにはいられなかっただろうと。
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