正しいから許されると誰が決めた?
「・・・と言う訳なんです・・・」
「「・・・」」
・・・工藤家のリビングにて、二人の男・・・新一が追っていた組織を壊滅させる際に出会った赤井秀一と安室透がいた。
唐突に呼び出された二人は座るように勧められたソファーに赤井だけが座り、安室がドア付近に立っている中でテレビの横で蘭を隣につけた新一による説明を受けた。小五郎が今どうなっていて、自分達が会えないと言うことに。
「・・・それで、新一君達は僕達を呼んで何を求めてるんだい?」
「・・・どうにかおっちゃんと会いたいんだ。おばさんはおっちゃんの事を言うつもりがないようにしか見えなかったし、頼人は知ってるかどうか分からないし言ってくれるとも思えない。だから・・・」
「僕達公安に、赤井達のFBIに毛利さんの行方を調査してもらいたいと?・・・赤井が答える前に言わせてもらうが、僕はそうするつもりはないしもし君達や赤井がそうすると言うなら・・・僕は君達を逮捕する側に回らせてもらう」
「「っ!?」」
安室は自分達を呼び出した経緯についてを聞き、新一が人手を借りたいというように答えようとするが・・・そうしないどころか逮捕に回るとまで安室は強い口調で告げ、新一と蘭は驚愕してしまった。まさかの宣言に。
「・・・それは俺と協力したいと思えないからか?」
「確かにお前と協力するのはもうあの時だけで沢山だが、それはあくまでも俺の気持ちなだけだ。俺がそう言ったのは単純に協力する意味がないことにプラスして、むしろ協力しない方がいいと色々な面から判断したからだ」
「ほぅ・・・?」
その中で一人驚いてなかった赤井が挑発的なように真意を問うが、素の口調で返される安室からの言葉に興味深そうに声を上げる。
「まぁ新一君達の為に説明はするが、協力する意味がないと言ったのは妃弁護士の話に反対する理由がないからだ。話を聞く限り毛利さんの状態が良くないのは確かではあるだろうし、マスコミの事を考えている辺りもし何かあれば自分で会見なりコメントを出すなりする覚悟はしているんだろう。名字は変えても離婚はせずにいることもあるから、妻としての責任もあるだろうからね・・・そんな妃弁護士が言うからには、それこそ大袈裟ではなく毛利さんの体調に病院の事を案じているのが分かる。そこに自分達が会いたいからと言うだけで会いに行くのは妃弁護士や毛利さんに対してわがままを言っているだけだが・・・そこで君が言った僕達への協力の願い出は単なるわがままで済まされないどころか、むしろ犯罪行為以外の何物でもないんだ」
「は、犯罪行為!?」
「病院に入院する患者さんの情報を求めるのは普通に犯罪行為だよ。一応公安という立場上、妃弁護士が言ったような隠れ場所として病院に入った者への潜入捜査もあるみたいだが・・・毛利さんが体調が優れずその病院にちゃんと検査してもらった上で入ったと言うなら犯罪者ではないから、公安としての権限を使って入ることは出来ない。なのにもしそれでも毛利さんの事を探ろうというのならプライバシーの損害にあたる・・・君や蘭さんが探偵であったり身内のコトだから大丈夫だというような考えを持ったとしても、何の罪もない入院患者をそんな気持ちで普通じゃない方法で探るのはダメだと言うことだ」
「「っ・・・!」」
安室は新一達に対して口調を改めて前者と後者の理由を説明していくのだが、後者のキッパリとした言葉に新一と蘭は息を詰まらせた。探偵としても身内としても無闇に探ることは犯罪だと言われたことに。
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「「・・・」」
・・・工藤家のリビングにて、二人の男・・・新一が追っていた組織を壊滅させる際に出会った赤井秀一と安室透がいた。
唐突に呼び出された二人は座るように勧められたソファーに赤井だけが座り、安室がドア付近に立っている中でテレビの横で蘭を隣につけた新一による説明を受けた。小五郎が今どうなっていて、自分達が会えないと言うことに。
「・・・それで、新一君達は僕達を呼んで何を求めてるんだい?」
「・・・どうにかおっちゃんと会いたいんだ。おばさんはおっちゃんの事を言うつもりがないようにしか見えなかったし、頼人は知ってるかどうか分からないし言ってくれるとも思えない。だから・・・」
「僕達公安に、赤井達のFBIに毛利さんの行方を調査してもらいたいと?・・・赤井が答える前に言わせてもらうが、僕はそうするつもりはないしもし君達や赤井がそうすると言うなら・・・僕は君達を逮捕する側に回らせてもらう」
「「っ!?」」
安室は自分達を呼び出した経緯についてを聞き、新一が人手を借りたいというように答えようとするが・・・そうしないどころか逮捕に回るとまで安室は強い口調で告げ、新一と蘭は驚愕してしまった。まさかの宣言に。
「・・・それは俺と協力したいと思えないからか?」
「確かにお前と協力するのはもうあの時だけで沢山だが、それはあくまでも俺の気持ちなだけだ。俺がそう言ったのは単純に協力する意味がないことにプラスして、むしろ協力しない方がいいと色々な面から判断したからだ」
「ほぅ・・・?」
その中で一人驚いてなかった赤井が挑発的なように真意を問うが、素の口調で返される安室からの言葉に興味深そうに声を上げる。
「まぁ新一君達の為に説明はするが、協力する意味がないと言ったのは妃弁護士の話に反対する理由がないからだ。話を聞く限り毛利さんの状態が良くないのは確かではあるだろうし、マスコミの事を考えている辺りもし何かあれば自分で会見なりコメントを出すなりする覚悟はしているんだろう。名字は変えても離婚はせずにいることもあるから、妻としての責任もあるだろうからね・・・そんな妃弁護士が言うからには、それこそ大袈裟ではなく毛利さんの体調に病院の事を案じているのが分かる。そこに自分達が会いたいからと言うだけで会いに行くのは妃弁護士や毛利さんに対してわがままを言っているだけだが・・・そこで君が言った僕達への協力の願い出は単なるわがままで済まされないどころか、むしろ犯罪行為以外の何物でもないんだ」
「は、犯罪行為!?」
「病院に入院する患者さんの情報を求めるのは普通に犯罪行為だよ。一応公安という立場上、妃弁護士が言ったような隠れ場所として病院に入った者への潜入捜査もあるみたいだが・・・毛利さんが体調が優れずその病院にちゃんと検査してもらった上で入ったと言うなら犯罪者ではないから、公安としての権限を使って入ることは出来ない。なのにもしそれでも毛利さんの事を探ろうというのならプライバシーの損害にあたる・・・君や蘭さんが探偵であったり身内のコトだから大丈夫だというような考えを持ったとしても、何の罪もない入院患者をそんな気持ちで普通じゃない方法で探るのはダメだと言うことだ」
「「っ・・・!」」
安室は新一達に対して口調を改めて前者と後者の理由を説明していくのだが、後者のキッパリとした言葉に新一と蘭は息を詰まらせた。探偵としても身内としても無闇に探ることは犯罪だと言われたことに。
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