探偵の想う矜持に力は更なる暴に砕かれる
「・・・今の話に関しては僕も聞いていて納得は出来ましたが、だからこそ聞きますが新一君についてはこれからどうしますか?言ってはなんですがこの状態の新一君を放っておくのは色々と危ないと思いますよ」
「・・・分かっています。ですからしばらくは家にいるようにして新一の様子を見ていこうと思いますが、場合によっては病院に入れることも考えています。もしもの事については話はしてはいましたが、流石にこんな状態の新一を放っておくことは色々と良くないと思いますので・・・」
「そうね・・・ですからこの後は新ちゃんをウチに連れて戻って療養させることにします・・・」
「・・・分かりました。後は新一君をゆっくり休ませてください。僕達は僕達で死刑囚達をどうにかするように動いていきますので」
そんな二人に安室も同意しつつ新一をどうするかと問い掛けると、優作も有希子も流石に見捨てられないからというように苦く返した事に頷くしかなかった。もう端から見て新一がすぐに復活出来ないのは明らかに見ていて場にいた全員感じた為に。
・・・そうして新一は優作と有希子に連れられる形で警視庁を後にしていき、何もする気も見せない様子にベッドに寝かし付けた上で二人は場を後にした。話に聞けば昨日から寝たといった様子もないままに茫然自失だったとのことから、一先ずゆっくり横にさせてやるべきだという話になってだ。
(・・・ここ、は・・・あの、公園・・・?)
・・・それで程なくして眠りについた新一が最初に見た光景は、スペックとある人物・・・花山が戦うことになった公園だった。
(っ!?あれは、スペックとあの人・・・!?)
そして目の前に現れたのは花山とスペックであり、その瞬間に新一はガタガタと身を震わせてしまった。今から起こるのが何かということを思い出して理解して・・・
・・・そこからは昨日の事がリプレイされたかのように同じ事が新一の眼前で繰り広げられ、新一はガタガタと体を震えさせる事しか出来なかった。スペックの容赦ない殺す気しか見えない凶器による攻撃もだが、凶器を捨てた後の無呼吸打撃のあまりの早さと凄まじさ・・・この攻撃を最初に見た時点で既に新一はもうスペックという存在が今までに出会ってきた事件の犯人達とは根本的に違う、別の生き物というようにしか思えなくなっていた。その容赦の一切ない攻撃もだが無呼吸打撃の様子にこんなことが出来る者が、自分と同じ人間だと思えないと。
だがそんなスペックの攻撃を受けながらも反撃を返していった花山の姿を見て、すごいというより先にきたのがなんであの攻撃を耐えるどころか警察ですらスペックにろくなダメージを与えられなかったのに、一発拳をぶち込んだだけで形勢逆転出来るのかと心底から理解出来ないとより一層の恐怖の感情であった。
だがそんな中で戦いが進み花山がスペックを一度は倒して気絶したといった姿になり、スペックを引きずって警視庁まで連れて行く姿を新一はガタガタ震える足を何とか動かしながら付いていくしか出来なかった。本来ならすぐに110番をして花山共々スペックを連行してもらうのが新一が普段ならやっていたことなのだが、もうその時には新一は普通の精神状態からかけ離れていて辛うじてそれでも何の為に花山がスペックをどこに引きずって行っているのかを知るため、なけなしの精神力を振り絞ってその後を付いていったのである。
ただそうして花山が警視庁に着いて事もだが警察の車に花山が応急処置をされた状態で乗った姿を見たことにより、一応その時は新一も安心したのだ。状況的にスペックは警察に引き渡されたこともだが、花山の姿から完全にヤクザだと見ていたことにより何かまた良からぬ事が起こるのではないかと 懸念してだ。
だがそんな風にホッとした新一が次に見た光景が復活したスペックが花山の乗った車をひっくり返した上で、また戦いが始まるという物だったのだが・・・そこでまた新一はガタガタと震え出したのである。辛うじて花山達を追えるくらいのなけなしの気持ちは残っていたのに、その気持ちが完全にへし折れた戦いが始まることに。
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「・・・分かっています。ですからしばらくは家にいるようにして新一の様子を見ていこうと思いますが、場合によっては病院に入れることも考えています。もしもの事については話はしてはいましたが、流石にこんな状態の新一を放っておくことは色々と良くないと思いますので・・・」
「そうね・・・ですからこの後は新ちゃんをウチに連れて戻って療養させることにします・・・」
「・・・分かりました。後は新一君をゆっくり休ませてください。僕達は僕達で死刑囚達をどうにかするように動いていきますので」
そんな二人に安室も同意しつつ新一をどうするかと問い掛けると、優作も有希子も流石に見捨てられないからというように苦く返した事に頷くしかなかった。もう端から見て新一がすぐに復活出来ないのは明らかに見ていて場にいた全員感じた為に。
・・・そうして新一は優作と有希子に連れられる形で警視庁を後にしていき、何もする気も見せない様子にベッドに寝かし付けた上で二人は場を後にした。話に聞けば昨日から寝たといった様子もないままに茫然自失だったとのことから、一先ずゆっくり横にさせてやるべきだという話になってだ。
(・・・ここ、は・・・あの、公園・・・?)
・・・それで程なくして眠りについた新一が最初に見た光景は、スペックとある人物・・・花山が戦うことになった公園だった。
(っ!?あれは、スペックとあの人・・・!?)
そして目の前に現れたのは花山とスペックであり、その瞬間に新一はガタガタと身を震わせてしまった。今から起こるのが何かということを思い出して理解して・・・
・・・そこからは昨日の事がリプレイされたかのように同じ事が新一の眼前で繰り広げられ、新一はガタガタと体を震えさせる事しか出来なかった。スペックの容赦ない殺す気しか見えない凶器による攻撃もだが、凶器を捨てた後の無呼吸打撃のあまりの早さと凄まじさ・・・この攻撃を最初に見た時点で既に新一はもうスペックという存在が今までに出会ってきた事件の犯人達とは根本的に違う、別の生き物というようにしか思えなくなっていた。その容赦の一切ない攻撃もだが無呼吸打撃の様子にこんなことが出来る者が、自分と同じ人間だと思えないと。
だがそんなスペックの攻撃を受けながらも反撃を返していった花山の姿を見て、すごいというより先にきたのがなんであの攻撃を耐えるどころか警察ですらスペックにろくなダメージを与えられなかったのに、一発拳をぶち込んだだけで形勢逆転出来るのかと心底から理解出来ないとより一層の恐怖の感情であった。
だがそんな中で戦いが進み花山がスペックを一度は倒して気絶したといった姿になり、スペックを引きずって警視庁まで連れて行く姿を新一はガタガタ震える足を何とか動かしながら付いていくしか出来なかった。本来ならすぐに110番をして花山共々スペックを連行してもらうのが新一が普段ならやっていたことなのだが、もうその時には新一は普通の精神状態からかけ離れていて辛うじてそれでも何の為に花山がスペックをどこに引きずって行っているのかを知るため、なけなしの精神力を振り絞ってその後を付いていったのである。
ただそうして花山が警視庁に着いて事もだが警察の車に花山が応急処置をされた状態で乗った姿を見たことにより、一応その時は新一も安心したのだ。状況的にスペックは警察に引き渡されたこともだが、花山の姿から完全にヤクザだと見ていたことにより何かまた良からぬ事が起こるのではないかと 懸念してだ。
だがそんな風にホッとした新一が次に見た光景が復活したスペックが花山の乗った車をひっくり返した上で、また戦いが始まるという物だったのだが・・・そこでまた新一はガタガタと震え出したのである。辛うじて花山達を追えるくらいのなけなしの気持ちは残っていたのに、その気持ちが完全にへし折れた戦いが始まることに。
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