帝丹高校教師冴島大河 コナン本編前
「さて・・・肉も酒も来たから一先ずはこれでいいだろうが、一体何が起きたんだよ中道?冴島先輩に先に報告したかったことって何なんだ?」
「・・・それなんだが、つい先日由美が殺されたんだ」
「な、何だと!?」
「・・・」
そうして小五郎と中道が隣に並んで座り、テーブル越しに冴島が座る形になって肉も酒も場に来た事で小五郎が本題に入るようにと中道に言うのだが、返ってきた重い言葉に小五郎は動揺に声を上げるが冴島はそっと顔をしかめるだけだった・・・由美とは冴島は二つ年が上の為に関わりは小五郎達より薄いが、同じ米花大学柔道部の一員であった存在である。
「・・・話を聞いた時に俺も驚いたんだ。そしてその犯人が由美を殺した動機についてが書かれた調書を見て、納得したんだ・・・これが冴島先輩の言っていた事だったんだってな」
「・・・先輩が言っていた事?どういうことだよ、中道?」
「・・・実は俺は由美とは大学の頃から二十代後半くらいまでは付き合ってたんだが、まだ大学の頃に冴島先輩から言われたことがあるんだよ。由美と付き合うだけなら別にいいが、由美と結婚したいと思うようになったとしてその想いを向け続けたとしても、由美がそれに応えるような様子を見せなかったら逃げるのは恥と思わず有無を言わず逃げろとな」
「えっ・・・どうしてそんなことを言ったんですか、先輩?」
「・・・俺の目から見て堀越が家庭もそうやが、子どもを持っても母親になれるような女には思えんかったからや。あいつは女であることにこだわり続けるような目をしとるとな」
「・・・女であることにこだわる?」
中道がその事を知った経緯を語ると共に由美とどういう関係だったかに、何を冴島に言われたのか・・・それらを話していったことに小五郎は冴島にどういうことかと問い掛けると、その感じ方から来る返答に眉を寄せる。
「俺も女と付き合った経験はそこまでないが、ある程度は周りの人間を見てきた。そしてその中で子どもを持っても親としての顔を見せることもなく、家庭に入って普通の幸せっちゅうもんを築かへんどころか、そんなもん年取っても全く求めてへん女としての幸せ・・・いや、女として生き続けたいし見られたい目とゆうヤツもな」
「っ・・・そんなものを冴島先輩は由美から感じてたんですか?」
「そうや。けど好きな女と共にいたいっちゅう中道の気持ちを俺の感じた事だけで終わらせるんは良うない思うて、中道が今言ったような事を言ったんや」
「・・・始めというか、大学を卒業するまでの頃は冴島先輩が何を言ってるのか俺は分からなかったんだ。由美とはこんな幸せに付き合えてるのに、何であんなことを言ったのかとな・・・けどそれが大袈裟じゃないって気付いたのが大学を卒業してから何度も結婚してくれってプロポーズしたのに、由美はハッキリと断って別れるんじゃなく答えをずっとはぐらかすような事ばかり言ってきたんだ。それでその事に何でだと思う中でふと冴島先輩が言ったことを思い出すと共に、もし本当に由美が結婚する気がないのかどうかを最後に試してみようと思ったんだ」
「試すって、何をしたんだ?」
「その時にちょうど地方へのしばらくの出向を誰かしないかって風な報せが来たんだが、それを利用しようと思ったんだよ。実際は立候補者を募る制度だったが、由美には辞令が下されて地方に異動になって会えなくなるから、もう結婚する気がないなら断ってくれて構わないから俺と結婚してくれって頭を下げる形で由美の気持ちを知ろうとな・・・だが由美はその俺の気持ちにならもう私達の関係は終わりだとアッサリ言葉にしたんだ。そして頭を上げて見たあいつの顔が今まで付き合ってる時には見せたことがない冷たく見下す微笑みだったことに、今の話を聞いて尚更に納得したがその時は単純に先輩は由美のこういった所を見抜いてたから、あぁ言ったんだって思ったんだよ・・・由美は始めから俺と恋愛感情から付き合ってた訳じゃねぇんだってな・・・」
「っ・・・!」
それで冴島が自身の経験も併せて中道にアドバイスをしたと言った後、中道がいかに由美と付き合ってきたかもだがそこでの結果に暗く重い表情を浮かばせた姿に小五郎も辛そうに表情を歪ませた。由美はそんな奴じゃないと信じたくないと否定しようにも、本当に由美を好きだったからこその絶望を味わったのは中道であって下手な慰めも出来ないと感じて。
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「・・・それなんだが、つい先日由美が殺されたんだ」
「な、何だと!?」
「・・・」
そうして小五郎と中道が隣に並んで座り、テーブル越しに冴島が座る形になって肉も酒も場に来た事で小五郎が本題に入るようにと中道に言うのだが、返ってきた重い言葉に小五郎は動揺に声を上げるが冴島はそっと顔をしかめるだけだった・・・由美とは冴島は二つ年が上の為に関わりは小五郎達より薄いが、同じ米花大学柔道部の一員であった存在である。
「・・・話を聞いた時に俺も驚いたんだ。そしてその犯人が由美を殺した動機についてが書かれた調書を見て、納得したんだ・・・これが冴島先輩の言っていた事だったんだってな」
「・・・先輩が言っていた事?どういうことだよ、中道?」
「・・・実は俺は由美とは大学の頃から二十代後半くらいまでは付き合ってたんだが、まだ大学の頃に冴島先輩から言われたことがあるんだよ。由美と付き合うだけなら別にいいが、由美と結婚したいと思うようになったとしてその想いを向け続けたとしても、由美がそれに応えるような様子を見せなかったら逃げるのは恥と思わず有無を言わず逃げろとな」
「えっ・・・どうしてそんなことを言ったんですか、先輩?」
「・・・俺の目から見て堀越が家庭もそうやが、子どもを持っても母親になれるような女には思えんかったからや。あいつは女であることにこだわり続けるような目をしとるとな」
「・・・女であることにこだわる?」
中道がその事を知った経緯を語ると共に由美とどういう関係だったかに、何を冴島に言われたのか・・・それらを話していったことに小五郎は冴島にどういうことかと問い掛けると、その感じ方から来る返答に眉を寄せる。
「俺も女と付き合った経験はそこまでないが、ある程度は周りの人間を見てきた。そしてその中で子どもを持っても親としての顔を見せることもなく、家庭に入って普通の幸せっちゅうもんを築かへんどころか、そんなもん年取っても全く求めてへん女としての幸せ・・・いや、女として生き続けたいし見られたい目とゆうヤツもな」
「っ・・・そんなものを冴島先輩は由美から感じてたんですか?」
「そうや。けど好きな女と共にいたいっちゅう中道の気持ちを俺の感じた事だけで終わらせるんは良うない思うて、中道が今言ったような事を言ったんや」
「・・・始めというか、大学を卒業するまでの頃は冴島先輩が何を言ってるのか俺は分からなかったんだ。由美とはこんな幸せに付き合えてるのに、何であんなことを言ったのかとな・・・けどそれが大袈裟じゃないって気付いたのが大学を卒業してから何度も結婚してくれってプロポーズしたのに、由美はハッキリと断って別れるんじゃなく答えをずっとはぐらかすような事ばかり言ってきたんだ。それでその事に何でだと思う中でふと冴島先輩が言ったことを思い出すと共に、もし本当に由美が結婚する気がないのかどうかを最後に試してみようと思ったんだ」
「試すって、何をしたんだ?」
「その時にちょうど地方へのしばらくの出向を誰かしないかって風な報せが来たんだが、それを利用しようと思ったんだよ。実際は立候補者を募る制度だったが、由美には辞令が下されて地方に異動になって会えなくなるから、もう結婚する気がないなら断ってくれて構わないから俺と結婚してくれって頭を下げる形で由美の気持ちを知ろうとな・・・だが由美はその俺の気持ちにならもう私達の関係は終わりだとアッサリ言葉にしたんだ。そして頭を上げて見たあいつの顔が今まで付き合ってる時には見せたことがない冷たく見下す微笑みだったことに、今の話を聞いて尚更に納得したがその時は単純に先輩は由美のこういった所を見抜いてたから、あぁ言ったんだって思ったんだよ・・・由美は始めから俺と恋愛感情から付き合ってた訳じゃねぇんだってな・・・」
「っ・・・!」
それで冴島が自身の経験も併せて中道にアドバイスをしたと言った後、中道がいかに由美と付き合ってきたかもだがそこでの結果に暗く重い表情を浮かばせた姿に小五郎も辛そうに表情を歪ませた。由美はそんな奴じゃないと信じたくないと否定しようにも、本当に由美を好きだったからこその絶望を味わったのは中道であって下手な慰めも出来ないと感じて。
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