近くに見えた物と遠くから見た物の差 後編
「ですから僕は空条さんの言うようにした方がいいという側に回らせてもらいますが、話を聞いてみて感じた事として仮に新一君が元に戻ったとしても最低でも病気を理由として半年は探偵として活動すること自体はともかく、マスコミなどに顔を出していくのは止めるという条件も追加した方がいい思いますよ」
「えっ・・・ど、どうしてそんなことを・・・!?」
それで承太郎に賛成と言いつつ更なる条件の追加を切り出した降谷に、新一はまた動揺に揺れつつそう言った訳を問う。
「簡単に言うなら念には念を入れて冷却期間を置いたほうがいいと思ったんですよ。毛利さんに関しては病気療養を言い訳にマスコミをシャットアウト出来るかもしれませんが、『江戸川コナン』に関しては転校して姿を消したという事にしても君が元の体で活動していくにつれて、君やその周囲に対して『江戸川コナン』の事についてを取材に来る可能性は十分にあります。だからこの数ヶ月で存在を認知された『江戸川コナン』について一定期間誰も触れないようにする形にして、『江戸川コナン』という存在を人々の記憶から印象を少しでも薄くしていく為の期間を置くべきだと考えたんですよ。もしもの可能性は少しでも減らすためにとね」
「っ・・・『江戸川コナン』の記憶に印象を薄くって、消すことは出来ないんですか・・・?」
「少なくともメディアに載った事に関しては下手に全部一斉に消去し、そんな存在なんか最初からいなかったなんて風に振る舞うのはもう絶対に無理なんだよ。僕達公安だけでなく誰の力を以てしても人々の記憶から全部無くしてしまうなんてね。だから君がやれることは今僕が言ったことを追加した事も含めて出来る限りの可能性を下げることか、それとも感情的に大丈夫だと言い張ってもしもの危険性が付きまとう生活を送ることにするか・・・元の体に戻れたらと仮定しても君やその周囲の事を以降も含めて考えるなら、少しでも何かが起きるのを避けると共に君のやってきたことのツケを払うべきだと僕は思うよ。君自身が作り出した『江戸川コナン』という歪な存在をもう少しでも表に出さない為にもね」
「っ!」
その理由は主に『江戸川コナン』という存在の印象を少しでも消す為の物と降谷は言うが、完全に消えないのは何故といったように新一が漏らしたことにまず無理だということもだが・・・自分でやったことの責任を取るべきというように言えば、新一は愕然としたように顔色を青くした。降谷がそのように『江戸川コナン』の事を悪しざまに聞こえるように言ったこともだが、もしもの際に一番『江戸川コナン』に振り回されるのは他ならぬ新一自身だと嫌でも否定出来なかった事で。
「・・・そういうことならこっちも空条さんの言ったことにもだけれど、新一君がしばらくマスコミの前に出ないようにという案には賛成させてもらうわ。私はCIAの人間として日本で言ったような騒ぎが起きても解決の為に行動出来る立場にはないし、『江戸川コナン』についてを少しでも組織が無くなって以降に表に出さないようにする為にはそれくらいしないといけないと思ったから」
「っ!」
「・・・だとのことだが、どうする?」
「・・・分かり、ました・・・話の中に出たようにするようにします・・・」
そしてそれまで経過を黙って見ていた水無が賛成する旨を重い声色で告げた事に新一は衝撃を受け、承太郎の確認の声にもうどうしようもないのだと理解して力なく頷くしかなかった。ジョディ達も表情を何とも言えない物に変えて、何も言えなくなったといったように黙る形でだ。
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「えっ・・・ど、どうしてそんなことを・・・!?」
それで承太郎に賛成と言いつつ更なる条件の追加を切り出した降谷に、新一はまた動揺に揺れつつそう言った訳を問う。
「簡単に言うなら念には念を入れて冷却期間を置いたほうがいいと思ったんですよ。毛利さんに関しては病気療養を言い訳にマスコミをシャットアウト出来るかもしれませんが、『江戸川コナン』に関しては転校して姿を消したという事にしても君が元の体で活動していくにつれて、君やその周囲に対して『江戸川コナン』の事についてを取材に来る可能性は十分にあります。だからこの数ヶ月で存在を認知された『江戸川コナン』について一定期間誰も触れないようにする形にして、『江戸川コナン』という存在を人々の記憶から印象を少しでも薄くしていく為の期間を置くべきだと考えたんですよ。もしもの可能性は少しでも減らすためにとね」
「っ・・・『江戸川コナン』の記憶に印象を薄くって、消すことは出来ないんですか・・・?」
「少なくともメディアに載った事に関しては下手に全部一斉に消去し、そんな存在なんか最初からいなかったなんて風に振る舞うのはもう絶対に無理なんだよ。僕達公安だけでなく誰の力を以てしても人々の記憶から全部無くしてしまうなんてね。だから君がやれることは今僕が言ったことを追加した事も含めて出来る限りの可能性を下げることか、それとも感情的に大丈夫だと言い張ってもしもの危険性が付きまとう生活を送ることにするか・・・元の体に戻れたらと仮定しても君やその周囲の事を以降も含めて考えるなら、少しでも何かが起きるのを避けると共に君のやってきたことのツケを払うべきだと僕は思うよ。君自身が作り出した『江戸川コナン』という歪な存在をもう少しでも表に出さない為にもね」
「っ!」
その理由は主に『江戸川コナン』という存在の印象を少しでも消す為の物と降谷は言うが、完全に消えないのは何故といったように新一が漏らしたことにまず無理だということもだが・・・自分でやったことの責任を取るべきというように言えば、新一は愕然としたように顔色を青くした。降谷がそのように『江戸川コナン』の事を悪しざまに聞こえるように言ったこともだが、もしもの際に一番『江戸川コナン』に振り回されるのは他ならぬ新一自身だと嫌でも否定出来なかった事で。
「・・・そういうことならこっちも空条さんの言ったことにもだけれど、新一君がしばらくマスコミの前に出ないようにという案には賛成させてもらうわ。私はCIAの人間として日本で言ったような騒ぎが起きても解決の為に行動出来る立場にはないし、『江戸川コナン』についてを少しでも組織が無くなって以降に表に出さないようにする為にはそれくらいしないといけないと思ったから」
「っ!」
「・・・だとのことだが、どうする?」
「・・・分かり、ました・・・話の中に出たようにするようにします・・・」
そしてそれまで経過を黙って見ていた水無が賛成する旨を重い声色で告げた事に新一は衝撃を受け、承太郎の確認の声にもうどうしようもないのだと理解して力なく頷くしかなかった。ジョディ達も表情を何とも言えない物に変えて、何も言えなくなったといったように黙る形でだ。
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