探偵の想う矜持に力は更なる暴に砕かれる
「・・・私が言いたいことは二人が代弁してくれたが、そういうことなんだよ。かくいう私も新一君の昔の姿だったり発言などを思い返していって、探偵として推理をして犯人を暴いた時に何か物を見付けてそれをぶつけるで済ませる姿に、今だからこそ言えることとして新一君らしいと思う以上に強くありたいといった考えなどはないどころか、むしろそういった事を泥臭いであるとかカッコ悪いとまでは言わずとも、少なく見ても憧れる物としては見れないのだろうと感じたのだ。そういった強くありたいといった物は自分の目指すものとはかけ離れた物だというように」
「・・・そう言われると、目暮警部の言ったことは分かる気はします・・・新ちゃんは昔から体を鍛えることもそうだけれど、強くなりたいみたいなことを言っているのを見たことも聞いたこともないし、そうやって蹴った物をぶつける以外でどうこうしようなんて事をしようとしなかったって考えると、尚更にそういった男らしいみたいな事をするのを避けていたとすら思います・・・」
そんな二人の声から目暮は自身の感じた事についてを言葉にし、有希子も自身の見た新一の姿から間違ってはいないのではというように漏らす。力に関する男らしさに対する憧れを新一は持たないどころか、そんなものは自分らしくないと持つことすらなく生きてきたのではと。
「・・・加えて言うならその二人の戦いがあまりにも人間離れしていたこともそうだけれど、その凄惨さが新一君の見てきた事件だったり死体達と比べてもあまりにも凄まじかったというのもあったからじゃないからと思うわ」
「何?どういうことだ?」
「私も別に体の内側が見える程の激しい損壊をしているような死体なんかそうそう見てきたわけではないし、新一君もそこまでの経験はそれ程ないと思うわ。けれど話に聞くだけでも顔の両頬に穴が空いて、両膝を銃で撃たれるなんていうような大怪我なんてレベルで済ませられないような大怪我を負ったのに、それらを些細な事とばかりに喉を握り潰すなんていう普通じゃ有り得ないような攻撃を仕掛けてスペックを戦闘不能にして、撃たれた両膝なんて関係ないとばかりに最後に立っていた・・・今の話も併せるとそんな戦いは目撃者だった警官の人と違って、新一君からしたらあまりにも理解出来ない戦いだったんじゃないかと思うの。肉体がどれだけ凄惨に傷付き相当に痛むといった状態にあってもただ相手を倒す為だけに動くという、新一君から見たらそこまで来たらもう動けないだろうになんでそれでも動けるんだっていうように、その警官とは違って男としての憧れを持たないからこそ理解が出来なくて、そして理解が出来ないからこそそこまで出来るということに心底からの恐怖を抱くようになった・・・というようにね」
「・・・成程、理解出来ないからこその恐怖か。そう言われてみれば今までの話もあって納得出来るな。実際にスペックと戦った人物が受けたダメージの事を考えるなら、常人もだが俺達でも両頬に穴が空いたくらいの時にはもう意識を保つことはおろか、普通に死んでいてもおかしくないくらいのダメージになっていることだろうが・・・そこまできても尚戦うことが選べるその精神性に関しては俺も場にいたとしたなら、憧れを抱いてもおかしくはないとは思うが・・・そんな気持ちを持てないボウヤからしたらどちらも人の形をした得体の知れない怪物のように見えたのかもしれんな。こんなモノが自分と同じ人間だなんて認められないというよう」
更にそこで水無が新一がここまでになっているのは二人の事が理解出来なかったからこそではと自身の考えを話していき、赤井もその話に納得していった。他の誰かだったら話は別だったかもしれないが、新一の考えだったりについてをまとめ上げてきたからこそ新一では二人の事を理解出来ず、いまだかつてない恐怖を覚えたのだろうと。
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「・・・そう言われると、目暮警部の言ったことは分かる気はします・・・新ちゃんは昔から体を鍛えることもそうだけれど、強くなりたいみたいなことを言っているのを見たことも聞いたこともないし、そうやって蹴った物をぶつける以外でどうこうしようなんて事をしようとしなかったって考えると、尚更にそういった男らしいみたいな事をするのを避けていたとすら思います・・・」
そんな二人の声から目暮は自身の感じた事についてを言葉にし、有希子も自身の見た新一の姿から間違ってはいないのではというように漏らす。力に関する男らしさに対する憧れを新一は持たないどころか、そんなものは自分らしくないと持つことすらなく生きてきたのではと。
「・・・加えて言うならその二人の戦いがあまりにも人間離れしていたこともそうだけれど、その凄惨さが新一君の見てきた事件だったり死体達と比べてもあまりにも凄まじかったというのもあったからじゃないからと思うわ」
「何?どういうことだ?」
「私も別に体の内側が見える程の激しい損壊をしているような死体なんかそうそう見てきたわけではないし、新一君もそこまでの経験はそれ程ないと思うわ。けれど話に聞くだけでも顔の両頬に穴が空いて、両膝を銃で撃たれるなんていうような大怪我なんてレベルで済ませられないような大怪我を負ったのに、それらを些細な事とばかりに喉を握り潰すなんていう普通じゃ有り得ないような攻撃を仕掛けてスペックを戦闘不能にして、撃たれた両膝なんて関係ないとばかりに最後に立っていた・・・今の話も併せるとそんな戦いは目撃者だった警官の人と違って、新一君からしたらあまりにも理解出来ない戦いだったんじゃないかと思うの。肉体がどれだけ凄惨に傷付き相当に痛むといった状態にあってもただ相手を倒す為だけに動くという、新一君から見たらそこまで来たらもう動けないだろうになんでそれでも動けるんだっていうように、その警官とは違って男としての憧れを持たないからこそ理解が出来なくて、そして理解が出来ないからこそそこまで出来るということに心底からの恐怖を抱くようになった・・・というようにね」
「・・・成程、理解出来ないからこその恐怖か。そう言われてみれば今までの話もあって納得出来るな。実際にスペックと戦った人物が受けたダメージの事を考えるなら、常人もだが俺達でも両頬に穴が空いたくらいの時にはもう意識を保つことはおろか、普通に死んでいてもおかしくないくらいのダメージになっていることだろうが・・・そこまできても尚戦うことが選べるその精神性に関しては俺も場にいたとしたなら、憧れを抱いてもおかしくはないとは思うが・・・そんな気持ちを持てないボウヤからしたらどちらも人の形をした得体の知れない怪物のように見えたのかもしれんな。こんなモノが自分と同じ人間だなんて認められないというよう」
更にそこで水無が新一がここまでになっているのは二人の事が理解出来なかったからこそではと自身の考えを話していき、赤井もその話に納得していった。他の誰かだったら話は別だったかもしれないが、新一の考えだったりについてをまとめ上げてきたからこそ新一では二人の事を理解出来ず、いまだかつてない恐怖を覚えたのだろうと。
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