近くに見えた物と遠くから見た物の差 後編

・・・そうしてそれでその場は終わりとなり、その一週間の後に承太郎達に優作達と阿笠と小五郎という面子と新一は秘密の会合をすることになるのだが、そこで決まったことは結論だけを言うのなら小五郎は探偵を辞める事とスピードワゴン財団の職員になる事を受け入れると共に、優作達から億超えの慰謝料兼口止め料が小五郎に支払うのもそうだがもし以降に小五郎に迷惑をかけるような行動を取れば、同じだけの金額を上乗せで小五郎に支払った上で小五郎には近付けないような処置を取ることが決定した。

これは小五郎が今までの経緯を承太郎から話せと促された新一達からの話を受けて、相当なショックを受けた様子を見せたことからしばらくは表向きには病気療養にするということからスピードワゴン財団で預かることにするが、今まで散々小五郎を利用してきたことや後の事を考えていなかったことから慰謝料を払えと承太郎達は言ったのである。そしてその慰謝料に今回の事について世に出すこと無く口をつぐんで欲しいという口止め料も含ませろと。

そんな言葉に優作達は痛い所を突かれたとばかりになる以外になくなると共に、小五郎にそれだけの金を支払うことを約束することになるのだが・・・当の小五郎は話の衝撃が覚めやらぬといった状態だったのもあり全くその金に喜ぶ様子を見せる事なく、何とか事情は分かったし金も受け取るから何も言わないようにするしスピードワゴン財団で黙って働くことにすると力なく返すしかなかったことに、優作達は苦痛そうに表情を歪ませるしか出来なかった。

だがそこで承太郎は更に優作達へと念の為にということで、もうこの小五郎の様子を見たから分かるだろうが組織との事が終わってからまた何か別の揉め事が起きたとしても、小五郎はスピードワゴン財団の職員となって探偵を辞めるのもあるが、もう事実を知っているのだから今度は最初から協力をしてもらう・・・という名目で強制的に巻き込むようなことをしないようにさせる為、次に小五郎に何かしたらそれだけのペナルティを課させる事にすると告げた。

そんな承太郎からの言葉に新一はそこまで言うのかというように抗議したのだが、何も言わずに黙って小五郎を利用してきた上でその後の生活の危険についての一切を考えていなかった奴らに対して、これからはそんなことをしないから信じてくれと言っても言葉だけで信じられる筈がないが、本当にそう出来るならこの条件程度は守れるから別にいいだろう・・・というように挑発的とも取れるように承太郎が返すと、新一達は悔しげになりながらも否定出来なかった。もう今回のようなことなんか二度としないというように返したかったが、言葉だけで大丈夫なんて言えない程のことを新一達がやってしまった上で、約束を破らないなら金を払う必要はないのだと言われているのにそれをゴネるとなったら、自分達はまた同じような事があれば同じようにすると言っているような事になると揃って感じて。

そういった姿を見た承太郎は小五郎にそれでいいかと尋ねると、そこにもう俺には自発的に工藤家や阿笠は近付かないようにすることを条件に加えてくれ・・・と力なくも言った事に新一達は驚愕したが、病院に行くという形を取る以上蘭を英理に任せるしかないことと探偵事務所も貸しテナントにせざるを得ないが・・・それで仮に自分が居住スペースに戻ってきた後で何も知らずにまた同じように暮らすことになった蘭が新一達の事について話を切り出したり、交流をしようと切り出してくる事について我慢が出来なくなるのが目に見えているから、居住スペースも共に貸し出す事にする上で米花町から離れた所に住まいを借りて暮らすようにしたい・・・と続けて口にしたことに新一達は唖然とするしかなかった。小五郎の中ではもう新一達は信じるに値しない存在となってしまっているのだということに。









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