近くに見えた物と遠くから見た物の差 後編

「そうなるが続いて厄介な事件を追っていたんじゃないというようにしろと言ったことに関してになるが、これはお前が全て終わったら組織の事をマスコミにも周囲にも発表して、だからしばらく姿を見せるのを避けていたんだというように言うつもりだったんだろう事が予想がついたから、別の言い訳を作れって言ってんだ。組織のことを言うのが駄目なら何か別の事件を追ってたなんてことが通用するわけねーってな」
「な、何でそれが通用しないって言い切れるんですか・・・?」
「質問に質問で返すような事を言うが、今から手っ取り早く何らかのデカい事件を見付けてこんな事件に関わっていて、それを解決したから元の生活に戻ってきたなんて都合の良い展開に出来るとでも思ってるのか?そんな長い間留守にして追うほどの厄介でデカい事件がそこら辺に転がってて、それを見付けたからハイ解決してきたから戻る・・・なんて展開がよ」
「っ・・・そ、それは・・・」
それで承太郎は続けて事件を追っていたという理由でなくすることについてを話していき、新一は何とか否定したいというようながらも痛い所を突かれたとばかりにくぐもった声を漏らすしか出来ずにいた。承太郎に言われたようそんな都合の良い展開なんか有り得るはずがないと納得するしかなく。
「だから別の理由を用意しろって言ってんだが、まぁ手っ取り早い理由付けは病気を患っててそれを周りに言いたくなかったから事件を追ってた上で、たまに具合が良くなったから学校にだとかに来たとでも言うって辺りだろうな。というよりお前の立場や性格を考えりゃ、それくらいしかまともに誤魔化せる様な理由付けなんざ出来ねーだろうよ」
「びょ、病気って・・・」
「空条さんの言っている事は間違ってないわよ。組織の事についてを下手に言えないのは貴方も流石に理解したでしょうけど、だからってそんなことを言いたくないみたいに思っても他にいい言い訳なんてあるの?学校や毛利さん達と離れて長い間留守にしてでも他に優先しないといけないみたいな用事は何かある?」
「っ・・・そう言われると、否定出来ねぇ・・・別にただ学校に来たくなかったみたいな不登校なんて理由は蘭達が度々ウチに来てたからそれで誤魔化すことは出来ねーし、第一家にすら帰らず何処にいたのかって風に言われたらどう答えりゃいいのかって考えると、どうしようもないとしか・・・」
だからだと承太郎が言う中で病気を理由にするくらいしかないと言い、志保もそれ以外にどう理由付けするのかと聞くと新一も葛藤はしても流石にお手上げとなるしかなかった。事件を追っていたから携帯に連絡してもろくに返すことも出来ず、居場所すらも何処にいるのかも誰にも分からない・・・みたいなご都合主義な設定を新一だからで受け入れさせてきたが、そうでないなら病気療養くらいしか確かに理由付け出来ないと。
「・・・となると新一君の両親にも協力してもらうというか、話はしないといけないでしょうね。今回のこの場にはいませんが阿笠博士共々組織の事を知っている立場にいる・・・そう考えればここでの決定だったりについてを話をしなければ様々な齟齬が生まれかねない事から、口裏合わせは確実に必要になることでしょう」
「それはこちらも考えている事だがFBIからの資料を見たからこそ重要な事がもう一つある。それは」



「毛利小五郎には絶対にここで決まったことを話した上で、全てが終わったら探偵を辞めてもらうようにしてもらわなければならないということだ」



「「「「っ!?」」」」
・・・それで降谷が優作達への話もしないとと言ったが、承太郎がそれよりもと口にした小五郎についての言葉に場の面々は一気に揃って驚愕に満ちた表情を浮かばせた。小五郎に探偵を辞めてもらうというまさかの言葉を受けて。









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