正しいから許されると誰が決めた?
「・・・んじゃ言わせてもらうが、まず俺は探偵を辞める事にした」
「えっ!?何故ですか!?」
「少し前に病院に行って検査をした・・・その時とある数値が異常なくらいに出ていて、今のままが続けば日常生活が出来ないレベルにまでになるらしい」
「そう、なんですか・・・ですが何故僕にそれを?そんな重大なことは僕より蘭さんにお伝えするべきでは?」
まずはと探偵を辞めるとその理由つきで話を切り出す小五郎に、安室は驚きはするが何故自分に言うのかと怪訝そうな表情になる。
「・・・オメーは知ってんだろ、コナンの本当の正体・・・いや、あいつが俺に何をしてんのかを」
「っ!?」
だが続いた意味深に口にされた言葉に安室は驚愕し、絶句してしまった・・・この時には既にもう組織と対決する都合に信頼が結べたということから自分は工藤新一であり小五郎を眠らせて自分が推理していたと新一から明かされていたが、小五郎自体はその事に全く気付いてないと思っていた為に。
「どうやらその反応からして知ってるみたいだが・・・まぁオメーが驚くのも無理はねーよ。俺だってこの事実をつい最近、頼人から知らされた所だからな」
「頼人君から・・・一体どういうことですか?」
「病院に行って検査をしてきたって言っただろ?そしてとある数値が異常なくらいに高く出たと・・・その数値ってのはな、普通に暮らしてたんじゃ接種なんざ出来るはずもねぇ量の麻酔によるものなんだよ。新一、いやコナンが俺を眠らせるために使った麻酔銃によるな」
「っ!?」
更に話を進める小五郎だがさらりと告げたその中身に、安室は目を見開いた・・・コナンが新一であることを知っている上に、その時の手法についてまでもを間違いない形で小五郎が口にしたことに。
「ここから先は僕が引き継ぎますが、向こうで生活している中で僕は父さんからの連絡を受けました。その時に父さんから言われたのは麻酔の成分が体から異常な量で出ていることと共に、話が進んでいく内にどうしてこうなったのかを僕に調べてほしいという物でした」
「待ってくれ・・・そもそも何故頼人君にまず電話したんだい?身近にいるはずの蘭さんやコナン君達を差し置いて・・・」
「父さんが言うには遠い僕の方が色々と落ち着いて考えるだとか、この件の解決役に適しているのではと思ったとの事です。身近にいる蘭や母さん達に話すよりは客観的にどういうことか見てもらうのにいいのではないかと・・・今となっては蘭や新一君に話が行ってなくて良かったと思ってます。おそらく二人がこの事を知ったなら、今貴方達が行おうとしている黒ずくめの男達との最終作戦に引っ張り出される可能性の方が高くなるでしょうからね」
「なっ・・・!?」
そこから話を頼人が引き継ぐと言い話が進んでいく中で平然と口にされた言葉に、安室は絶句した・・・秘密裏に行われている筈の組織の壊滅作戦について、あっさりと頼人の口から出てきた事に。
「あぁ、心配しないでください。僕達はそれらについては口外するつもりはありません。僕達の言うことを聞いてくれればの話ですけれどね」
「・・・言うこと?」
「そう怖い顔をしないでください。僕達が貴方に求めたいことは、父さんを貴方も含めて新一君達から無関係にするための手伝いをしてほしいということです」
「え・・・?」
ただ頼人の続ける話に瞬時に安室は空気と表情を鋭く張りつめた物にするが、その要求を聞いた瞬間に眉を怪訝そうに曲げた。どうしてそんな要求が出るのかと。
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「えっ!?何故ですか!?」
「少し前に病院に行って検査をした・・・その時とある数値が異常なくらいに出ていて、今のままが続けば日常生活が出来ないレベルにまでになるらしい」
「そう、なんですか・・・ですが何故僕にそれを?そんな重大なことは僕より蘭さんにお伝えするべきでは?」
まずはと探偵を辞めるとその理由つきで話を切り出す小五郎に、安室は驚きはするが何故自分に言うのかと怪訝そうな表情になる。
「・・・オメーは知ってんだろ、コナンの本当の正体・・・いや、あいつが俺に何をしてんのかを」
「っ!?」
だが続いた意味深に口にされた言葉に安室は驚愕し、絶句してしまった・・・この時には既にもう組織と対決する都合に信頼が結べたということから自分は工藤新一であり小五郎を眠らせて自分が推理していたと新一から明かされていたが、小五郎自体はその事に全く気付いてないと思っていた為に。
「どうやらその反応からして知ってるみたいだが・・・まぁオメーが驚くのも無理はねーよ。俺だってこの事実をつい最近、頼人から知らされた所だからな」
「頼人君から・・・一体どういうことですか?」
「病院に行って検査をしてきたって言っただろ?そしてとある数値が異常なくらいに高く出たと・・・その数値ってのはな、普通に暮らしてたんじゃ接種なんざ出来るはずもねぇ量の麻酔によるものなんだよ。新一、いやコナンが俺を眠らせるために使った麻酔銃によるな」
「っ!?」
更に話を進める小五郎だがさらりと告げたその中身に、安室は目を見開いた・・・コナンが新一であることを知っている上に、その時の手法についてまでもを間違いない形で小五郎が口にしたことに。
「ここから先は僕が引き継ぎますが、向こうで生活している中で僕は父さんからの連絡を受けました。その時に父さんから言われたのは麻酔の成分が体から異常な量で出ていることと共に、話が進んでいく内にどうしてこうなったのかを僕に調べてほしいという物でした」
「待ってくれ・・・そもそも何故頼人君にまず電話したんだい?身近にいるはずの蘭さんやコナン君達を差し置いて・・・」
「父さんが言うには遠い僕の方が色々と落ち着いて考えるだとか、この件の解決役に適しているのではと思ったとの事です。身近にいる蘭や母さん達に話すよりは客観的にどういうことか見てもらうのにいいのではないかと・・・今となっては蘭や新一君に話が行ってなくて良かったと思ってます。おそらく二人がこの事を知ったなら、今貴方達が行おうとしている黒ずくめの男達との最終作戦に引っ張り出される可能性の方が高くなるでしょうからね」
「なっ・・・!?」
そこから話を頼人が引き継ぐと言い話が進んでいく中で平然と口にされた言葉に、安室は絶句した・・・秘密裏に行われている筈の組織の壊滅作戦について、あっさりと頼人の口から出てきた事に。
「あぁ、心配しないでください。僕達はそれらについては口外するつもりはありません。僕達の言うことを聞いてくれればの話ですけれどね」
「・・・言うこと?」
「そう怖い顔をしないでください。僕達が貴方に求めたいことは、父さんを貴方も含めて新一君達から無関係にするための手伝いをしてほしいということです」
「え・・・?」
ただ頼人の続ける話に瞬時に安室は空気と表情を鋭く張りつめた物にするが、その要求を聞いた瞬間に眉を怪訝そうに曲げた。どうしてそんな要求が出るのかと。
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