近くに見えた物と遠くから見た物の差 前編
「・・・アンタが衝撃を受けるのはアンタの勝手だ。だがそういったように組織にいた時のアンタも似たような事をしてきたと今言った上で、そういったやり方に裏社会ではだとか組織にいるんだからということで疑問を持たずにきた結果がアレだったんだ。そう考えりゃアンタの行動は端から見りゃ因果応報っていうように言った方がいいだろうな」
「・・・確かにそう言われては返す言葉もないな・・・組織の為にと様々に悪事に手を染めてはきたが、それがあのような形で自分に返ってくるなどと想像出来ていなかった事に関しては、酷く迂闊であったと思うよ・・・」
そんな反応に承太郎は厳しい言葉を続けて向けていき、ピスコもいかに自分が考えがなかったのかと嘆くように漏らすしか無かった。自分もかつて始末してきた者達のようになり得た可能性を全く考えていなかったと。
「・・・まぁそれも今回までだ。組織に関してが一段落するまではアンタにも組織の古株だった身として色々協力を頼むことになるだろうが、それが済めばアンタは戸籍やら名前やらを諸々と変えてスピードワゴン財団の所属の身となって職務に準じてもらう。そこでアンタが悪事やらに手を染めるような事がなけりゃ、後の人生は穏やかに過ごせるだろう」
「・・・穏やかに過ごす、か。そんな生活を私が享受していいのかとは思うが、あのような形で裏切られて殺されそうになったのを助けられた事を考えれば、贖罪などというつもりはないがもう悪事に手を染めることなく過ごさせてもらうよ。それがそちらに命を救われた事に対する礼だと思うからな」
しかしすぐにもう後は大人しくするなら条件付きでだが生きれると承太郎が言えば、ピスコは複雑さを滲ませはしたがそうすると穏やかに変えた微笑と共に返した。承太郎の気持ちを裏切らないと。
「・・・さて、アンタがそう言ってくれたからには次の話題に入ろう。明美の妹である志保の事についてな」
「っ・・・志保について、ですか・・・」
それで一件落着・・・ではなくすかさず次の話題だと承太郎が志保の事についてを切り出すと、明美の顔が辛そうに曇った。
「ハッキリ言って今回の件に関しちゃ、俺達も何故そうなるのかという気持ちにならざるを得ないくらいに偶然が重なったもんになった。まさか工藤新一もだが志保も共にあの会場に組織の手掛かりを求めて来ることになるとは当初思っちゃいなかったからな・・・ピスコがそこで小さな志保の姿を見て志保だと勘付く事も含めてだ」
「・・・確かに今となって考えて見れば私がシェリーの小さい頃の姿やあの薬についてを覚えていたのはまだしも、あそこにシェリーが現れるなどあまりにも偶然というには出来すぎているように思えるな」
「それだけじゃねぇ。そこで志保をさらったアンタの前に工藤新一が現れて真相を明らかにした後、気絶していたジンが現れてアンタに言い訳を許すだとかさせることもなく殺しにかかり、その後一時的にだが身体を小さくした薬を元に戻せる酒により身体が元に戻った志保とジンは対峙して追い詰められたが、工藤新一の手により辛くも志保は逃げられた上で志保は元の身体のままで今も逃げているとジン達は勘違いしている・・・志保の命が助かっていることに関してだけはまだいいと百歩譲って言えるかもしれねぇが、ハッキリ言っちまえばあまりにも出来過ぎた流れであると共に、これからも工藤新一の周りでそんな風に何だかんだでトラブルは起きても、最終的にうまく収まる・・・なんて都合の良い展開ばかり起こる事を期待してたら、いつか志保共々工藤新一達が奴らに殺されかねねぇ可能性はずっと消えて無くなりはしねぇだろうな」
「っ・・・!」
そこから承太郎があまりにも偶然が重なり続けた事に関してをピスコと話した上で、それらが続くだろうと志保や新一周りの危険を安穏と出来ない事を口にすると明美も辛いと表情を歪めるしか出来なかった。妹がずっと危険な場に身を置き続ける事は嫌だというように。
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「・・・確かにそう言われては返す言葉もないな・・・組織の為にと様々に悪事に手を染めてはきたが、それがあのような形で自分に返ってくるなどと想像出来ていなかった事に関しては、酷く迂闊であったと思うよ・・・」
そんな反応に承太郎は厳しい言葉を続けて向けていき、ピスコもいかに自分が考えがなかったのかと嘆くように漏らすしか無かった。自分もかつて始末してきた者達のようになり得た可能性を全く考えていなかったと。
「・・・まぁそれも今回までだ。組織に関してが一段落するまではアンタにも組織の古株だった身として色々協力を頼むことになるだろうが、それが済めばアンタは戸籍やら名前やらを諸々と変えてスピードワゴン財団の所属の身となって職務に準じてもらう。そこでアンタが悪事やらに手を染めるような事がなけりゃ、後の人生は穏やかに過ごせるだろう」
「・・・穏やかに過ごす、か。そんな生活を私が享受していいのかとは思うが、あのような形で裏切られて殺されそうになったのを助けられた事を考えれば、贖罪などというつもりはないがもう悪事に手を染めることなく過ごさせてもらうよ。それがそちらに命を救われた事に対する礼だと思うからな」
しかしすぐにもう後は大人しくするなら条件付きでだが生きれると承太郎が言えば、ピスコは複雑さを滲ませはしたがそうすると穏やかに変えた微笑と共に返した。承太郎の気持ちを裏切らないと。
「・・・さて、アンタがそう言ってくれたからには次の話題に入ろう。明美の妹である志保の事についてな」
「っ・・・志保について、ですか・・・」
それで一件落着・・・ではなくすかさず次の話題だと承太郎が志保の事についてを切り出すと、明美の顔が辛そうに曇った。
「ハッキリ言って今回の件に関しちゃ、俺達も何故そうなるのかという気持ちにならざるを得ないくらいに偶然が重なったもんになった。まさか工藤新一もだが志保も共にあの会場に組織の手掛かりを求めて来ることになるとは当初思っちゃいなかったからな・・・ピスコがそこで小さな志保の姿を見て志保だと勘付く事も含めてだ」
「・・・確かに今となって考えて見れば私がシェリーの小さい頃の姿やあの薬についてを覚えていたのはまだしも、あそこにシェリーが現れるなどあまりにも偶然というには出来すぎているように思えるな」
「それだけじゃねぇ。そこで志保をさらったアンタの前に工藤新一が現れて真相を明らかにした後、気絶していたジンが現れてアンタに言い訳を許すだとかさせることもなく殺しにかかり、その後一時的にだが身体を小さくした薬を元に戻せる酒により身体が元に戻った志保とジンは対峙して追い詰められたが、工藤新一の手により辛くも志保は逃げられた上で志保は元の身体のままで今も逃げているとジン達は勘違いしている・・・志保の命が助かっていることに関してだけはまだいいと百歩譲って言えるかもしれねぇが、ハッキリ言っちまえばあまりにも出来過ぎた流れであると共に、これからも工藤新一の周りでそんな風に何だかんだでトラブルは起きても、最終的にうまく収まる・・・なんて都合の良い展開ばかり起こる事を期待してたら、いつか志保共々工藤新一達が奴らに殺されかねねぇ可能性はずっと消えて無くなりはしねぇだろうな」
「っ・・・!」
そこから承太郎があまりにも偶然が重なり続けた事に関してをピスコと話した上で、それらが続くだろうと志保や新一周りの危険を安穏と出来ない事を口にすると明美も辛いと表情を歪めるしか出来なかった。妹がずっと危険な場に身を置き続ける事は嫌だというように。
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