近くに見えた物と遠くから見た物の差 前編
「君も今の話から彼に関わることがどれだけ危険かについては分かっただろうが、それを踏まえて言えることとしては例え私達が工藤君の前に現れて色々と話をしたとして・・・それこそ後は私達に任せて後方で待機していれば薬のデータを持って来るだとか、組織の壊滅はしてくるなどと言っても自分がやることだと拒否してくるのはまず間違いない。むしろ自分がやることに協力しろと言い出すことだろう。スピードワゴン財団は既にどれだけの情報を得ているのか・・・例えばボスにラムといった存在が誰であって、どこにいるのか把握している事を考えもせずだ」
「っ!?」
その上でだからと新一に話をしても言う事を聞かないだろうというように言っていくが、ピスコが口にした事に志保は驚愕に目を見開いた。正体を知る者すら稀なボスやボスの右腕と呼ばれているラムの事を居場所も含めて把握しているとのことに。
「言っておくが嘘じゃない。いかに奴らが裏社会で猛威を誇る人間だろうが、スタンドが見えないということはスタンドに対抗出来ないんだからな。そしてそのスタンドも直接的に戦うのが得意なタイプもいれば、諜報活動において力を発揮出来ると言ったように多岐にスタンドは存在している。だからこそスピードワゴン財団はボスとラムという二人の事についてを既に調べ上げているというわけだ」
「だ、だったら何で貴方達は組織の壊滅に動こうとしないの?」
「動く時は後腐れなく奴らを捕縛する事を念頭にしているからだ。何せ奴らの拠点は日本だけでなく他の国にもいくつもある上、日本人以外も多数存在しているからな・・・だからこちらとしてはボスにラムは勿論だがジンを始めとした組織に忠誠を誓っていて、取り逃したら危険分子として後顧の憂いになりかねない奴らの選定を行った上で、一斉に時間を置かずにそういった奴らを捕縛するといったように動く予定でいる。だがそうするにはスピードワゴン財団だけでは手が足りないのもあるから、出来る限りの情報を集めた上で日本なら公安で外国ならCIAといった面々にも協力してもらって動く為にも、まだ下準備をしているといった段階なんだ」
「・・・遺恨だとかを残さないためにもちゃんと準備をしてから動こうとしている、ということなのね・・・貴方達は」
「あぁ・・・だがそこで出て来たのが今ピスコが言ったように、工藤の存在だ」
すると次に答えたのは承太郎で自分達がいかに考えて動いているのかと話していくと、志保は納得といった様子を浮かべるが新一の名を出して承太郎は呆れているといったように首を横に振る。
「工藤も言葉ヅラだけは俺達と同じように一斉に奴らを捕まえた上で後腐れのないように全て片付けるとは言うだろう。だが今工藤の身を置いている環境として事実を知っているのは精々がこの家の家主にアンタに加えて、すぐに来るには時間がかかるような大阪にだとか海外にいるという両親や西の高校生探偵と呼ばれている服部っていう、ようやく片手の指が全部使えた程度の人間しか味方しかいねぇって状況だ。そしてその片手の指程度の過半数も近くにはいねぇで、アンタとこの家の主しか実質的にはすぐに工藤を助けられねぇって状況にある・・・そんな状態でどうやって組織を壊滅させようと工藤は考えてると思う?」
「っ・・・確かにそんな風に言われると、工藤君の手が足りなさ過ぎる事に関しては否定は出来ないけど・・・強いて言うなら工藤君が組織について決定的な証拠が見付かったら、知り合いの目暮警部達にその時に初めて話を通して奴らを逮捕するようにしてほしいって頼むようにするくらいしか考えはつかないわね・・・」
「だろうな。工藤からすりゃ自分でやれる分はやったし、後は警察に頼めばそれでいいと思うだろうが・・・今ついさっき俺は公安と言ったが、組織についてはもう公安案件の出来事でありスパイも組織の中に入り込んでいると確認が取れている。この事については工藤の立場じゃ預かり知らない事とは言えるかもしれねーが、組織のやってることがやってることなだけに普通の警察が関わるような案件じゃねーのかだとか、公安の案件かもしれねーと考えるような頭が自分の事だからで頭に来てることを加味しても、あまりにも事件の推理の時と違って考えて無さすぎる事を考えるととても工藤一人で奴らをどうこうなんて出来る筈もねーと感じちまう上で・・・そんな工藤を俺達が信用だとか出来る筈もねーってことだ」
そうしていかに新一が組織と対峙していこうとするのかを人数だとか警察の事を引き合いに出して承太郎は話していくのだが、だからこそ信用出来ないとそっと目を閉じた。
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「っ!?」
その上でだからと新一に話をしても言う事を聞かないだろうというように言っていくが、ピスコが口にした事に志保は驚愕に目を見開いた。正体を知る者すら稀なボスやボスの右腕と呼ばれているラムの事を居場所も含めて把握しているとのことに。
「言っておくが嘘じゃない。いかに奴らが裏社会で猛威を誇る人間だろうが、スタンドが見えないということはスタンドに対抗出来ないんだからな。そしてそのスタンドも直接的に戦うのが得意なタイプもいれば、諜報活動において力を発揮出来ると言ったように多岐にスタンドは存在している。だからこそスピードワゴン財団はボスとラムという二人の事についてを既に調べ上げているというわけだ」
「だ、だったら何で貴方達は組織の壊滅に動こうとしないの?」
「動く時は後腐れなく奴らを捕縛する事を念頭にしているからだ。何せ奴らの拠点は日本だけでなく他の国にもいくつもある上、日本人以外も多数存在しているからな・・・だからこちらとしてはボスにラムは勿論だがジンを始めとした組織に忠誠を誓っていて、取り逃したら危険分子として後顧の憂いになりかねない奴らの選定を行った上で、一斉に時間を置かずにそういった奴らを捕縛するといったように動く予定でいる。だがそうするにはスピードワゴン財団だけでは手が足りないのもあるから、出来る限りの情報を集めた上で日本なら公安で外国ならCIAといった面々にも協力してもらって動く為にも、まだ下準備をしているといった段階なんだ」
「・・・遺恨だとかを残さないためにもちゃんと準備をしてから動こうとしている、ということなのね・・・貴方達は」
「あぁ・・・だがそこで出て来たのが今ピスコが言ったように、工藤の存在だ」
すると次に答えたのは承太郎で自分達がいかに考えて動いているのかと話していくと、志保は納得といった様子を浮かべるが新一の名を出して承太郎は呆れているといったように首を横に振る。
「工藤も言葉ヅラだけは俺達と同じように一斉に奴らを捕まえた上で後腐れのないように全て片付けるとは言うだろう。だが今工藤の身を置いている環境として事実を知っているのは精々がこの家の家主にアンタに加えて、すぐに来るには時間がかかるような大阪にだとか海外にいるという両親や西の高校生探偵と呼ばれている服部っていう、ようやく片手の指が全部使えた程度の人間しか味方しかいねぇって状況だ。そしてその片手の指程度の過半数も近くにはいねぇで、アンタとこの家の主しか実質的にはすぐに工藤を助けられねぇって状況にある・・・そんな状態でどうやって組織を壊滅させようと工藤は考えてると思う?」
「っ・・・確かにそんな風に言われると、工藤君の手が足りなさ過ぎる事に関しては否定は出来ないけど・・・強いて言うなら工藤君が組織について決定的な証拠が見付かったら、知り合いの目暮警部達にその時に初めて話を通して奴らを逮捕するようにしてほしいって頼むようにするくらいしか考えはつかないわね・・・」
「だろうな。工藤からすりゃ自分でやれる分はやったし、後は警察に頼めばそれでいいと思うだろうが・・・今ついさっき俺は公安と言ったが、組織についてはもう公安案件の出来事でありスパイも組織の中に入り込んでいると確認が取れている。この事については工藤の立場じゃ預かり知らない事とは言えるかもしれねーが、組織のやってることがやってることなだけに普通の警察が関わるような案件じゃねーのかだとか、公安の案件かもしれねーと考えるような頭が自分の事だからで頭に来てることを加味しても、あまりにも事件の推理の時と違って考えて無さすぎる事を考えるととても工藤一人で奴らをどうこうなんて出来る筈もねーと感じちまう上で・・・そんな工藤を俺達が信用だとか出来る筈もねーってことだ」
そうしていかに新一が組織と対峙していこうとするのかを人数だとか警察の事を引き合いに出して承太郎は話していくのだが、だからこそ信用出来ないとそっと目を閉じた。
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