帝丹高校教師冴島大河 コナン本編前
「・・・俺もこんなことは言いたない。そやけど善意を食いもんにしてしまう人間っちゅうのは存在するんや。そこに悪意があろうがなかろうがな」
『・・・悪意があるのは何か聞いたことはありますからともかくとしても、無くてもってどういうことですか・・・?』
「要は藤峰達は人の善意に甘え過ぎとる上で自分達はその善意を同じ分かそれ以上返しとると思っとるだけで、実際にその行動を見てみるとそんな対等とは到底言えんような分しか返しとらんっちゅうことになるが・・・人と人の関係に関して恩やら礼やらを対等に返していくんが、実際はそんな単純でもないし簡単なもんやないのは俺も分かっとる。そやけど藤峰に関しては俺が工藤の教師やからっちゅうことも含めて工藤のことを頼むと言うてきた・・・それは藤峰からしたら昔の知り合いが息子の教師になったからというだけの何の気もない発言だったのかもしれんが、俺から見れば工藤の事で面倒が起こっても教師の立場もあるが昔の知り合いでもあるんやから、ホンマに自分達が戻らなアカン場合以外の面倒事を自然と押し付けとるっちゅう風に感じてしまったんや」
『っ!!』
冴島はそんな話の流れを少し変えて善意と悪意の事についてを切り出していき、小五郎はどういうことかというように困惑をしていたが、続いた冴島の立場から感じたことについての話に盛大に息を詰まらせた。あまりにも冴島から見たら有希子の言ったことが都合が良すぎるとしか感じられなかった為に。
「まぁ俺も教師として生きてきて教師なんやからこれをやれあれをやれと、本当ならお前ら自身でやれゆうような要求を向けてくるもんも少なくはなかったが、そういったもんはほとんど自分勝手でいて思い通りにならん事に苛立っとった。そやけど藤峰はそんなことなんか一切なく自然と俺に頼むと笑顔で言ってきた・・・そうしてくれるやろうと一切の疑いを持つことなくや」
『・・・それが有希子ちゃんが善意に甘え過ぎてるって事なんですね。先輩が知り合いでどういう人なのかも知ってるから、そうするだろうって・・・そしてさっきの話の流れも踏まえて考えられることとして、俺達にも有希子ちゃん達は将来的にそういうことを悪意もなく当然のように求めてくるだろう上で、将来的に俺達ばかりが負担がかかってる状況にあるのにそういった事を考えもしないのが先輩には想像がついたと』
「あぁ・・・藤峰達の周りに毛利達のように善意には善意で返すもんばかりがいるっちゅう環境やったから、自分達も同じように返しとったつもりやったんやろうが・・・今回の工藤一人を置いて海外に自分達だけ行くっちゅう行動で、善意を当然のもんとして食いもんにしとると感じるようになったからこそ、藤峰達と以降も付き合うようなら覚悟が必要やと言ったんや。お前らがどれだけ苦労したかに善意を持って行動したとしても、藤峰達はその苦労やらの中身について考えることなく土産やらその時にあった事で返せばそれで自分達は対等・・・っちゅうように考えるやろうから、そんなことになってもえぇと思って付き合う覚悟がな」
『っ・・・!』
だからこそそんな有希子達と付き合うなら覚悟を持つことが必要なのだと、有希子達が前提として決して悪人ではないことも含めて話す冴島に小五郎は大きくツバを飲み込んだ。決して大袈裟だと否定も出来ず、かといってすぐにそうするとも言えない事の大きさを感じて。
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『・・・悪意があるのは何か聞いたことはありますからともかくとしても、無くてもってどういうことですか・・・?』
「要は藤峰達は人の善意に甘え過ぎとる上で自分達はその善意を同じ分かそれ以上返しとると思っとるだけで、実際にその行動を見てみるとそんな対等とは到底言えんような分しか返しとらんっちゅうことになるが・・・人と人の関係に関して恩やら礼やらを対等に返していくんが、実際はそんな単純でもないし簡単なもんやないのは俺も分かっとる。そやけど藤峰に関しては俺が工藤の教師やからっちゅうことも含めて工藤のことを頼むと言うてきた・・・それは藤峰からしたら昔の知り合いが息子の教師になったからというだけの何の気もない発言だったのかもしれんが、俺から見れば工藤の事で面倒が起こっても教師の立場もあるが昔の知り合いでもあるんやから、ホンマに自分達が戻らなアカン場合以外の面倒事を自然と押し付けとるっちゅう風に感じてしまったんや」
『っ!!』
冴島はそんな話の流れを少し変えて善意と悪意の事についてを切り出していき、小五郎はどういうことかというように困惑をしていたが、続いた冴島の立場から感じたことについての話に盛大に息を詰まらせた。あまりにも冴島から見たら有希子の言ったことが都合が良すぎるとしか感じられなかった為に。
「まぁ俺も教師として生きてきて教師なんやからこれをやれあれをやれと、本当ならお前ら自身でやれゆうような要求を向けてくるもんも少なくはなかったが、そういったもんはほとんど自分勝手でいて思い通りにならん事に苛立っとった。そやけど藤峰はそんなことなんか一切なく自然と俺に頼むと笑顔で言ってきた・・・そうしてくれるやろうと一切の疑いを持つことなくや」
『・・・それが有希子ちゃんが善意に甘え過ぎてるって事なんですね。先輩が知り合いでどういう人なのかも知ってるから、そうするだろうって・・・そしてさっきの話の流れも踏まえて考えられることとして、俺達にも有希子ちゃん達は将来的にそういうことを悪意もなく当然のように求めてくるだろう上で、将来的に俺達ばかりが負担がかかってる状況にあるのにそういった事を考えもしないのが先輩には想像がついたと』
「あぁ・・・藤峰達の周りに毛利達のように善意には善意で返すもんばかりがいるっちゅう環境やったから、自分達も同じように返しとったつもりやったんやろうが・・・今回の工藤一人を置いて海外に自分達だけ行くっちゅう行動で、善意を当然のもんとして食いもんにしとると感じるようになったからこそ、藤峰達と以降も付き合うようなら覚悟が必要やと言ったんや。お前らがどれだけ苦労したかに善意を持って行動したとしても、藤峰達はその苦労やらの中身について考えることなく土産やらその時にあった事で返せばそれで自分達は対等・・・っちゅうように考えるやろうから、そんなことになってもえぇと思って付き合う覚悟がな」
『っ・・・!』
だからこそそんな有希子達と付き合うなら覚悟を持つことが必要なのだと、有希子達が前提として決して悪人ではないことも含めて話す冴島に小五郎は大きくツバを飲み込んだ。決して大袈裟だと否定も出来ず、かといってすぐにそうするとも言えない事の大きさを感じて。
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