帝丹高校教師冴島大河 コナン本編in後の話

「まぁ取り敢えずまずは教師として話さなならんことから話させてもらうが・・・」



「単刀直入に言わせてもらいますが、二人のお子さんはもう留年が後数日で確定する日数を欠席しています。それももう補習などでどうにも出来ないような日数をです・・・なので工藤君はこのまま行けば進級は出来ません」



「「っ!?」」
・・・ただそこから早速本題に入ると冴島が口調を改めて口にした新一の留年がほぼ確定したとの言葉を受け、優作も有希子もたまらず驚愕に表情を歪ませた。全く予想していなかった言葉が出て来たというよう・・・そしてそんな驚きの中だからこそ小五郎や英理がそっと表情をしかめていたことにも気付けていなかった。
「・・・この事に関しては本来ならそこまでになる前に早めに伝えろと言われる事やろうと思うわ。そやけどろくに家にもおらん息子さんに連絡を取る為の個人的な電話番号なり連絡先に関して、学校の教師でしかない俺は把握出来とらん状況やった。そやから昔からの幼馴染やっちゅう蘭ちゃんにそれを知っとるか聞いて、知っとると答えたから伝言を頼んだんや。留年に関する事について色々とな」
「っ・・・そうなんですか、毛利さん・・・?」
ただそこで自分は何もしていない訳では無いと蘭に伝言を頼んだと言う冴島に、優作は驚きと共に小五郎へ視線と問い掛けを向ける。
「えぇ、先輩からそういったことを伝えて欲しいっていうように頼まれたって蘭が言ってきたから、中身が中身なだけに伝えないといけないだろうからメールなり電話なりとにかく何でもいいから新一に連絡をしろって言いましたよ。ですがそうして連絡して返ってきたのはやることがあるからまだ帰れないってのもそうですが、何だかんだで大丈夫だろって風な楽観的でいて何も考えてないような言葉だったのは俺も確認してますが・・・逆に聞きますけどお二人は新一からそういったことについて、一言でも何か聞いてないんですか?」
「っ・・・それ、は・・・」
「・・・確かに新ちゃんから一切学校に行ってるかどうかとか、聞いていないわ・・・」
それらに小五郎は経緯を詳細に話していくのだが、その中で逆に二人は話をされていたのかと聞かれて優作も有希子も何も聞いてないといったよう、顔色を悪くしながら答えるしか出来なかった。
「・・・そういった返事の中身に関しては蘭ちゃんから俺も報告される形で聞いとった。その上で蘭ちゃんも何度も留年の事もそうやが二人に連絡して戻って来てもらった方がえぇんやないかってことについても伝えたらしいんやが、それはしなくていいとその度に返されたらしいわ・・・それでつい先日の修学旅行は来たから顔を合わせて留年について話をしたんやが、全くそういった事について堪えんというか考えとらんっちゅう笑い顔を浮かべて大丈夫やろうみたいに言いよった・・・その顔を見て本当に自分の事を留年させるなんてせんと高を括っとるか、もしくは今学校に家から離れてやっとる事の方で頭いっぱいになっとって、そういった学校の事なんぞ小さなもんやと思っとるのかのどっちかか、あるいはどっちも併せたような考えをしとるやろうなと感じたんや。そしてそんなもんやから両親に話す必要もないと自分の中で勝手に思い込んで、何も言わんと済ませればえぇというようにしたんやろうなともな」
「「っ・・・!」」
だが冴島がその上で続けていった話の中身に、優作も有希子も悪い顔色のままたまらず息を呑むしかなかった・・・新一がいかに楽観的な風に行動してきたのかもそうだが、だからこそ自分達に何も言わずに行動してきたのだろうということを嫌でもそれらの話で理解してしまった為に。









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