帝丹高校教師冴島大河 コナン本編in後の話

「・・・その気持ちは分からんでもない。そもそもを言うなら工藤が蘭ちゃんをデートに誘って事件が起きてそれを解決した後、何か気になるもんを見付けたからやろうが蘭ちゃんを置いて工藤は走り去って行った・・・そしてそれから時折かかる電話で工藤が生きとることが分かるくらいで、学校に来ることはおろか家に帰ってくるような気配すらない・・・そんな状態やと俺が説明したにも関わらず、藤峰達は新一の事だから心配はいらないと言いよった。国際電話じゃあれだけ藤峰は工藤の事を聞いて慌てとったのが、日本に戻ったから会いたいいう連絡をしてきた時と実際に俺と会って話をした時、工藤に会えた訳やないっちゅうとったのに工藤なら大丈夫やと笑顔を浮かべて落ち着き払う形でな」
『・・・改めて先輩から聞いた話を思い返すと本当に明らかにおかしいとしか言いようがありませんね。日本に帰る前と帰ってからの態度が完全に真逆な上に、新一と会っていないっていうのにそんな安穏と出来るなんて』
「あぁ。そやから先に毛利に言ったように俺も俺でそこで確信を得たんや・・・藤峰達は日本に帰って来て工藤が無事である確信を得た上で、俺らにその根拠についてを言えんから何も言わんと誤魔化しに入った・・・とな」
そして冴島も前に話はしているがと改めて自分も有希子達についてを不審に思い、確信したことについてを話す。有希子達は新一が大丈夫である根拠を得つつも自分達にそれを明かす気はないのだろうと。
「・・・ただそう確信はしたはえぇが、それで藤峰達に工藤の為にも日本に戻るようにはせんのかと特に工藤の父親に投げ掛けるように問い掛けたが・・・曖昧に言葉を濁して工藤の欠席の事に関してはちゃんと把握したし工藤なら問題ないから大丈夫や言うて、逃げるようにあいつらは俺の元から去っていった上で俺が毛利や妃と連絡を取り合っとる事は知らんのはともかくとしても、以前からの知り合いで工藤の事で色々あったゆうても工藤に近い毛利達に何か話くらいはしに来た方がえぇはずなのに、もう海外に戻ったのはほぼ確定っちゅう時間が経った・・・ここまで来るとほんまにあいつらは何をしとるんやとしか言えんわ・・・」
『本当に今となってはもう有希子ちゃん達を信じられないとしか思えませんよ・・・昨日英理にも有希子ちゃん達はもう時間的に日本を出たのは間違いないだろうって連絡をしたら、完全に二人に対して失望したって風な事を言ってましたからね・・・』
しかしそれで結果として日本に留まることなくほぼ逃げるように何も言わず、冴島はおろか小五郎達にもろくに何かを言うことはおろか顔すら見せることもしなかった事実に、英理も大いに失望したと三人の気持ちが揃う形で二人は力無く漏らす以外になかった。日本にすらいることを選ばなかった有希子達を完全に見損なったと。
「・・・気を取り直して話を変えるが、蘭ちゃんは今どんな状態や?」
『あぁ、それなんですが・・・今はまたコナンがウチに戻って来てるから、ちょっとウチでは突っ込んだ話が出来なくなってるんですよ・・・』
「・・・何やて?」
ただそういった気持ちのままではいられないと話題転換だと蘭についてを冴島は小五郎に聞くが、返ってきた自分も困惑しているといった答えに冴島もどういうことかと聞き返した・・・小五郎から聞いた話によれば有希子達と冴島が新一について話をした後、コナンと身分を隠している新一をコナンの親の変装をした有希子が迎えに来てコナンを引き取っていったとの筈だと。









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