帝丹高校教師冴島大河 コナン本編in後の話

「・・・さて、遠路はるばるありがとうございます。こうしてこちらの呼び出しに応じてもらって」
「あ、あの・・・それはいいんですけど、どうして冴島先輩の後ろに小五郎ちゃんと英理の二人がいるんですか?私達は新ちゃんについて話があるって言われたから、本人が来れない状況だって分かるなら本人には話をしないようにって言われたから新ちゃんには何も言わずにここに来たんですけど、それも含めて一体どういうことなんですか・・・?」
・・・場は帝丹高校の放課後のとある空き教室。
そこで並べられた机の椅子に二人並んで優作と有希子は座り、一人で対面する形で机の椅子に座る冴島とその後ろで小五郎と英理が並んで椅子に座る様子に、教師としてかしこまった挨拶をして頭を下げる冴島の事についてなど気にする事が出来ず、ここに呼ばれた経緯も含めてどういうことかと有希子は漏らす。
「まず先に俺が学校の教師としてそちらに話すことがあるが、その後に二人も交えて話すことがあるから来てもろたんや。その上で本人が来んなら俺から話をしたいことについて伝えんでくれゆうたのは、本人が聞いたら何をするのかを自分に言うてくれっちゅうだけならまだしも、それを聞いたら聞いたで両親には中身は伝えんでえぇし、わざわざ二人を帰らせんでもえぇと電話口でしつこく言ってくるのが想像が出来たからやな」
「っ・・・つまり先輩はそれだけ新ちゃんにとって重要な話をする予定だから、新ちゃんが来れないなら私達に先にちゃんと話をしようと思ったからなんですね?」
「そういうことや」
冴島はそこで口調を崩しつつ二人がここにいる理由を先に話した上で何で回りくどい注文をしたのかについての理由を口にすると、有希子もだが優作もたまらず緊迫した表情を浮かばせた。それだけ新一について重要な事を話す予定なのだと冴島の様子から理解出来たというよう。






・・・ただここで話には出てきていないが、何故冴島が本題について一切何も触れてないままに二人に帰って来て欲しいと願ったのかに、そんな状態なのに優作に有希子がそれを受けたのかについてだが・・・これは直に話をして伝えなければならないことだと、冴島が真剣に言ったことからだった。電話で伝えるだけなら簡単だが、そうしてしまうのは以降の事を考えても良くない事だということからと。

そんな冴島からの言葉に冴島をよく知っている有希子もだが優作も以前に会ったことから、嘘や大袈裟など言うような人ではないと感じた事もあり、二人は新一を連れてこれないなら何も言わずに冴島の元に行くという選択をすることにしたのである。実際に冴島からの連絡がなければ新一もだが阿笠も自分達にも何も言わずにずっと行動していただけならまだしも、新一の正体が蘭にバレかけた時も誤魔化せない可能性があったことを考えれば、今回も新一に任せてしまうと何も言わずに終わらせかねない可能性を感じたが為に。

だから優作に有希子は新一に何も言わない上で気付かれないようにと日本に帰国した上で、冴島に連絡して時間の調整をして会えるようにしたのだが・・・そこに小五郎と英理の二人がいることは勿論想定していなかったが、冴島が口にしていく言葉に力がこもっている事でただ事じゃないと理解したのてある。本当に自分達を呼ばないといけないような事を話したいと思っているのだと。









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