帝丹高校教師冴島大河 コナン本編前

「・・・さっき言ったやろ。昔からの態度が変わらん事は必ずしも悪い訳や無いと。けど今のお前らの関係を聞いたり見たりしたことで思ったんや・・・お前らは結婚して蘭ちゃんいう子どもを持っただけでその関係性やら気持ちを親としてや大人としてっちゅうもんに改める事が出来とらんから、今こうして互いに昔のままの気持ちやら考えから意地を張って反目しとるとな」
「なっ・・・わ、私達が親としても大人としても駄目だなんて、この人はともかく、流石に先輩でも怒りますよ・・・!」
「おい、俺はともかくってどういうことだよ!?」
「静かにせぇ!」
「「っ!」」
冴島はピンと来ていないといった反応を見せる二人にゆっくりと話をしていくが、その中身にカチンと来たと英理が怒り出すが小五郎が自分がけなされたと英理へと怒りを向けかけた時・・・冴島が怒りではない力を込めた一声をぶつけたことに二人は一瞬にして体を竦ませて静止してしまった。
「・・・そういうところを俺は言うとるんや。自分は悪うなくて相手が悪いんやと喧嘩腰になって、相手とぶつかり合って意地を張るような事を口にする・・・それが互いの事を昔から知っとるお前らやからこその昔からの接し方やったんやろうが、小さな子どもの頃から変わらん子どものままの接し方を大人になっても続けとるんやぞ。お前らは」
「「っ!」」
そしてそうしてかしこまった二人へと静かだが迫力のこもった声で話を進めていく冴島だが、その話の中身に二人は揃って唖然とした顔を浮かべてしまった・・・自分達のやり取りは冴島という端から見た人間からしたら、あまりにも子どものままから変わってい無さ過ぎるという事実を突き付けられて、嫌でもそれを理解せざるを得なかった事に。
「・・・そしてそんな風な気持ちにやり取りからお前らは蘭ちゃんいう子どもがおるのに、自分の気持ちが気に入らんっちゅうことを優先して態度も改められんまま妃は弁護士として活動することを優先し、そんな妃に毛利は悪態をつく形を取って結果としてどっちも相手に対して歩み寄らんで、何年も蘭ちゃんを悲しませるっちゅう結果を生み出した・・・これのどこに親としての務めを果たしとるゆうんや?答えてみぃ」
「「っ・・・!」」
だがそんな状態に構わず更に今度は蘭という子どもがいるのに、互いが互いに自分の気持ちを優先した判断をしたことについてを冴島が上げて親としての務めを果たしたと思えるかと問うと、また二人は揃って辛いという顔を浮かばせて言葉を失う以外になかった。子どもっぽいとハッキリ突き付けられた後に蘭の事を考えられず、自分から歩み寄るという選択肢を取れなかったことまで突きつけられては、親として何も恥じる事などしていないとは到底言える筈がないと。
「・・・どうやら俺の言いたいことは理解したみたいやな。たださっきも言ったように俺はここまで話したんやから絶対に仲直りせぇとは言わん。ここまで話をしても尚相手の事が嫌いやし一緒にいたない言うんなら、いっそここでもう離れた方が互いの為になると思うからな・・・ただそれで別れるにしても今までの話についてをお前らには心してほしいんや。そして本音を言い合うこと自体は悪いことやとは言わんが、相手やその周りにいるもんの事を考えて頭を冷やすこともそうやが相手の事を理解することもな」
「相手の事を、理解する・・・」
「お前らは互いに昔から相手の事を知っとるとでも思っとるかもしれんが、自分がこう言えば相手はどう反応するかだとかそういった事を考えず自分が言いたいことを相手にぶつけとるんや。そやから相手が納得することもあれば納得出来んとぶつかることも多々あるっちゅう結果に繋がる・・・よく知る相手やからこそ何も考えんと何でも言ってもいいもんやない。あまりあけすけ過ぎる物言いばかりしとっても喧嘩になることがようあったんはお前ら自身思い出せるんちゃうか?」
「・・・あ〜・・・確かにそれは否定出来ないですね・・・よく何も考えずポンと口にした言葉で何度喧嘩したことか・・・」
「えぇ・・・私もそうだしこの人もそういうように言ったことで何度喧嘩になったことか・・・」
それで冴島が話を理解したならいいと言いつつどうするかはともかくと、頭を冷やす事もだが相手の事を理解するようにと話を進めていき、小五郎もだが英理も実感がこもったように考えもなく発言をして互いに喧嘩をしていたと認め合う。理解しないままに発言していた事は多々あったと。









.
11/22ページ
スキ