端から見て分かるものがあるが、更に端から見てでなければ気付けない物がある

「信じたくないかもしれないが優作さんの話は嘘ではないよ。まぁ君からしたら夢での出来事だったから全く疑問だったりなんだったりといったものは浮かばなかったんだろうが、それでも君はその夢の中で携帯の移り変わりだとかも体験しながらその半年という時間を過ごしていたのだろう・・・だがよく考えてみてくれ。そんな携帯電話の移り変わりについてを夢の中にいた君が知っていたことは一先ず置いておくにしても、たった半年の間で君が倒れた後にポケベルやPHSにガラケーといった通信機器がスマホに至るまでに出て来る事になるんだが、それだけハッキリとした夢を見ていたなら覚えているだろう?日本国民の結構な人達がそれらを持っていたといった映像なり日常なりを」
「・・・確かにそれは、覚えていますけど・・・」
「結構。それで年代的に見て君が倒れてから半年の間でスマホが開発される程の発展がされるわけないという事については、今優作さんが言ったがまぁそこは置いておくとして君の夢の通りになったとしてだが・・・」



「現実的に考えるとポケベルやPHSにガラケーといった物がその半年の間でどんどんと出ていっては消えてを繰り返していくのなら、最初からスマホを出しておけみたいな抗議が携帯を作る企業に向けられるのは想像が容易に出来るんだよ。性能の低い物を出して自分達に無駄な金を使わせるな、最初からスマホを出しておけばよかっただろうとね」



「えっ・・・っ!?」
・・・それで続けて降谷がその携帯のことについて現実に考えれば有り得ないかについてを話していくのだが、その中で起き得る事についてを聞いて新一は一瞬戸惑いはしたものの言いたいことが分かったとばかりに息を呑んだ。
「そう、ハッキリ言ってしまえばおかしな話なんだよ。スマホが作られ出した時ならまだガラケーと比べても機能はそこまでダントツにスマホの方が優れているという訳じゃないが、それでもポケベルやPHSといったような物と比べれば圧倒的でいて隔絶とした差があると言えるような代物だ。そう考えると半年の期間でスマホが出せるならガラケーはまだしもとしても、PHSやポケベルといった物をわざわざ出したら確実にこんな物を出すなと人々は言うだろうし、仮にそんな抗議が起こらなかったとしても次に問題になるのは携帯を扱う店だとかジャンクショップに一気にスマホ以外のそれらの機器が並んで、何らかの社会現象になりかねない可能性が有り得る事だが・・・君の夢の中では一切そんなことなく、至って普通にそういった通信機器が移り変わっていったんだろう?その半年の間でね」
「っ・・・確かに、そうです・・・全くそういった問題も何も無いばかりか、いつの間にか俺もガラケーを持っていたのが、スマホに変わっていました・・・いつ変えたのかなんて、全く覚えもないです・・・」
「そうか・・・さっきも言ったが君の夢がただの夢ではないのは確かだとは僕達も感じている。だがやはりそんな携帯一つ取ってもおかしな話というようにしか感じないんだよ。君がベルモットの携帯のプッシュ音からボスのアドレスを把握したといったような事についてだが、それもスマホより前のプッシュ音があるのが珍しくない携帯でなければならないこともそうだが、今の時代ではスマホならアプリを経由して通話だとかチャットなんかのやり取りだって珍しくない事を考えれば、たまたまその頃の携帯事情の時勢に乗った夢でしかないというようにしか思えないというようにね」
「っ・・・!」
そうしていかに新一の過ごした半年がおかしいのかについてを降谷は話していき、新一も言われてみればというように自分も全く何も考えていなかったというように実例を思い出しながら言い、そこに更にベルモットとの時の事もおかしいと言われると辛いというように表情を歪めることしか出来なかった。そう言われてしまうと否定出来ないというよう。









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