近くに見えた物と遠くから見た物の差 後編
・・・組織を壊滅させる為に協力してほしい。そうスピードワゴン財団からいくつかの有力情報と共に他の各機関とも連携を取って欲しいと言われた機関の長達は、ならばそうしようというようにそれぞれの思惑がありながらも頷くことにした。
だがそこで長達は頷いたものの、すんなり気持ちよくそうするとは言えない者達が存在していた・・・
「・・・スピードワゴン財団・・・その名前は俺も聞いたことはあるけど、まさかFBIやCIAより深く組織の事についてを知る程の所だったなんて・・・」
「正直に言うなら俺もそこまでの所だったのかと思ったものだが、問題はそこでスピードワゴン財団はFBIも含めて上層部に話を通して、各機関に共同体制で組織の壊滅をしようと持ち掛け・・・それに上層部が揃って頷いたことであって、このまま行けば俺とボウヤは組織を壊滅させる場には入れないということだ。まだ俺の生存に関してはジョディ達までで情報は止まっていて、FBIの上層部にもその事は伝えてないんだからな・・・」
「っ・・・!」
・・・工藤家のリビングにて、新一と『沖矢昴』のマスクを外した赤井は二人で向かい合って話をしていた。現状がどれだけ自分達にとってがまずい状況なのかを。
・・・赤井は現在組織を騙すためにとあるトリックを使って死人といった立場の存在となっていて、その生存を知る者はつい最近になってようやく同僚達に知らせざるを得ない状態になるまでは新一を含めても、精々三人といったくらいの人数であった。そしてそこにはFBIの上層部の人間は入っていなかった。
これは単純に情報が何処かで漏れるのを避けるためにと独断で赤井が本当に最低限の人数にしか事実を知らせないようにしていたからなのだが、それで同僚達には知らせた形にはなったがそれでもまだ上層部には明らかにしていなかった。それはあくまでやむを得ない処置というように見ていたからであって、そこは同僚達にも情報を明かさないようにと徹底をさせていた。
だがここでそうして秘密を徹底していたことが災いとなり、同僚達にはその上層部達の決定は伝わることにはなったが、赤井には報せがなかったのであって急遽新一を呼び出しマスクも脱ぐ形で話をしているのである。このままでは自分達にとってはまずいことになりかねないと・・・
「・・・取り敢えずジョディ達には後で俺のことについてはすぐに上層部に伝えてもらい、俺もその場に入れてもらえるようにはしたいと思うがここで問題なのはボウヤの事もだが・・・」
「・・・言いたいことは分かるよ、赤井さん。もう俺が自分の立場を明らかにしてでもそこに入ることをしなかったら、俺や灰原が元に戻る為の薬のデータが手に入らずじまいになる可能性も有り得るって事については・・・!」
「そういうことだ」
それでまだ自分はどうにかなるがと赤井が意味深な視線と言葉を向けると、新一は不満げに苛立つようにしながらも自分も決断しなければならないと口にした事に頷いて返す。
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だがそこで長達は頷いたものの、すんなり気持ちよくそうするとは言えない者達が存在していた・・・
「・・・スピードワゴン財団・・・その名前は俺も聞いたことはあるけど、まさかFBIやCIAより深く組織の事についてを知る程の所だったなんて・・・」
「正直に言うなら俺もそこまでの所だったのかと思ったものだが、問題はそこでスピードワゴン財団はFBIも含めて上層部に話を通して、各機関に共同体制で組織の壊滅をしようと持ち掛け・・・それに上層部が揃って頷いたことであって、このまま行けば俺とボウヤは組織を壊滅させる場には入れないということだ。まだ俺の生存に関してはジョディ達までで情報は止まっていて、FBIの上層部にもその事は伝えてないんだからな・・・」
「っ・・・!」
・・・工藤家のリビングにて、新一と『沖矢昴』のマスクを外した赤井は二人で向かい合って話をしていた。現状がどれだけ自分達にとってがまずい状況なのかを。
・・・赤井は現在組織を騙すためにとあるトリックを使って死人といった立場の存在となっていて、その生存を知る者はつい最近になってようやく同僚達に知らせざるを得ない状態になるまでは新一を含めても、精々三人といったくらいの人数であった。そしてそこにはFBIの上層部の人間は入っていなかった。
これは単純に情報が何処かで漏れるのを避けるためにと独断で赤井が本当に最低限の人数にしか事実を知らせないようにしていたからなのだが、それで同僚達には知らせた形にはなったがそれでもまだ上層部には明らかにしていなかった。それはあくまでやむを得ない処置というように見ていたからであって、そこは同僚達にも情報を明かさないようにと徹底をさせていた。
だがここでそうして秘密を徹底していたことが災いとなり、同僚達にはその上層部達の決定は伝わることにはなったが、赤井には報せがなかったのであって急遽新一を呼び出しマスクも脱ぐ形で話をしているのである。このままでは自分達にとってはまずいことになりかねないと・・・
「・・・取り敢えずジョディ達には後で俺のことについてはすぐに上層部に伝えてもらい、俺もその場に入れてもらえるようにはしたいと思うがここで問題なのはボウヤの事もだが・・・」
「・・・言いたいことは分かるよ、赤井さん。もう俺が自分の立場を明らかにしてでもそこに入ることをしなかったら、俺や灰原が元に戻る為の薬のデータが手に入らずじまいになる可能性も有り得るって事については・・・!」
「そういうことだ」
それでまだ自分はどうにかなるがと赤井が意味深な視線と言葉を向けると、新一は不満げに苛立つようにしながらも自分も決断しなければならないと口にした事に頷いて返す。
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