近くに見えた物と遠くから見た物の差 前編
「とは言えだからと志保を唐突に拐うような事をすれば確実に工藤新一は血眼になって志保の行方を探すだろうこともあるが、『灰原哀』と名乗るようになってからの交友関係があることからいきなり行方不明になったとなりゃ、どういうことだってそこら辺から騒がれて面倒な事になるのは十分に有り得ることだ」
「・・・特に工藤君以外で何も知らないからこそ友達として関わってきているあの子達ね・・・」
しかしそれも安易な手を取れないと今の志保の立場についてを承太郎が口にしていくと、明美も複雑そうに志保に出来た友達についてを口にするしか無かった・・・新一と行動を共にしやすい関係上志保の事についても度々情報を受けてきた明美だが、そこで明美を気遣ったのもあって噴上などから志保の現状の説明もだが写真も受け取ってきたことから、小さくなったからこそ穏やかな時間を過ごすと共に純粋に志保と友達として接してくれる三人の子ども達を辛い目に合わせたくないというよう。
「あぁ。だからこっちとしても下手に強硬手段を取りたくないが、それでももしもの事が起きたら工藤新一に関しては自分から首を突っ込んでいるからともかく、志保については明美の気持ちもあるから俺達としては放っておきたくはねぇ・・・だから一度あまり時間は取れなくとも志保と顔を合わせて話す時間を取ろうと思う」
「・・・えっ・・・?」
だがそれでも状況を打開する為にも行動を起こすと承太郎が口にした言葉に、戸惑う声を明美は口にするしか出来なかった。志保に会うという言葉に・・・
・・・そうして少しの時間が経って、志保は阿笠が買い物に行くということから自分は付いていかずに一人で阿笠邸に残る形を取って過ごしていた。
‘ピンポーン’
「・・・何かしら?はい、阿笠です」
『すみません、宅急便です。お荷物届けに参りました』
「っ、分かりました・・・今開けます」
そんな時にチャイムが鳴ってインターホンを取れる場のすぐ近くにいたことからすぐに応対した志保だが、そこで宅急便との声と帽子を目深に被った女性の姿に動揺しつつ開けると返す・・・顔までは見えなかったが聞き覚えのある声を受け、内心ではそんなことはないと考えつつすぐに引き取りを終わらせようと。
‘ガチャッ’
「・・・お待たせしました」
「・・・やっとこうして顔を合わせる事が出来たわね、志保」
「えっ・・・っ!?お、お姉ちゃん・・・!?」
・・・それで玄関を出て宅急便を届けに来た女性の前に姿を見せる志保だが、そこで目深に被った帽子のツバを上げた明美が笑顔を見せた事に志保は驚愕の表情と声を漏らした。
「待って、志保・・・人の目があるから出来れば後二人程一緒に話したい人がいるから、一緒に中に入れてもらえないかしら?私が今こうして生きている事が誰かの目や耳に入るとまずいことになるから」
「っ・・・え、えぇ分かったわ・・・」
「ありがとう・・・先に家に入ってて。すぐに二人を連れてくるから」
「う、うん・・・」
ただすかさず明美がまず家に入れてと自身の立場も交えて頼むように言えば、志保は動揺しつつも先に家に入っていく。
・・・そして志保が玄関で待っていると明美に承太郎と順々に入ってくるのだが・・・
「なっ・・・ピ、ピスコ・・・!?」
・・・三人目として普通に入ってきたピスコの顔を見て、驚愕と混乱の眼差しを志保は向けた。ピスコはジンに殺された上で表向きは枡山憲三として死亡が確認されたことは知っているのに、何故ピスコがいるのかと。
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「・・・特に工藤君以外で何も知らないからこそ友達として関わってきているあの子達ね・・・」
しかしそれも安易な手を取れないと今の志保の立場についてを承太郎が口にしていくと、明美も複雑そうに志保に出来た友達についてを口にするしか無かった・・・新一と行動を共にしやすい関係上志保の事についても度々情報を受けてきた明美だが、そこで明美を気遣ったのもあって噴上などから志保の現状の説明もだが写真も受け取ってきたことから、小さくなったからこそ穏やかな時間を過ごすと共に純粋に志保と友達として接してくれる三人の子ども達を辛い目に合わせたくないというよう。
「あぁ。だからこっちとしても下手に強硬手段を取りたくないが、それでももしもの事が起きたら工藤新一に関しては自分から首を突っ込んでいるからともかく、志保については明美の気持ちもあるから俺達としては放っておきたくはねぇ・・・だから一度あまり時間は取れなくとも志保と顔を合わせて話す時間を取ろうと思う」
「・・・えっ・・・?」
だがそれでも状況を打開する為にも行動を起こすと承太郎が口にした言葉に、戸惑う声を明美は口にするしか出来なかった。志保に会うという言葉に・・・
・・・そうして少しの時間が経って、志保は阿笠が買い物に行くということから自分は付いていかずに一人で阿笠邸に残る形を取って過ごしていた。
‘ピンポーン’
「・・・何かしら?はい、阿笠です」
『すみません、宅急便です。お荷物届けに参りました』
「っ、分かりました・・・今開けます」
そんな時にチャイムが鳴ってインターホンを取れる場のすぐ近くにいたことからすぐに応対した志保だが、そこで宅急便との声と帽子を目深に被った女性の姿に動揺しつつ開けると返す・・・顔までは見えなかったが聞き覚えのある声を受け、内心ではそんなことはないと考えつつすぐに引き取りを終わらせようと。
‘ガチャッ’
「・・・お待たせしました」
「・・・やっとこうして顔を合わせる事が出来たわね、志保」
「えっ・・・っ!?お、お姉ちゃん・・・!?」
・・・それで玄関を出て宅急便を届けに来た女性の前に姿を見せる志保だが、そこで目深に被った帽子のツバを上げた明美が笑顔を見せた事に志保は驚愕の表情と声を漏らした。
「待って、志保・・・人の目があるから出来れば後二人程一緒に話したい人がいるから、一緒に中に入れてもらえないかしら?私が今こうして生きている事が誰かの目や耳に入るとまずいことになるから」
「っ・・・え、えぇ分かったわ・・・」
「ありがとう・・・先に家に入ってて。すぐに二人を連れてくるから」
「う、うん・・・」
ただすかさず明美がまず家に入れてと自身の立場も交えて頼むように言えば、志保は動揺しつつも先に家に入っていく。
・・・そして志保が玄関で待っていると明美に承太郎と順々に入ってくるのだが・・・
「なっ・・・ピ、ピスコ・・・!?」
・・・三人目として普通に入ってきたピスコの顔を見て、驚愕と混乱の眼差しを志保は向けた。ピスコはジンに殺された上で表向きは枡山憲三として死亡が確認されたことは知っているのに、何故ピスコがいるのかと。
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