近くに見えた物と遠くから見た物の差 後編
「・・・それでもう何も返せなくなった工藤にほとぼりを冷ましたいけど、探偵活動についてを我慢したくないならもう両親を頼って渡米すればいいんじゃないかと言って降谷は電話を切ったとよ。少なくとも組織の事を言ったならのペナルティを突き付けた事で、もう工藤はまともに動けなくなっただろうと確信したからこれでいいだろうと考えたとな」
『まぁ探偵活動をし続けたいと選ぶならそちらの方が断然いいでしょうけど、彼がはいそうしますなんて選ぶわけないでしょうね。そうしたら毛利さんと離ればなれになるわけだからそんなことを彼が軽々と決断出来るわけないでしょうし』
「だろうな。だがもう組織の事を言わないなら後は俺達にとってはどうでもいい。俺達に迷惑をかけないような決断を下すならな」
・・・そしてスピードワゴン財団の所有する施設の部屋の中。
承太郎は机に備え付けられた椅子に座り携帯電話で志保と話しながら経緯を説明した上で、後はもう終わりだろうというように返す。
「それよりそちらの生活はどうだ?東都から離れた所だから利便性は損なわれている事を不便に思っていないか?」
『問題無いわ。確かに利便性は下がったかもしれないけど、それでも顔を変えたのもあって人の目を気にしないでいい暮らしをお姉ちゃんと出来ているというだけで、私にとっては何より代え難い喜びに満ちた生活になっているから』
「ならいい」
それで次の話題だと今の生活についてと話を変える承太郎だが、電話口から聞こえてくる志保の声が穏やかに喜んでいるといった物だった事に、承太郎も口元を微笑で緩める。
・・・今現在志保は明美と共に名前と顔を変える形でスピードワゴン財団の人間としてではない形を取り、東都を離れて生活をしている。これは二人に普通の生活をしてほしいという気持ちも無いとは言わないが、しばらくの期間をカムフラージュの為に使うという意味合いを持たせる為であった。
これは二人の人間が生きてきた軌跡を作り出すこととその期間を設けた上で別人として過ごしてこういう人間は確かにいたんだという実績を作ることもそうだが、そうやって生活してもらうことで改めてスピードワゴン財団に保護されているならどうにか会いたいと懇願するだけならまだしも・・・勝手に自分が助け出さないといけないみたいに新一や赤井辺りから解釈されて考えられ、志保の居所を東都にいるならと顔も名前も変えたのに探し出した上で突撃してくるなんて事態を万が一にでも避ける為、新一がもう体としては大丈夫となった後すぐに東都から離れた場所に行って生活してもらっているのだ。
ただこの事に最初は姉妹二人とも自分達の事をバラさない為とはいえそこまでしてもらっていいのかというように言ったのだが、そこに関しては先に言ったように承太郎達の気持ちもあるからだというように返した。志保はまだ未成年というのもある上でこれまでは家族としてろくに時間を取ることも出来ずにいたのだから、志保が大学を出るくらいまでの間は新一達の目が向けられることも無い所でゆっくりすればいいと。
そういった返しに二人は感謝を表し、東都から離れた場にて姉妹仲良く暮らしているのである。志保は高校に通い、明美は財団のツテを通じて紹介された仕事場で働く形でだ。
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『まぁ探偵活動をし続けたいと選ぶならそちらの方が断然いいでしょうけど、彼がはいそうしますなんて選ぶわけないでしょうね。そうしたら毛利さんと離ればなれになるわけだからそんなことを彼が軽々と決断出来るわけないでしょうし』
「だろうな。だがもう組織の事を言わないなら後は俺達にとってはどうでもいい。俺達に迷惑をかけないような決断を下すならな」
・・・そしてスピードワゴン財団の所有する施設の部屋の中。
承太郎は机に備え付けられた椅子に座り携帯電話で志保と話しながら経緯を説明した上で、後はもう終わりだろうというように返す。
「それよりそちらの生活はどうだ?東都から離れた所だから利便性は損なわれている事を不便に思っていないか?」
『問題無いわ。確かに利便性は下がったかもしれないけど、それでも顔を変えたのもあって人の目を気にしないでいい暮らしをお姉ちゃんと出来ているというだけで、私にとっては何より代え難い喜びに満ちた生活になっているから』
「ならいい」
それで次の話題だと今の生活についてと話を変える承太郎だが、電話口から聞こえてくる志保の声が穏やかに喜んでいるといった物だった事に、承太郎も口元を微笑で緩める。
・・・今現在志保は明美と共に名前と顔を変える形でスピードワゴン財団の人間としてではない形を取り、東都を離れて生活をしている。これは二人に普通の生活をしてほしいという気持ちも無いとは言わないが、しばらくの期間をカムフラージュの為に使うという意味合いを持たせる為であった。
これは二人の人間が生きてきた軌跡を作り出すこととその期間を設けた上で別人として過ごしてこういう人間は確かにいたんだという実績を作ることもそうだが、そうやって生活してもらうことで改めてスピードワゴン財団に保護されているならどうにか会いたいと懇願するだけならまだしも・・・勝手に自分が助け出さないといけないみたいに新一や赤井辺りから解釈されて考えられ、志保の居所を東都にいるならと顔も名前も変えたのに探し出した上で突撃してくるなんて事態を万が一にでも避ける為、新一がもう体としては大丈夫となった後すぐに東都から離れた場所に行って生活してもらっているのだ。
ただこの事に最初は姉妹二人とも自分達の事をバラさない為とはいえそこまでしてもらっていいのかというように言ったのだが、そこに関しては先に言ったように承太郎達の気持ちもあるからだというように返した。志保はまだ未成年というのもある上でこれまでは家族としてろくに時間を取ることも出来ずにいたのだから、志保が大学を出るくらいまでの間は新一達の目が向けられることも無い所でゆっくりすればいいと。
そういった返しに二人は感謝を表し、東都から離れた場にて姉妹仲良く暮らしているのである。志保は高校に通い、明美は財団のツテを通じて紹介された仕事場で働く形でだ。
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