近くに見えた物と遠くから見た物の差 前編
「・・・アンタが自分からそう言いだしてくれるならちょうどよかった。実は明美の方からも赤井の盗聴の件が明らかになった辺りから、赤井のことはもう信じられないからスピードワゴン財団に一緒にいるようにしようと話したいと切り出したいと言っていた」
「っ、本当なの?」
「あぁ、明美からしても明らかにやり過ぎとしか思えないとのことだ。アンタを守る為にしたってとな」
「そうなのね・・・」
そして承太郎はならというよう明美の気持ちも同じような物だと伝えると、志保はホッとしたという様子を浮かべた。姉と同じ気持ちである事に喜ぶよう。
「まぁ赤井も赤井で問題だが、工藤との時間でアンタが何度も危険に晒された事についてを受けて、もう事が済めば工藤と関わるのは止めた方がいいと言いたいとも言っていた。特にベルモットにアンタの正体がバレて絶体絶命といった状態となった事件についてを知った時から、全てが終わったら工藤と共にいさせたくないと強く考えるようになっていたとな」
「っ、あの時ね・・・ベルモットが組織について思う所があるから工藤君も含めて今も私達が野放しにされてるって話だったけれど、それでもあの時は本当に一歩間違っていれば私もそうだけど毛利さんも死にかねない事態だった事を考えると、確かに私でも気持ちは良くないわ・・・」
ただそれは新一にも当てはまる事だとベルモットの名前を出す承太郎に、志保も確かにと苦い表情を浮かべた。状況が様々に重なっているから今の状態になってるが、やはり端から見ても気持ち良くない事態だったのだと。
・・・以前ピスコの時のよう、ベルモットという組織の人間に志保の正体がバレて拐われた事件が起こった。そしてその時に志保はベルモットに殺される一歩手前といった事態になったが、そこで志保が危険な状態になっていると密かにその場に来ていた蘭が志保を庇い立てする形で現れたのである。
ただそこで赤井率いるFBIの人間達が現れてベルモットの撃退に成功して蘭共々助かったのだが、その時の話を聞いて明美は愕然としたのである。いざという時には場に隠れて待機していたスタンド使いの面々で密かに対処して志保の安全を確保するように動ける体制を敷いていたが、そこまでの事態に陥ることになったのは新一が動いたからというのが大元の理由だと明らかになって、全てが終わったらもう新一の近くには志保はいてほしくないと考えるようになったのである。承太郎に助けられる前くらいの時は少なくとも悪くない気持ちだった筈が、もうピスコの件以降の流れもあって新一の近くにいても大丈夫だと信用なんてとても出来る筈がないとしか思えないと。
「まぁそういった意味じゃ今回結構タイミングが良かったぞ。つい先日に裏での手回しが成功して公安を始めとした機関と協力して、組織を壊滅させるための活動を実施出来ることになったからな。だから後はそれが終わって赤井に工藤との決別がちゃんと出来れば、晴れてお前は自由の身だ」
「・・・そう聞くと是が非でも頑張りたいとは思うけれど、あの二人をどうにかしないといけないと思うとちょっと面倒ね・・・」
「少なくとも工藤に関しちゃ心配はいらねぇよ。アレに関してはこっちが黙らせる事が出来る材料はいくつも持っているからな。だから工藤については俺達に任せてくれりゃいいし、赤井もアンタが協力しなくてもどうにでもしてやるからよ」
「・・・私が協力?」
しかしもうそれも近い内に終わるというようイルーゾォが言えば志保は複雑そうな表情を浮かべるのだが、承太郎が協力を望むかのような言葉を向けてきたことに首を傾げる。
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「っ、本当なの?」
「あぁ、明美からしても明らかにやり過ぎとしか思えないとのことだ。アンタを守る為にしたってとな」
「そうなのね・・・」
そして承太郎はならというよう明美の気持ちも同じような物だと伝えると、志保はホッとしたという様子を浮かべた。姉と同じ気持ちである事に喜ぶよう。
「まぁ赤井も赤井で問題だが、工藤との時間でアンタが何度も危険に晒された事についてを受けて、もう事が済めば工藤と関わるのは止めた方がいいと言いたいとも言っていた。特にベルモットにアンタの正体がバレて絶体絶命といった状態となった事件についてを知った時から、全てが終わったら工藤と共にいさせたくないと強く考えるようになっていたとな」
「っ、あの時ね・・・ベルモットが組織について思う所があるから工藤君も含めて今も私達が野放しにされてるって話だったけれど、それでもあの時は本当に一歩間違っていれば私もそうだけど毛利さんも死にかねない事態だった事を考えると、確かに私でも気持ちは良くないわ・・・」
ただそれは新一にも当てはまる事だとベルモットの名前を出す承太郎に、志保も確かにと苦い表情を浮かべた。状況が様々に重なっているから今の状態になってるが、やはり端から見ても気持ち良くない事態だったのだと。
・・・以前ピスコの時のよう、ベルモットという組織の人間に志保の正体がバレて拐われた事件が起こった。そしてその時に志保はベルモットに殺される一歩手前といった事態になったが、そこで志保が危険な状態になっていると密かにその場に来ていた蘭が志保を庇い立てする形で現れたのである。
ただそこで赤井率いるFBIの人間達が現れてベルモットの撃退に成功して蘭共々助かったのだが、その時の話を聞いて明美は愕然としたのである。いざという時には場に隠れて待機していたスタンド使いの面々で密かに対処して志保の安全を確保するように動ける体制を敷いていたが、そこまでの事態に陥ることになったのは新一が動いたからというのが大元の理由だと明らかになって、全てが終わったらもう新一の近くには志保はいてほしくないと考えるようになったのである。承太郎に助けられる前くらいの時は少なくとも悪くない気持ちだった筈が、もうピスコの件以降の流れもあって新一の近くにいても大丈夫だと信用なんてとても出来る筈がないとしか思えないと。
「まぁそういった意味じゃ今回結構タイミングが良かったぞ。つい先日に裏での手回しが成功して公安を始めとした機関と協力して、組織を壊滅させるための活動を実施出来ることになったからな。だから後はそれが終わって赤井に工藤との決別がちゃんと出来れば、晴れてお前は自由の身だ」
「・・・そう聞くと是が非でも頑張りたいとは思うけれど、あの二人をどうにかしないといけないと思うとちょっと面倒ね・・・」
「少なくとも工藤に関しちゃ心配はいらねぇよ。アレに関してはこっちが黙らせる事が出来る材料はいくつも持っているからな。だから工藤については俺達に任せてくれりゃいいし、赤井もアンタが協力しなくてもどうにでもしてやるからよ」
「・・・私が協力?」
しかしもうそれも近い内に終わるというようイルーゾォが言えば志保は複雑そうな表情を浮かべるのだが、承太郎が協力を望むかのような言葉を向けてきたことに首を傾げる。
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