探偵の想う矜持に力は更なる暴に砕かれる
「・・・これで分かったでしょ、新一君。私達が危惧している事は君が動けば大袈裟や冗談なんかじゃ一切なく、本当に有り得ることなの。あの組織との時と違って知恵や搦め手などを使わない純粋な暴力による被害を私達は避けたいと思っていることは」
「っ、ちょっ、ちょっと待ってくれよ・・・だったら何で奴らは捕まって刑務所にいたんだよ・・・そんな奴らなら組織のような所が放っておかずに勧誘してそこに頼られる形で居着くだろうから、誰かが何とか捕まえたからそうなったんじゃないのか・・・?」
それで水無がもう諦めるようにというように話を締め括ろうとしたのだが、まだ新一は死刑囚達を捕まえるのを諦めきれないと何故刑務所にいたのかと捕まえられる可能性についてを問い掛ける。
「・・・その辺りの詳細に関しては他はハッキリとはしてないけれど、柳は資料によれば交番に自ら出頭してきたのよね?」
「えぇ。理由はしばらく休憩したいというように言っていたとの事ですが・・・その言葉通り柳は休憩が十分だと感じたのか、安々と刑務所を脱獄した。その言葉が嘘ではないというように・・・ただ組織のような所が勧誘しないのかに関してを新一君は聞いたが、確かに腕の立つ存在をスカウトしたいと思うのは普通だろう。だがそうならなかったのは単純に奴らを組織が知っていたかどうかはともかくとして、引き入れることによるもしものリスクがあまりにも大きかったからだと思うよ」
「・・・リスク?」
「そう。もし裏切られたらと考えた時に誰か一人しか勧誘してなかったと仮定しても、拠点の一つを潰してそいつを始末出来るなら御の字と言えるレベルと僕は感じているが・・・そう出来なかったら組織側としたら面子を潰した裏切り者をどうにかしたいと動いただろうが、それが実を結んだとしても相当な被害を奴らにもたらしていたのは確実だっただろう。そしてそもそもを言うなら組織の言う事を聞くような性格かどうかに関しても、東京に行くと自分の目的を大々的に宣伝するような自己主張の激しさを考えれば、奴らが組織と相性よく活動出来たかは怪しいと言わざるを得なかっただろうね」
「・・・だから組織は奴らの事を知っていたとしても、勧誘はしていなかったということか・・・」
「そうと見ているが、ここで問題なのはその事がどうこうと話すことではない・・・君が奴らを捕まえることが出来たというのなら自分にも奴らをどうにか捕まえられる可能性があるんじゃないかというように、話のすり替えをしようとしたことだ」
「っ!」
その声に水無が安室に柳の事を話しかけたことから新一に対しての説明をしていくのだが、そこで最後に視線と雰囲気を冷たくしながら話のすり替えと言った事に新一はハッと息を呑んだ。他の面々も一気に雰囲気が同じようになったのを感じた為に。
「・・・実際の所として奴らが何故刑務所に入っていたのかの理由は分からない。だが今まで話したように奴らからすれば刑務所は寝床に休憩の場といった程度で、例え眠らせて無理矢理刑務所に入れた所でまた脱獄されるのが関の山だ」
「現に先程FBIにCIAは射殺許可が降りなければ動かないと言ったが、俺達はどちらもが五人を殺すことを前提に動く為に日本政府に許可待ちをしている状態だ・・・非難なら後でいくらでもされても構わんから、奴らによる被害をこれ以上広めたくないから射殺許可を出すという許可が出るのをな」
「ただそれでも貴方からすれば殺さずに捕まえるだけに留めて、罪を償わせたいというように思うかもしれないけれど・・・罪を償うなんて敬虔な事が奴らに出来ると思うの?死刑を受けた二人もそうだけど他の三人も更に罪を重ねていると言うのに、貴方が捕まえたからもうそんなことはしないし出来ないというようになんて考え直すようなことが」
「そっ、それは・・・!」
そうして安室に赤井に水無と新一に言葉をかけていくのだが、水無からの問い掛けに盛大に声を詰まらせるしかなかった・・・新一は犯罪者を殺したいと思ったことはなく、あくまで捕まえて牢獄の中で罪を実感して償ってもらいたいと考えているだけだが・・・話を聞いてそんなことを死刑囚達がすんなりと受け入れるなど有り得ないと、新一自身も感じた為に。
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「っ、ちょっ、ちょっと待ってくれよ・・・だったら何で奴らは捕まって刑務所にいたんだよ・・・そんな奴らなら組織のような所が放っておかずに勧誘してそこに頼られる形で居着くだろうから、誰かが何とか捕まえたからそうなったんじゃないのか・・・?」
それで水無がもう諦めるようにというように話を締め括ろうとしたのだが、まだ新一は死刑囚達を捕まえるのを諦めきれないと何故刑務所にいたのかと捕まえられる可能性についてを問い掛ける。
「・・・その辺りの詳細に関しては他はハッキリとはしてないけれど、柳は資料によれば交番に自ら出頭してきたのよね?」
「えぇ。理由はしばらく休憩したいというように言っていたとの事ですが・・・その言葉通り柳は休憩が十分だと感じたのか、安々と刑務所を脱獄した。その言葉が嘘ではないというように・・・ただ組織のような所が勧誘しないのかに関してを新一君は聞いたが、確かに腕の立つ存在をスカウトしたいと思うのは普通だろう。だがそうならなかったのは単純に奴らを組織が知っていたかどうかはともかくとして、引き入れることによるもしものリスクがあまりにも大きかったからだと思うよ」
「・・・リスク?」
「そう。もし裏切られたらと考えた時に誰か一人しか勧誘してなかったと仮定しても、拠点の一つを潰してそいつを始末出来るなら御の字と言えるレベルと僕は感じているが・・・そう出来なかったら組織側としたら面子を潰した裏切り者をどうにかしたいと動いただろうが、それが実を結んだとしても相当な被害を奴らにもたらしていたのは確実だっただろう。そしてそもそもを言うなら組織の言う事を聞くような性格かどうかに関しても、東京に行くと自分の目的を大々的に宣伝するような自己主張の激しさを考えれば、奴らが組織と相性よく活動出来たかは怪しいと言わざるを得なかっただろうね」
「・・・だから組織は奴らの事を知っていたとしても、勧誘はしていなかったということか・・・」
「そうと見ているが、ここで問題なのはその事がどうこうと話すことではない・・・君が奴らを捕まえることが出来たというのなら自分にも奴らをどうにか捕まえられる可能性があるんじゃないかというように、話のすり替えをしようとしたことだ」
「っ!」
その声に水無が安室に柳の事を話しかけたことから新一に対しての説明をしていくのだが、そこで最後に視線と雰囲気を冷たくしながら話のすり替えと言った事に新一はハッと息を呑んだ。他の面々も一気に雰囲気が同じようになったのを感じた為に。
「・・・実際の所として奴らが何故刑務所に入っていたのかの理由は分からない。だが今まで話したように奴らからすれば刑務所は寝床に休憩の場といった程度で、例え眠らせて無理矢理刑務所に入れた所でまた脱獄されるのが関の山だ」
「現に先程FBIにCIAは射殺許可が降りなければ動かないと言ったが、俺達はどちらもが五人を殺すことを前提に動く為に日本政府に許可待ちをしている状態だ・・・非難なら後でいくらでもされても構わんから、奴らによる被害をこれ以上広めたくないから射殺許可を出すという許可が出るのをな」
「ただそれでも貴方からすれば殺さずに捕まえるだけに留めて、罪を償わせたいというように思うかもしれないけれど・・・罪を償うなんて敬虔な事が奴らに出来ると思うの?死刑を受けた二人もそうだけど他の三人も更に罪を重ねていると言うのに、貴方が捕まえたからもうそんなことはしないし出来ないというようになんて考え直すようなことが」
「そっ、それは・・・!」
そうして安室に赤井に水無と新一に言葉をかけていくのだが、水無からの問い掛けに盛大に声を詰まらせるしかなかった・・・新一は犯罪者を殺したいと思ったことはなく、あくまで捕まえて牢獄の中で罪を実感して償ってもらいたいと考えているだけだが・・・話を聞いてそんなことを死刑囚達がすんなりと受け入れるなど有り得ないと、新一自身も感じた為に。
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