いつかを変えることの代償 番外編

・・・子はかすがいというような言葉があるが、人間関係という物は言葉だけで言うなら簡単な物に思えるかもしれないが、そうそう単純な物なら主張の違いといったことなど起こるものではない。だがそこで主義主張の違いこそあっても何か理由があるなら容易に別れるだったりといった事にならない場合もある・・・そういった時の代表的な礼として子がかすがいの役割を果たしたというように言われる事があるのだが、子どもでなくても誰かが誰かの繋がりを保つという役割を担うことはよくある事だ。

その点で英理との仲に関しては小五郎は向かい合う立場ということからかすがいになれず、誰かの助けも無かったことで意地を張り合う形で仲を悪くしてしまうばかりであったのだが・・・こと他者との間ではかすがいの役割を果たすことが多かった。小五郎は人柄がよく周りの人からよく思われている方だったのもある上で、調子に乗りやすい部分も相まって人との付き合いの中で色々と動くこともあったのだ。

だから小五郎はプライベートでは友達も多くて人付き合いも多岐に渡るくらいにはなっていて、そういった気さくだったり面倒見のいい性格についてを把握していたことから、実際に心の中でも言葉にした訳では無いが優作や有希子は蘭や阿笠だけでなく、小五郎も新一の高校生活の助けに言わずともなってくれるとどこかしら打算的に考えたのもあって海外に行こうと決めたのであり、新一自身も蘭に会うこともそうだが小五郎に会うことを躊躇することはないくらいには好意はあった。

それくらいには小五郎は人柄という面では信頼されていたし、何だかんだで蘭と新一の関係について向かい合ってきた経緯もあり、少なからず二人の事に関して仲立ちしていた部分もあった。時には親として蘭にもだが身近な大人として新一に助言を送るなりなんなりとしてくる形でだ。

しかしそんな風にしてきた小五郎が新一達から事実を明かされて以降は出来る限り自分で頑張るためにもと新一達に近付かないようにとしたことにより、新一も蘭も気軽に助けてくれる存在じゃなくなったことで日常でのイザコザが目立つようになってきた上で、決定的な事が起きた時に蘭が普段はあまり頼れない英理に頼って、新一はこういう時にも優作や有希子達に助けを求める事が出来ずに右往左往することになったのである。

そしてその結果として小五郎自身もヘマをしたというのもあって英理と離婚をすることになったのもあり、最終的に新一と蘭の二人は離婚することになって園子も逆行するとなった時にも復縁していないという状態だったのだが・・・もし二人が喧嘩した時に本当に困っているから助けて欲しいと新一か蘭のどちらかからでも言われていたなら、小五郎は色々言いはしても最終的には直接的な復縁まではまだしも一時的に距離を置くくらいで留まるようにと、最善ではないにしても最悪の事態にはしていなかったのではないかと園子は考えたのである。小五郎自身が英理とそういった状態だったからということでだ。

しかし小五郎が距離を離してしまったことによりそういったきっかけすらもが生まれなくなった事で様々な事が起こったと共に、新一達の関係の転換点となったと園子は考えた訳である。そして今回の新一と蘭があぁなった理由だというようにも。









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