いつかを変えることの代償 番外編

「ただ優作のおじ様に関してはちょっとどころじゃなく本当に擁護出来ないのよね〜・・・新一君をあそこまで野放しにしてしまったことに関してはね〜・・・」
しかしそういった独り言を漏らす中で優作もだが新一に対しても心底から疲れたというように園子は漏らす。






・・・先に優作に言ったが、小五郎が新一や蘭を叱ってきた分があったからこそ新一が前のようになっていたというように園子は言った。そして新一や蘭がどんな感じになっているのかについてもある程度触れたが、実際にはそんな軽く言える程度の生温さではないと園子は感じていた。前程の距離感ではないとは言え同じクラスで過ごす時間が長かったことから、小五郎がいない二人の違いはここまでなのかと言えるのかというくらいにと。

人前というかマスコミがいる時はまだいいというより、新一が待ち望んでいたとばかりの事件を見事に解決した探偵という名誉を褒め称えて特集する面々の集まりだから、普段の振る舞いは全くなくなる形でよそ行きの態度を取る形で内心上機嫌に振る舞っていた。

だが新一といる時間の長い園子だとかクラスメイトに関しては、先の話に出したような形で自分はこういった事件に謎を解決したんだぞということを言って周りにアピールをしまくるような、まさしく子どもがすごいことをやったんだぞといった行動ばかりを取ってきた・・・それも幼稚園や小学生ぐらいの頃から変わることなくだ。

これに関してはまだ幼稚園に小学生くらいの時の周囲の反応はまだそれこそ年相応の考えしか出来ない子どもばかりだった為、園子を除いた周りはすごいことをしたんだねとぼんやり褒めるくらいのリアクションだったが・・・やがて時が経って小学高学年や中学生といった年齢の時には、もう周囲はハッキリとそんな新一の態度にうんざりといったようになる者が大半といった形になっていた。確かにすごいことをしているのかもしれないけれど、事件を解決すればそういった自慢話ばかりになるし事件が無くても推理小説だったり推理ドラマといった、完全に推理にしか寄ってない話題しかしてこない事にだ。

そしてそんな話の中身に皆ウンザリするようになるのだが、ここで小五郎がいない影響が出たのだ。誰もが誰も皆お前のように探偵や事件に推理といった物に興味があるわけではないのもあるが、他にも楽しい事があるのだからそちらにも目を向けろというように言われなかったという影響が。

この辺りは小五郎自身そこまで推理や事件といった物に興味が無かったというのもあるが、新一がそのように探偵関連以外の事に興味を持つような素振りを見せることすら無くそれら関連の話ばかりをしてくる事に、小五郎自身もウンザリといった気持ちを感じつつも話をしていったり接していったのである。時には蘭の事を持ち出して蘭がお前程探偵関連の話題にめちゃくちゃ食い付いてると思うのかだとか、オセロだったり他の子どもが遊ぶような遊びを持ち出したりしてこういったこともあるから遊ぼうというようにだ。

これは小五郎としても新一のそんな探偵関連ばかりの一辺倒な接し方にウンザリした部分もあって深く考えずの行動だったが、それでも効果はあって日常的な生活で何も起きてない時にはある程度はそれらの態度は緩和されて、クラスメイトなどとも悪くない関係を築くことは出来ていたのだが・・・小五郎がいなくなった今の新一には親身になってそういった事ばかりでは良くないと諭してくれるような存在はいない上で、親である優作は言い方は悪いが普通の子どもとは比べて断然に頭がいい新一なのだからという考えから、そういった自分の目の届かないところでの新一の事についても大丈夫だろうと盲目に見ていたことで、今の新一は探偵関連以外についての興味や楽しみが薄い子どもとなった訳である。









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