帝丹高校教師冴島大河 コナン本編前

「男親であるお前がそんなしたい話やないのは承知しとる。そやけど今ここで重要なんは俺が何も言わんかったら工藤の生活についてを蘭ちゃんが助けとったやろうことについてやが、お前の目から見て工藤に対する想いがあったかもそうやが藤峰達もそれを把握しとったと思うか?」
『・・・まぁ言葉では何だかんだ言ってはいましたけど、俺も蘭が新一の事を好きなんだろうなとはすぐに分かりましたよ。そして有希子ちゃん達もその事については間違いなく感じているのは確かだと思います・・・特に有希子ちゃんは明らかに蘭と新一をくっつけたがっててお似合いみたいな事をよく言ってましたからね。そして蘭は俺がだらしないってんで仕方ないとか言いながらも、何だかんだと家事についてやってましたから多分というか先輩が何も言わなかったら、新一が家事について愚痴るようなことを言ったらまただらしないことについてブツブツ言いつつも、最後は新一の世話を焼いていたと思いますね・・・』
「やっぱりそういったことになるか・・・」
そんな小五郎にちゃんと考えるように言って答えるようにしろと冴島が質問をぶつけると、決して明るくない様子で返していくその中身にやはりと漏らす。自分も予想はついてたと。
『・・・先輩。もし先輩の言葉がなく今のままの状態のまま時間が進んで、蘭と新一が結婚するようなことになったらどうなると思いますか?俺としては先輩の言葉もあって、あまりいい未来が待ってるとは思えなくなったんですが・・・』
「・・・絶対にそんな事にはならんとは言わんが、少なくとも俺から見たら覚悟を持って付き合わな蘭ちゃんもそうやが毛利に妃ばかりが馬鹿を見る可能性は高いやろな」
『・・・覚悟を持って付き合う・・・?』
そこで小五郎はもう将来に蘭が新一と結婚するなら不安しか無いというように問い掛けを冴島に向けるが、覚悟を持つこととの返しに疑問の声が上がる。
「言うてしまうなら蘭ちゃんの側であるお前らばかりが割を食うような状態を受け入れられるかどうかや。今でさえ藤峰達は言えば帰って来るからとすぐには帰ってこれん場所におって、工藤一人でおるっちゅう状況の中で些細な事でも何でも工藤が困っとるんやったらお前らは工藤の事を助けることは出来るかもしれんが・・・お前らが困っとる時に工藤が助けになれる状況が何かと言うたら精々が事件が身近に起きたらそれを解決するくらいで、それ以外の時で役に立つようなことなんぞ想像出来んやろ。言葉は悪く聞こえるかもしれんが一人と三人じゃどうしても出来ることに差は出て来るのは否定出来んからな」
『それは、確かにそうですね・・・』
「そして加えて言うなら将来的に結婚したとなったらの場合がそこに乗っかってくる・・・もし将来藤峰達が今の海外暮らしが気に入ったから何かないなら日本に帰る気はないっちゅう選択を取った上で、子どもが生まれたとしたなら毛利に妃は蘭ちゃんの手助けは出来ても工藤の父親に藤峰はたまに帰って来て、孫を少しの間可愛がってはまた海外に戻る生活をしかねん可能性は高いやろうし・・・もしそこに探偵になるかまだ決まってへんからどうかともかく、工藤の性格的に仕事が忙しいから軽く笑いながらスマンゆうて、子どもの世話なり家事といったもんを蘭ちゃんやお前らに放り投げる可能性も十分に有り得ると俺は思っとる」
『っ!?』
・・・そこから冴島が言葉にしていった今の状態が変わらないままに時間が進んだならの仮定の話を受け、電話口でも明らかに分かる程に小五郎は引きつったように大きく息を呑んだ。有希子達も問題ではあるが新一はまた尚更に問題と言えるような事をしてくる可能性があるとの中身を、昔からよく工藤家の事を知る小五郎はそんなことしないと否定出来ずに納得してしまったというよう。









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