帝丹高校教師冴島大河 コナン本編in後の話

『簡単に言うとまた親の都合が悪くなったから俺のとこでコナンを預かってくれって言ってきて、それで俺が渋ってる時に一千万の入金がされた通帳を手渡してきたんです』
「・・・それで、金につられてまた預かったんか?」
『いえ、最初は絶対に断ろうって思ったんですよ。そもそも始めにあいつを預かってくれって言われた時も蘭もそうですが、俺も乗り気じゃなかったんです。ただそれでも他に預かってくれる人がいないから頼むって博士に言われたから、親に出来る限り早く迎えに来るように言ってくれと言って仕方無くコナンを預かることにしたんですけれど、流石にやっぱり忙しいからもう一回なんて事を許す訳にはいかないって思ったのもありまして・・・だからそれで通帳を渡された時に金銭の問題ではないのでって断って一度はコナン共々引いたんですが、もう一度来た時に多分父親の入れ知恵からかもう五百万入金された通帳片手にまた色々と話をされていって、あんまりにもしつこくてうんざりしていったことからこっちから条件を突き付けたんです。それはしばらくはコナンを預かりはするけれどそっちはそっちでコナンを預かる人達を探す事もそうだが、こっちがもうコナンを預かるのを止めるって決めたらその時には絶対に引き取りに来いって』
「成程・・・妥協点を作ったっちゅうわけか。もうそれ以上話をしても向こうが引くように思えず毛利がイラついたのもあったんやろうが、それでもいつでもそのボウズを離すことが出来る権利を持つことで話を終わらせるならまだ良しとする形にしたと」
『そういうことですが、一応それで話は終わりになったんですけれどだからこそ今ウチにはまたコナンがいる状態になって、蘭とはあまり本音で話すことが難しくなってるんです。流石にいくら何でも子ども相手にというのもですけれど、好きだっていう親戚に対する俺達が感じた不信についての話を聞かせるのは良くないってことから・・・』
「・・・その辺りは流石にしゃあないとしか言えんな・・・」
それで小五郎がどういった経緯を経てまたコナンを預かるに至ったのかもだが、その事から蘭とあまり長く時間を取れていないという現状についてを話していき、冴島もそう聞いてはというように眉間にシワを寄せるしかなかった。毛利家が今状況的に色々厳しいことについて。






・・・これが冴島のいない世界線の話だったら、蘭はコナンと名前と立場を偽る新一の事を犬猫を預かるかのような気安さですぐに新一を受け入れていただろう。だがこの冴島がいる世界線では蘭の考え方やらが色々変わっているのもあるからというのもそうだが、とある事情も重なったことによりコナンをウチで預かるのは良くないと思い、最初こそは蘭は阿笠達に断りを入れた。

だがここで小五郎の元がいいと諦める事をしなかった阿笠に新一はならと小五郎に直接話をしたいと切り出し、小五郎もまた蘭と同じような事情から断るというように言ったのだが・・・それでもと尚食い下がってきた為に小五郎と蘭は二人で話し合った上で、早く親に迎えに来るように言えと阿笠に言って本当に仕方無く新一を預かる事になった。

そしてその流れで冴島にも連絡が行き、コナンの正体が新一だと知らないからこそ何とも言い難そうに起こってしまった事はしゃあないと、そこから普段の連絡に関しては何か特急の用事でもないなら基本は高校の昼休みの時間にすることに冴島と小五郎の間で決められた・・・これはコナンとして帝丹小学校に通うことになった新一の事を考えての物である。

一応『江戸川コナン』の肉体的な年齢が小学生低学年程度な事もあるから帝丹小学校に通わないといけないとなったからというのもあるが、どちらかと言うと『江戸川コナン』が工藤家の親戚の子といったような話を受けたのもあって、流石にいくら子どもでも新一を中心とした事に関しての話を聞かせるような事をしてはまずいという気遣いから、コナンが学校に通っていて確実に家にいない時間と冴島に連絡がつく時間を重ね合わせた結果として、高校の昼休みを使おうとなったのである。

だからそうそう頻繁に連絡を取り合っているわけでは無いのも相まって、新一にも冴島と小五郎が連絡をその時間に取り合っているとはバレていなかったのであるが・・・本当はそのやり方はコナンを親が引き取りに来たということで、もう終わりにする予定だったのだ。別にコナンがいなくなればそんな時間制限を設ける必要もない為に。









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